対話は不要か必要か体験してから判断してよ
会社で「ありのまま対話委員会」という委員会のなんちゃって代表?っていうのかな、盛り上げ役をしています。
今日は私が3人のメンバー一緒に運営している委員会について紹介したく記事を書きました。
ありのまま対話委員会とは?
ありのまま対話委員会とは、今年の5月に結成された委員会で、エンジニアの多いゆめみでは若干、敬遠されているような気がするようなしないような...そんな感情を抱くこともありながら細々と、時には積極的に活動しています。
この委員会が生まれたきっかけ
ここから紹介させてもらいたいです。
この委員会は、外部の企業さんを交えてゆめみメンバー数人へのヒヤリング、対話の場を開催したことをきっかけに生まれました。その対話の場において、自分たちがそれぞれ"自分のこと"を考えていく中で、ゆめみがこんな会社になったらいいな、社会がこんな風になったらいいなというような、ゆめみという会社の展望を話すというような場が生まれたことを受けて、これは今後のゆめみに必要な場だと感じたのが始まりでした。
定期的な社内メンバー同士の対話の場作りの必要性を感じ委員会として立ち上げようと数人のメンバーが立ち上がりました。
ゆめみと「対話」の相性
もともとゆめみには、優れた意見を出したり、参加者による合意形成を行う「ディスカッション、ディベート」等は得意なメンバーが多くいます。Slackでのテキストベースでもそうですし、日々の会話の中でも「議論」が繰り広げられています。
ありのまま対話委員会では、新たな方向性を探るプロセスである「対話」を身に着けることを目的として進めています。「対話」はディスカッションとは違い敗者を作らない手法です。
異なる立場/意見に対して共感し、答えが見えない(もしくはそもそも無い)テーマに対しても、敗者を作らずトークをするような進行のため、対話に参加メンバーがありのままの考えを場に出しやすくなる。
この手法を委員会として進めることで、委員会の中ではもちろんですが、委員会以外においてメンバーが「対話」と「ディスカッション」を使い分けるような柔軟性が組織に生まれるのではないかと思い活動しています。
会社の中では、様々な職種や立場、チームがあります。そんな多くの大人が混じり合うなかで、言いづらいことあるかもしれないけど、思ったことそのまま出しても良いんだよ、この場では誰もがあなたを傷つけとうとは思ってないし、という場にしたいことから「ありのまま」という言葉を委員会の名前に入れました。
ありのまま対話委員会の活動
委員会の活動は、毎月「ゆめみぶっちゃけトーク」という対話企画をしています。テーマは毎回違っていて、会社のこと、仕事、勉強のことや働き方のここと・・・・
毎回テーマは(仮)で設けていますが、参加がそのとき気になっていることというフレッシュな話題をテーマに対話をしています。
画像に像の写真がありますが、この像は「群盲象をなでる/群盲象を撫ず評す」という言葉から来ています。私が初めて対話という手法に出会ったとき、「これいいな」と思ったのはこの「群盲象をなでる」という説明をしてもらったことでした。
自分が見ているのは物事の一視点にしかすぎない。同じものを見ていても、違う意見があるのは当たり前だと、なんともあたりまえのことかもしれませんがハッとさせられました。
私にはこう見えている。私はこう感じる。
対話では、自分の声を場に出す。という言い方をしたりします。誰かにぶつけるわけでも、誰かに届けようとするわけでもない。だたその場に出す。
自分が自分に向き合い感じたことを出すだけ。そんな一見簡単に思えることが、議論の場ではできないように思います。
議論をすると、「言い負かされるかもしれない」や「傷つくかもしれない」そんな恐怖心だけでなく、上司だから先輩だからと"忖度"とも言える発言を脳みそフル回転で考えないといけない状況になったり。議論の場でいったいどれぐらい自分が考えていることを素直に言うことができるんだろう。100%言えるかといえば、正直それはNoだと私は思います。
ただのおしゃべりでしょ?それだけだけじゃないんです
傷つくのが嫌なだけでしょ。論破されたくないんでしょ。自分の意見聞いてもらいたいだけでしょ。ただのおしゃべり。
この委員会の活動や方針を話す時、そんなフィードバックをもらうことがあります。
毎回スタートするとき、グランドルールというものを設定します。例えば、「誰かを傷つけない」や、「うまいこと言おうとしなくていい」、「言いたいことがあれば言ってもいいし、言わなくてもいいし。言いたいタイミングで話してOK」など、なんでもありのルール作りを参加者全員で行います。
ルールを作って、ガチガチにルールで縛るという訳ではなく、そういうルールを設けたいという認識合わせをしたということ自体を大切にしています。
そういう認識合わせをして、"今日は対話・議論じゃない"と意識するだけで、話し方や声の出し方、雰囲気が変わってきます。
誰かが出した声に対して、被せてなにか言ってみたり、その声から浮かんできた自分の思いをだしてみたり。対話ってただの足し算をしてるんじゃなくて、掛け算のような気がします。
なんとなく雑談のように感じるし、最終的になんとなく自分の中にモヤモヤや問題・課題が残ったりして、改めて考えると何が生まれたかわからない終わりに感じたりもします。
ですが、この委員会が生まれたのも、毎月開催する対話の会の終わりに参加者のみなさんが「次も参加したい」、「こういう場はあった方がいい」という感想がうまれることも、対話を通して生まれたということはわかります。
普段話したことがないメンバー同士で、もしくは同じチームのメンバーでぶっちゃけ話をしてみて、漠然と抱いている疑問に対して答えを自分なりにみつけられたり、不安に感じていたことが解消されたりされかけたり・・・
ただのおしゃべりだと感じていたのに委員会が生まれました。
ただのおしゃべりだと思っていたらこの機会もっと参加したいと思ったり。
・・・・・・・と、長々と書いてしまいましたが、今まで話したことない職種の人やチームの人と話せる機会って、案件が違うとなかなかないんですよね。
普段話したことない人と話してみるって、興味薄いかもしれないけれど、結構面白いですよ!ってだただた言いたい!
まだまだ社内的な認知度も低いですが、継続していけたらいいなと思います。
ここまで読んでいただけて嬉しいです。
ありがとうございました!
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