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結婚式虎の巻!一般的な披露宴の進行内容はコレだ☆

こんにちは!
結婚式司会者の澤 智子です。

このnoteでは、結婚式の司会者を目指している方に向けて、司会者として活躍するための様々なノウハウを発信しています。

今回は、一般的な披露宴の進行内容を、司会者として注意するPOINTと共に伝授します。
これを見れば、披露宴の流れが見えてきて、司会者としてどんな事に気を付けて臨めばいいか分かりますよ。
最後まで是非ご覧下さいね。

披露宴の進行の流れはコチラ


迎賓
入場
開宴の辞
ウェルカムスピーチ
主賓祝辞
乾杯準備
乾杯
歓談
ウェディングケーキ
中座
プロフィールムービー
再入場
ラウンド&演出
スピーチ・余興
歓談
祝電披露
手紙朗読
記念品贈呈
両家代表謝辞
新郎謝辞
お開きの辞
退場
送賓

それでは、流れに沿って詳しく内容を紹介していきます。

迎賓


まずは、挙式後に披露宴会場に列席のゲストの皆様はご移動されます。
会場内に、どんどんゲストが入ってきます。

20180519山下様@ユニオン②_200524_0377


ここで注意POINT:
スムーズにお席に着けるよう誘導コメントを入れましょう。
例えば、席次表をお渡ししている場合は、『お手元の席次表をご覧頂きながらお進み下さい』や、入口に人がたまっていたら、『どうぞ皆様、順番にお席へとお進み下さい』とさりげなく促してあげましょう。

入場

いよいよ新郎新婦お2人の入場です。

(掲載OK)20190609 徳永様 @アッティモ_200524_0056


ここで注意POINT:
入場前にゲストが全員席に着いているか確認しましょう。
もうすぐ入場という場面になったら、お席に着いてもらうように促しておいても良いですね。

開宴の辞

お2人がメインテーブルに到着されましたら開宴の辞。
タイトルを司会者からお伝えします。
〇〇さん〇〇さんのご結婚披露パーティーなのか、ウェディングパーティーなのか
〇〇家・○○家のご結婚披露宴なのか、お打合せの時にお2人の希望のタイトルを聞いておきましょう。

ウェルカムスピーチ


これは、新郎様お一人か、お2人順番にするパターンがあります。

20200112藤原様 Hエマノン_200524_0318


ここで注意POINT:
お2人でウェルカムスピーチをされる場合は、ご一緒にされるのか順番なのか確認しておいて、どんな風に司会から振りのコメントを入れるか相談しておきましょう。

主賓祝辞

これは、列席の中で一番肩書が上の職場の方が行う事が多いです。

20200112藤原様 Hエマノン_200524_0306


ここで注意POINT:
主賓祝辞の方の会社名や肩書は正式な物でご紹介しましょう。
どんなに長くても正式にご紹介するのが一般的です。
お2人の入場前に、会社名・肩書・お名前に間違いがないか、ご本人に確認する事もお忘れなく。
ここで、ご祝辞の長さも伺っておきましょう。
通常は5分程度が多いのですが、もし10分以上お話ししたいと言われたら、現場責任者にその旨を伝えておくと、その後の時間調整を事前に出来ますよね。

乾杯準備


このお時間は、乾杯酒をサービスマンがお一人ずつのグラスに注いで行きます。
大体3~4分の時間が掛かるのですが、その時間にお2人のプロフィール紹介を司会者からする事が多いです。

20190811谷上様白坂様_200524_0122


ここで注意POINT:
長すぎるプロフィール紹介は、乾杯準備が終わっても続いていると間延びしますので乾杯準備と同じくらいの長さがベストです。
プロフィール紹介中に、サービスマンの動きをチェックして、その後の話すスピードを調整しましょう。

乾杯

乾杯のご発声の方をお呼びして、ご挨拶と乾杯のご発声を頂戴します。

20191208松﨑様@PARADISE_200524_0248


ここで注意POINT:
主賓祝辞の方同様、会社名や肩書は正式な物でご紹介しましょう。
お2人の入場前に、会社名・肩書・お名前に間違いがないか、ご本人に確認する事もお忘れなく。
この確認で、どれくらいご挨拶するかも確認します。
普通は、1分~5分ほどですが、お話し後にゲストに起立を促すのは、乾杯のご発声者からなのか、司会者からなのか、決めておきましょう。

歓談時間


ここで、お時間に余裕がある場合は、ゲストにお写真を促します。

(掲載OK)20190609 徳永様 @アッティモ_200524_0374


ここで注意POINT:
直ぐにお写真を促すと、プロカメラマンがメインテーブルでお2人のポーズ写真を撮っている可能性もあるので、様子を見ながら促しましょう。

ウェディングケーキセレモニー


ケーキが最初から置かれている事もあれば、そのシーンで初めてケーキが登場する事もあります。
ケーキにナイフを入れる入刀後は、ケーキの食べさせ合いっこのファーストバイトをされる方が多いです。

20180519山下様@ユニオン①_200524_0148


これは、新郎から新婦へ行った後、新婦から新郎へ行う交互のパターンと、新郎新婦同時に食べさせ合う方法があります。

20180519山下様@ユニオン②_200524_0174


ここで注意POINT:
新婦から新郎へは、大きいスプーンで行う事もあるので、その場合大いに盛り上げましょう。
食べた後、クリームがついてしまったら、新婦が新郎の口をおしぼりで拭いてあげても素敵なシーンになります。
その他にも、ラストバイトやサンクスバイト、ラッキーバイトなどあります。

お色直し中座


中座とは、衣装を変えるために、一旦席を外す事です。
これは、お2人一緒に中座する事もあれば、お時間のかかる新婦が最初に中座し、その後新郎が中座するパターンがあります。
この順番のパターンの場合は、それぞれにエスコート役を付ける事が多いです。

20200112藤原様 Hエマノン_200524_0137


ここで注意POINT:
エスコート役を前にお呼びしたら、もしプロカメラマンが入っている場合、並んでお写真を撮りますので
その後歩き出すようにコメントしましょう。

プロフィールムービー

中座中は、プロフィールムービーを上映する事が多いです。
お2人の生い立ちから出会い、お付き合いのお写真や映像を5分程度にまとめたものです。

20190811谷上様白坂様_200524_0353


ここで注意POINT:
ゲストの方が席を外していないかチェックしてから上映しましょう。
また、このお時間はお食事がストップしやすいので、お食事を召し上がりながら映像を見てもらうようにコメントを入れましょう。
映像は手作りの事もありますので、その場合はお2人が希望されていたらご紹介を入れましょう。

再入場

さぁ、いよいよ再入場です。
お色直しをされたお2人の入場となります。

20180519山下様@ユニオン②_200524_0298


ここで注意POINT:
衣装を変える事を、新郎様はお召し替え、新婦様はお色直しと言いますが、衣装を変えないパターンもあります。例えば、髪型だけ変えたり、ブーケだけ変えたり…その場合はお色直しというと違和感があるので、イメージチェンジなど言い方を変えましょう。

ラウンド&演出

お2人がラウンドして演出を行う事が多いです。
例えば、テーブルごとに写真を撮ったり、各テーブルのキャンドルに火を灯したり、オブジェにお水を入れて光のセレモニーを行ったり、バルーンをスパークして行ったり。
その演出に合ったコメントをしましょう。

20180519山下様@ユニオン②_200524_0148

20180519山下様@ユニオン②_200524_0055


ここで注意POINT:
テーブルごとのお写真を撮る場合は、テーブルのメンバーが全員揃っていないと撮影できません。
写真を撮るまで席に着いていてもらうようにコメントしましょう。

スピーチ&余興

お2人がメインテーブルに着いたら、スピーチや余興のお時間です。
ゲストがお食事をしながら、しっかりスピーチや余興を楽しめる雰囲気を作りましょう。

20191208松﨑様@PARADISE_200524_0214


ここで注意POINT:
スピーチや余興の方は、お2人の入場前や再入場前にお名前やご関係、どんな段取りで行うかご本人に確認しておきましょう。
特に重要POINTはどんな終わり方をするか確認しておくこと…例えばスピーチの場合は読んだお手紙をお渡しするのか…余興の場合は、何かプレゼントをお渡しするのか…など、確認しておかないと、締めの拍手を頂くタイミングを間違えてしまいます。

祝電披露


歓談時間を取ったら、いよいよフィナーレ…祝電披露です。
祝電が届いていたら、新婦の手紙朗読前に紹介する事が多いです。
ここで注意POINT:
5通以内ならここで全てご紹介しても良いでしょう。
ただ、6通以上届いた場合は、歓談中や中座中と分けてご紹介しましょう。
お読みする順番やお名前は、お2人の入場前に確認しましょう。
また、祝電が届いていない場合は、このシーンは割愛して良いです。
そして、一番重要なのが、この祝電披露の時間に親御様が後方に一列に並ぶことが多いです。
親御様が席を外している場合は、この祝電披露の時間を司会者のコメントで繋がなければいけません。
なぜかというと、次の手紙朗読は親御様に必ず聞いてもらわないといけないからです。
祝電披露前に親御様が席に着いているか確認しておくと安心です。

お手紙朗読

続いては、新婦のお手紙朗読です。

20190811谷上様白坂様_200524_0317


ここで注意POINT:
スタッフが手紙を渡し、マイクをセットするので、様子を見ながら、手紙を読み出すタイミングを計りましょう。

花束や記念品贈呈

その後、親御様へ花束や記念品贈呈です。
渡し方は…自分の親御様にお渡しするストレート、相手の親御様にお渡しするクロス、自分の親と相手の親にお渡しするダブルという贈呈方法があります。

20200112藤原様 Hエマノン_200524_0069


ここで注意POINT:
スタッフが花束や記念品をお2人に持たせるので、歩き出すタイミングをしっかり計りましょう。
新婦が読んだ手紙を封筒に入れて持たせる事もあるので、つなぎ言葉は用意しておくと安心です。
贈呈後にお2人の親御様で一列に並びます。
そこで一礼をして拍手をもらうので、しっかりコメントでサポートしましょう。
『ここに新しい家族が誕生しました!温かい拍手をお送り下さい!』等です。

両家代表謝辞

続いて、両家代表謝辞です。
これは、両家を代表しての親御様のご挨拶です。多いのは新郎の父です。
事情によっては、新郎の母が行ったり、新婦の父が行う事もあります。

20191208松﨑様@PARADISE_200524_0029


ここで注意POINT:
お名前をご紹介する司会者もいますが、間違えてしまうリスクも考えて、新郎の父…など関係のみでご紹介するのがお勧めです。

新郎の謝辞


締めのご挨拶となります。

20191208松﨑様@PARADISE_200524_0024


ここで注意POINT:
両家代表謝辞の時にも言えるのですが、このシーンはスタッフがスタンドマイクをセットします。
そのタイミングを計って謝辞を促しましょう。

お開きの辞

謝辞後は、お開きの辞です。
『これを持ちまして、〇〇さん、〇〇さんのご結婚披露パーティーをめでたくお開きとさせて頂きます。本日は誠におめでとうございます!』と言った感じです。
ここで注意POINT:
パーティーを締めくくるコメントですので、華やかな声で締めましょう。

退場

そして、お2人と親御様の退場です。

20180519山下様@ユニオン②_200524_0033


ここで注意POINT:
退場後にエンドロールがある場合は、お2人だけ退場して、親御様は会場に残ってエンドロールを見る事もあります。
誰が退場するのか事前に確認しておきましょう。

送賓


これは、お見送りです。
お2人と親御様にゲストをプチギフトをお渡ししながらお見送りする事が多いです。

20200112藤原様 Hエマノン_200524_0033


ここで注意POINT:
お見送り準備OKになってからゲストをお見送りへ誘導しましょう。
ここで、スムーズに誘導するのは司会の腕の見せ所です。
お2人と親御様が待ちぼうけになってしまわない様に、『お2人と親御様がお待ちでございますので、続いてお進み下さい。』や『順番はございませんので、お支度整った方よりお進み下さい』など、自然に促しましょう。

さぁ、いかがでしたでしょうか?
今回は、一般的な披露宴の進行内容を司会者として注意するPOINTと共に伝授しました。
披露宴の進行は1組ずつ違うので、あくまで一般的な進行になります。
どんな進行でも、事前に注意点を洗い出して、しっかりシミュレーションする事が結婚式司会者として成功のPOINTになります。

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それでは、次回もお楽しみに!

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