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そして原点に立ち戻る。
私の夢は「日本で廃棄されたウェディングドレスを、海外でもう一度輝かせる。」こと。
今は縁あって、廃業した衣裳店のウェディングドレスの再活用に取り組んでいる。
最近の私は、時間の許す限り、色々な人に意見を伺っている。
どの話も勉強になることばかりで、「なるほど、それもいい!」「これもステキ!!」と目から鱗な毎日を過ごしていた。
その反面、ドレスのことを考えてもワクワクしていない自分が少しずつ現れていたことも事実だった。
「やりたいことをやろう!」と決めて始めたはずなのに。
楽しめない自分が分からなかった。
そんな矢先、亡くなったひいおばあちゃんの夢を見た。
ひいおばあちゃんは、100歳近くなっても坂道を上り、畑仕事をしていたタフで優しい人だった。
ひいおばあちゃんが、ウェディングドレスを一着ずつハンガーラックに掛けながら、「次はどこに届くのかね?」とたった一言、私に話しかけてきた。
不思議な夢は、そこで終わった。
「次はどこに届くのかね?」という問いかけの答えはシンプルだった。
「ウェディングドレスを着たくても、手が届かない花嫁に届けるの。」
アフリカのスラム街で見つけたウェディング雑誌。
その雑誌をうっとりしながら眺めている女性に届けたくて始めたのだ。
「やりたいことをやろう」と思っていたはずが、「うまくやろう」とすり替わっていたことに気が付いた。
「今回届けたい先は、フィリピンのマスウェディング。その思い、大切にしないといけないな。」とぼんやり考えていた休日。
私の心を見透かすかのように、米倉誠一郎先生からメッセージが届いた。
「フィリピンの市長も応援してくれそうだ!」
迷っているヒマなんかない。
自分の気持ちに正直に生きよう。