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大麻で英語学習 TED編

TED は英語を勉強する人はもちろん、「Ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」というコンセプトに基づいて、いろいろなジャンルの知識を手に入れることができるおかげで、ますます視聴されることが増えてきたプログラムです。

著名なアーティスト、サイエンティスト、CEOの人たちが本当に興味深いスピーチを披露してくれます。実際に講演会に参加するには多額の参加費を払わなくてはなりませんが、ネットで視聴するぶんにはタダ!

英語学習者の間ではTEDで英語学習をするのは、かなりスタンダードになりつつあります。理由のひとつは文章構成がしっかりしていること、試験などでスピーチを求められることが多いことなどかなと思います

実際にボクがオーストラリアの語学学校でIELTSというテストのクラスに通っていた時、先生にオススメされたサイトのひとつで、これが無料で利用できるのなら活用しない手はありません!

今回の記事はBen Cort氏の「What commercialization is doing to cannabis」を題材にして英語学習していきたいと思います

TED学習方法

ボクがTEDで英語学習する際の順番はこんな感じです

​① 動画を字幕なしで視聴
② 同じ動画を字幕ありで視聴(再生速度を上げても良し)
③ 動画内で学びたい部分を抜き出し
④ 抜き出した部分を重点的に学習

大体このような具合に進めていきます

それぞれのステップで以下のことを意識するといいかと思います

① どんな内容を言っているのかを把握
② 把握した内容に間違いがないかを確認
③ 認識間違い、興味を引いた部分を抜き出し
④ カラダに染みこませる

字幕の選択は下のようにできます

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再生速度も同様に設定できます

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TEDの使い方

それではより具体的に説明したいと思います

①と②については説明は必要ないと思うので、③から具体的に説明します

下記の画像のように「Transcript」をクリックすると話者が実際に話している原文が表示されます

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ここからスクロールして興味のある部分を探します

今回抜き出したのは以下の部分です

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動画の07:24~の部分ですね、ここの翻訳も合わせて抜き出しましょう

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スクロールして抜き出した部分の翻訳を確認して、内容をしっかりとアタマに叩きこみます

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さらにわからない単語や表現を調べます、「実際に使える表現だな」とか、わかっていてもカラダに染みついていないなと思ったら抜き出すようにしましょう!

disproportionate : 不釣り合いな, 不相応な, (…と)不釣り合いで​
incarceration : 監禁、投獄、幽閉
any further than : ~以上
prior to : …より前に、より先に
people of color : 白人種と異なった皮膚着色を持った人種(特に黒人)
come into force : 効力を発する

こんな感じですね、発音や文中の使われかたにも意識してカラダに覚えさせましょう

シャドーイング

その次に④のステップでシャドーイングを繰り返します

シャドーイングとは簡単に言うと読み上げられた文章を追っかけて読むことです

下の画像のようにクリックした文から動画が再生されるようになっていて、話者が実際に話している部分が青く表示されていきます

ted説明

シャドーイングのステップは以下のように行います

① 英文を聞きながら遅れてつぶやく(発音は意識せず音に集中)
② 英文と同時に発音(遅れないよう)
③ リズム、イントネーションに注目してシャドーイング
④ 苦手チェック(発音や意味が頭に入らないところなどを訓練)
⑤ 意味を意識したシャドーイング

再生速度は上記で説明した通りに変更可能なのでお好みで調整してください

③と⑤は特に重点的にやりましょう

ワンポイントアドバイス

口をよく動かすべし

英語と日本語では口周りの筋肉の使い方が大きく違います。実際に初心者がシャドーイングをすると、口の周りの筋肉が痛くなるというのはよくあることです。できる限り大きく口の筋肉を動かすことを意識してシャドーイングしましょう!

継続は力なり
リスニングや発音力は一朝一夕で身につくような簡単なものではありません!少しずつ積み重ねると、気づいたころには備わっているものです。何事にも共通することですが、継続は力なりと心得ましょう。

集中して短時間で

やってみるとわかるんですが、シャドーイングはかなりの労力をつかいます!30分間も集中してやると相当疲れるのではないでしょうか?なので、シャドーイングは集中して30分間以内くらいの短い時間でやるのがオススメです。集中力を欠いた状態でダラダラシャドーイングしても効果は薄くなってしまうと思います
完璧を求めない

みんなが完璧にできるかと言われると、そういうワケではありません。実際、7割くらいできれば良いやという気軽な気持ちでやることをオススメします。出来ない!とフラストレーションを溜めるくらいなら、「また今度の時にはできるようにしよう」くらいの気持ちで臨みましょう!

シャドーイングの7ヶ条を作りましたので参考にどうぞ

① 英文の意味理解にとらわれず、シャドーイングのみに集中すること
② 間をおかずに復唱すること
③ 最初はテキストを見ても良し、しかしそれは準備段階まで
④ 元の英文からあまり遅れないようにすること
⑤ リズムやイントネーションに着目してシャドーイングすること
⑥ 自分のレベルにあった教材を使用すること
⑦ 興味のある教材を使用すること

シャドーイングの学習効果については疑いがないと思っていますのでここでは詳しい説明は割愛させていただきます

正直に言うとTEDは英語学習中級者以上にオススメできます

理由は言わずもがな扱われているトピック、それに関する語彙の豊富さなどからです

しかし、初心者のかたでも再生速度を落とすなどすれば十分に活用できるかと思います

ここではTEDを題材にして記事を書きましたが、動画で英語学習する際には同じ方法で進めることができると思います!

まとめ

TEDを利用してシャドーイングすることにより、様々な国の有識者のすごい役に立つ知識をスピーチを通じて手に入れることができ、さらには英語学習もできてしまうという記事でした。


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