地獄の底で会いましょう
「多分、今の彼女と別れても私とは付き合わないでしょ?」
そうだと嬉しいけどね...と小声でそう付け加えた君を僕はどんな顔で見てたのだろうか。
そんな事ない、とは言えなかった。
否定するのを待ってたのか、それとも心の底からそう思ってるのか、それすら僕にはわからない。
綺麗に言語化するとセックスフレンド、でもやっていることは結局ただの浮気相手で。
会いに来てと言ったらくる君、踏み込んでこない関係値に甘え続ける僕。
あぁきっと僕は地獄に堕ちるんだ。
その時そこまで着いてきてくれると、僕は嬉しい。