あがき【三橋雄斗】


オーディションに行くと、ほぼ必ずオススメの銭湯の話になります。



僕達のプロフィールの趣味の欄に、二人とも『銭湯めぐり』と記載されているからです。



オススメの銭湯はたくさんあります。毎回聞かれるので、いくつか用意していて、オーディションを担当して頂いているディレクターさんの感じや、その日の気分で、選びます。


今日のオーディションは、30代くらいの男性ディレクターさん。




その世代の方はサウナ好きの方が多いので、

「〇〇駅にある、〇〇湯という銭湯がオススメです。サウナと水風呂があるのですが、水風呂が冷たくて気持ちいいです!」


と、サウナが売りの銭湯を紹介しました。



ディレクターさんは、
「そうなんだ!実は僕も銭湯とサウナが好きなんですよ。水風呂はどれくらい冷たいの?」




僕の勘は当たりました。これは好感触。



ですが、今思えば普通の会話で、普通に返せば良かったのですが、
受かりたい気持ちが強く、面白く返そうと思ってしまい、



「以前行った時、冷えすぎていて氷が張ってしまって入れなかったんですよ〜。」



と、意味わからない話の盛り方をしてしまい、



「あ〜そうなんだ。では結果はまた後日お伝えしますね。」




オーディションが終了してしまいました。



ひかりちゃんに怒られました。



受かっているといいなぁ~。


【相方へ】
私は疑ったりはしません。皆さんを信じています。

それより、僕は良かれと思って掃除したのに、それを何かやらかしたのかと疑うのはひどいです。謝ってください。

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