【作業と仕事の違い】社会人なら必ず押さえておきたい「仕事の本質」とは?
あなたは「作業」と「仕事」の違いを考えたことがありますか?
この違いを理解していない人は、おそらくほぼすべてのことが「作業」になっていることでしょう。
・上司から言われたことをただ単にこなす
・与えられた資料をそのままクライアントに話す
・ルーティーンワークを何も考えずに行う
こんな風に毎日を過ごしている人は要注意です。
このような業務に価値は微塵もありませんし、もちろん成長なんてするわけもありません。
現在このような状態になってしまっている人は、今回お伝えする「作業と仕事の違い」「仕事の本質」を理解して、
・1言われたことを10にして行えるようになる
・問題を先回りして解決できるようになる
・日々の業務を時間短縮して効率的に行えるようになる
こんな「仕事ができる人間」になってください。
ただ難しいことはひとつもなく、すべて「仕事の本質」を理解していれば当たり前にできるようになることばかりです。
まずは「仕事の本質」をしっかり理解して、明日からの働き方・意識を少しずつ変えていきましょう。
作業と仕事の違いとは?
まずはじめに作業と仕事の違いを理解しましょう。
ズバリ結論から言うと、作業と仕事の明確な違いは「提案」があるかどうかです。
仕事には提案が存在し、逆に作業と呼ばれるものには提案が存在しません。
提案とはどういうことか?
では、「提案」とはどういうことでしょうか?
提案は「問いかけ」と言い換えることができるでしょう。
「こうじゃないの?」
「絶対こうしたほうがうまくいくよ!」
「本当にその方法で合ってるのかな?」
「実はそのやり方は間違っているんじゃない?」
問いかけとはこのようなことを指します。
誰しも普段生活の中でよく行うことなのではないでしょうか?
そしてそれを相手に伝えて、気づいてもらって納得してもらうことこそが問いかけ(=提案)におけるゴールと言えるでしょう。
つまり、仕事の本質は「提案」であるということ。これをしっかり覚えておく必要があります。
これはどんな仕事にも共通して言えることです。
仕事は「提案」と「実行」の2つで成り立っている
仕事というのは、上で説明した「提案」に「実行」が組み合わされて成り立っています。
では「実行」とは何か?
ひとことで言うと「提案を実現すること」です。
提案を実現するために、手を動かしたり、実際に足を運んで説明したりしますよね。
・アポを取るためにメールの文章を打つ
・見込み客に向かってプレゼンをする
・上司に頼まれた資料を作成する
このような、すでに決められていることや言われたことを行うことが「実行」です。
そしてこれらすべてが提案のための実行になっています。
この世にあるすべての仕事がこの「提案」と「実行」で成り立っています。
仕事ができる人間と作業しかできない人間
仕事において、提案と実行はセットで行われると説明してきました。
しかし、提案と実行が伴わないものも存在します。
それが「作業」と言われるものです。
・提案のない実行=作業
・提案のある実行=仕事
作業と仕事はこのように分類できます。
この世の中には、仕事ができる人間と作業しかできない人間がいます。
仕事ができる人は、行動に対して常に問いを持って取り組んでいます。もしくは、提案(=問い)があることが普通でしょ?と無意識に取り組んでいる人もいます。
効率の良さや生産性を求める人は、常にその行動に対して問いを持ちながら仕事を進めていきます。
反対に、何も考えずにただテンプレのメールを送り続けている、マニュアルに書いてあることを何の工夫もなしに淡々とやり続ける。こんな人もいますよね。
これこそが問いかけのない「作業」をする人間です。
この作業は、当然誰にでもできることなので、人が行うこととしてはほとんど価値がありません。
この作業しかできない人が、この先機械やAIに置き換えられてしまう存在になります。
あなたは作業をする人間か?仕事をする人間か?
作業と仕事の違い。つまり、提案(問いかけ)があるかどうかが「仕事の本質」になってきます。
これまでの話を振り返ってみて、今のあなたは作業をする人間か、それとも仕事をする人間か。どちらに当てはまってそうですか?
「あまり考えず、作業ばかりしていた」
「問いかけを意識せずに言われたことをこなしていた」
このような状態になってしまっていたあなたは、要注意です。
仕事に向かう姿勢を明日から変えていきましょう。
そのために、明日から行う業務ひとつひとつに何でも構わないので「問いかけ」を作ってみてください。
問いかけを作るという意識だけであなたの生産性はぐんぐん上がっていきます。