感動【三橋雄斗】


僕は、映画やドラマなどで感動して泣いてしまうタイプ。



でも、泣いているのが周りにバレてしまうと恥ずかしいので、映画館などでは極力我慢するようにしています。



それでも、泣いてしまうことが多いのです。




以前、映画館に二人で感動の話題作を観に行きました。



案の定、号泣してしまいました。




エンディングが終わり、明転した瞬間に、僕は顔を隠しました。



絶対にイジられるからです。




でも、ひかりちゃんは「あれ?なんか顔が濡れているぞ?」と、僕に言ってくるのです。



上映中から、僕が絶対に号泣していると確信し、イジってやろうと思っていたのでしょう。



僕は咄嗟に、「いや、顔に水をこぼしただけだから!」



と、訳のわからない言い訳をしてしまい、



それ以来、感動する映画を観る前には、ひかりちゃんが「今日は水をこぼすなよ?」とイジってくるようになりました。



それでも僕は、映画を観て感動して泣いてしまうのです。



心が暖かいのです。



【相方へ】

それは運命がそうさせたのかもしれませんね。

ひかりちゃんも、その時は好きじゃなかったとか言っていたくせに、僕と江ノ島行くの楽しみにしていたではありませんか。

きっと心の奥底では好きだったのではないでしょうか。

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