2024冬便り

昨年末の紅白は例年になく楽しかった。K-Pop勢も多く出演し、最後のYoasobiの「アイドル」の時の演出が最高だった。90年代に英米のバンドたちが交流してた時にワクワクしたのと同じように日韓のアイドルが交流してるのもワクワクできる。(アイドルには全く詳しくありませんが)
昨年のサマソニ1日目にスタジアムのトリのBlurを観た帰りに幕張メッセを歩いてたらYoasobiが入場規制になっていてこんなに人気あるんだとその時に知った。「アイドル」のラップだかなんだか分からないあのパート、クセになる。

元旦は例年通り妻と多摩大橋で初日の出を見てから箱根神社までドライブして初詣。出発が遅れたので初日の出は車をちょっと停めながらもうすでに登っている太陽に家族の健康だけを願う。
箱根に到着すると大渋滞。コロナ明けだからかと思ったが後で聞いた話だと地上波の番組で何か特集があったらしい。まだ地上波って影響あるんですね。我が家はスカパー、WOWOW、各ストリーミングしか見なくなってしまったのでたまにちらっと地上波を見るとCMの役者の豪華さに圧倒される。
CSのCMはどっさり出た、カレンダーにマル!、もう若い人ととしか遊べない、マカデラックス!とかそんなのばっかで疲れる。

ウノコレさんと柴さんの配信を見てたらアメリカはもう内戦状態らしい。明かにXやポッドキャストで対立に拍車をかけてると思うけど人間がスマホごときに支配されるとは思っても見なかった。私もXを一日数回は見てしまうけど自分の音楽を録音した時くらいしかツイートしなくなってきた。政治運動も思想の近いもの同士がいいね、リポストを繰り返すだけなので全く拡がりがなく、うまくいっていないと思うけどどうなんですかね?とりあえず現状への異議を申し立てることに意味があるということなのか。私はリベラル政党にしか投票をしたことはないが、Xも駅前のビラ配り、誰も引きつけない演説も全く効果がないようで歯痒く感じるばかり。

dipの「HOLLOWGALLOW」が素晴らしくて自分の好きな音がいっぱい詰まっていて繰り返し聞いてしまう。最高という気持ちから悔しいに変わり、もう俺は音楽を作らなくていいのではないかまでに至る。
車で何度も聞いていたら妻に「確かにいいけど、おっさんホイホイでしょ」と言われる。
ZAZEN BOYSの新作「らんど」も聴く。結構ロック寄りになったなあと思ったのと自分は歌詞に日本刀、銃、戦車とか武器類を使うほどタフではないなあと思った。たまに自分で作った歌が自分に襲いかかってくることがあるのでちょっと怖い。だからZAZENのアルバムはタフだなあといつも思う。私は頭の悪いラブソングを思いっきり歌いたいだけ。

XX少女、XXガール、XX少年、XXボーイといった歌が氾濫しているので「年金暮らしのエリー」という曲のデモ音源を作りサンクラにアップしたが再生回数が現時点で2回。妻に聞かせたら意味不明と言われた。The Cureの「Starling at the sea」のジャケットのようなインパクトを歌に求めたがうまくいかなかった。仕方がない。リンクを貼っておきます。聞いてみてください。

「汚いジジイ」とか歌って不愉快に思われた方もいらっしゃると思いますが、昨年まで住んでいたアパートの向かいの一軒家の老人が外から丸見えの大型テレビでワイドショーを見ていてイライラすると軒先に出てきて憎しみを込めて「カーッぺ!ペペペッ!」と唾を庭に吐き出すのでいつも私は「テレビのスイッチオフ!」と心で叫んでいた。こんなじいさんにはなりたくないなあと。あと10年後に私が生きていたとしてスマホでXを見てカーッペ!とやった時は私のスマホを放り投げてください。
また主人公のエリーは在宅勤務で昼にファミレスでランチを食べることが増えて、その際に70代くらいの女性が綺麗な服を着て姿勢良くステーキを食べている姿がかっこよくて素敵だったのが頭に残っていて勝手にモデルにしました。

最近は定年後のことをなんか考えてしまう。暗い気持ちでも明るい気持ちでもなく。ギターは手放していないと思うけど。





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