サービス券【三橋雄斗】
駅から家までの帰り道。
リニューアルオープンした居酒屋さんがあり、店の前で店員さんがサービス券を配っていました。
手書きでコピーした手作りのサービス券。熱意を感じます。
僕とひかりちゃんが一枚ずつ頂き、券を見てみると、500円分のサービス券でした。
僕は冗談で、「これを10枚集めたら、5,000円分飲み食いしても無料になるかな?」と言いました。
ひかりちゃんは、「…ちょっと待って」と、券をまじまじと見始めました。
そして、「あー、ここに一回の会計につき一枚って書いてある。」と、言うのです。
もしかしたら、そのように書いていなければ、本当に券をたくさん集めて、会計の時に全部使おうとしていたのでしょうか。
その考えはさすがに…、と思ったので、
「いやいや、店の人がかわいそうだよ」
と言ってあげました。
するとひかりちゃんは、
「いや、あたしはそんなことしないわい!もしかしたらクレーマーとか頭のおかしい奴がそういうことをして、お店が泣き寝入りしたら可哀想だと思ったからさ。疑うな!」
と怒られてしまいました。
確かに、ひかりちゃんは、そのような酷いことはしません。
反省しました。
お詫びに、帰りに寄ったコンビニで、ひかりちゃんの分も一緒に出してあげました。(アイス)
ひかりちゃんは、「イェーーーイ!儲かったわ!」と、悪い喜び方をしていました。
僕の反省を、ちょっとだけ返してほしいと思いました。
【相方へ】
いえいえ、楽しさをちゃんと伝えてくれてありがとうございます。
次は、雪山キャンプなど、過酷なことをやりましょう。楽しいばかりではダメだと思います。
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