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【特集】昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋

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2008年をピークに、日本の総人口は急降下を始めた。現在約1億2500万人の人口は、2100年には6000万人を下回り、半分以下となる見込みだ。人口増加を前提とした現行の社会保障…
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#少子化

【特集】昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋[Introduction]

【特集】昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋[Introduction]

編集部(川崎隆司)

「失われた30年」

〝平成〟という時代を総括するときにしばしば用いられるこの言葉にはどこか、〝昭和〟という時代を礼賛する響きがある。

 たしかに、敗戦後の焼け跡から国を再興し、経済面では、世界首位の米国に肉薄した輝かしい時代だった。そして、バブル崩壊によりその輝きが手からすり抜ける悔しさを味わった時代でもあった。

 高度経済成長期の幻想を追い求め続けた「平成」が終わり、

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「男性を家庭に返す」これが日本の少子化対策の第一歩|【特集】昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋[PART-4]

「男性を家庭に返す」これが日本の少子化対策の第一歩|【特集】昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋[PART-4]

山口慎太郎(東京大学大学院経済学研究科教授)

少子化対策は社会の構成員であるわれわれ全員の利益につながりうる。エビデンスに基づき、「子育てにおける男女平等」を目指した政策的介入が必要だ。

 2月22日、厚生労働省が発表した人口動態統計速報によれば、2020年の出生数は前年比2.9%減の87万2683人と過去最少であり、19年に続いて2年連続で90万人を下回った。期間合計特殊出生率は1971年~

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