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スマホでライティングは可能?

編集者業務の自主トレ中です(先日採用していただけたものの、まだ編集案件は来ません)。自主トレに付き合ってくれる友達がいて励みになっています。しかし、彼はスマホ環境で「ライターやりたい」と… やれるのか…?スマホでライティング……!

ライティングを依頼することになったいきさつ

彼は「もともとライターになりたかった」そうで、私が編集者に採用された話をしたら「書く仕事を回してほしい」と言われました。ただし、クラウドソーシングのライティング案件は納期がタイトなので「納期に余裕があって比較的簡単な仕事」を希望しています。

これまでも彼の短い文章を目にする機会は多かったのですが、彼の表現力やセンスに魅力を感じていましたし、彼にもそれを伝えていました。だから、「ライターやりたい」と言ってもらえて嬉しかったです。

ぜひぜひライターを目指していただいて、ライティングの喜びと苦しみを共有できたらいいなと。

しかし、彼の希望するような案件はクラウドソーシングでは激安のタスクくらいしかないでしょう。
すき間仕事の副業として「タスクのエキスパート」を目指すのも一つのスタイルだけど、彼がやりたいのはそんなことじゃありません。
そもそも、クラウドソーシングのライターになりたいわけじゃないのです。

クラウドソーシングのライターは既製品を作る工場スタッフのようなもの

クラウドソーシングのライターは、クライアントが求める品質と内容の記事をクライアントが決めたルールに従って作成する「名もなき職人」です。

その仕事にニーズがあるし、自分の人生経験や学習経験も生かせるので、私はクラウドソーシングのライターになって良かったと思っています。

「調べて、どう言語化すれば伝わりやすいか考えて、(コピペにならないように注意しつつ)文章化して、納期までに完成させて、それがお金になる」
その作業そのものが楽しく(苦しく)やりがいを感じます。

やりたいのは署名記事ライターや著者

でも、彼が書きたいのは既製品じゃなくて「作品」です。私が彼に書いてほしいのも、彼の感覚や個性を生かしたオリジナルの文章。彼にしか書けないものを読ませてほしいのです。

収入源として「クラウドソーシングのライターになりたい」と思うなら、経験からアドバイスできることもあるけれど…
彼にその気がない以上、私がサポートできることはそれほど多くないかもしれません。

それでも、彼が「書きたい」という気持ちをずっと持ち続けていたことや私と出会ったことを機に一歩踏み出してくれたことを応援したいです。それに、私自身が新しい分野に本気で取り組むきっかけにもなるので…

彼が書ける媒体をつくりたい!

「彼が書きたいものを書けて私が読みたいものを読めるメディアを探して売り込みするよりも、そういうメディアを自分で作ったほうがいい」
と思いました。自分のブログを整備し、充実させ、収益化して、彼に執筆を依頼しようと思います。

「彼に報酬を出せるように収益化しなければ!」

いままで私が開設しては更新できず放置したブログは数知れず…
いずれも「練習」「気が向いた時にマイペースで更新すればいい」「無料ブログだから優先順位は低くていい」という中途半端なチャレンジにすぎませんでした。

レンタルサーバーと契約してWordPressで更新していたブログもありましたが、更新できていたのは最初の1~2年程度。ライターとして多忙になってからはほぼ放置していました。

しかし、彼に報酬を出すためにはブログ収益化を成功させて軌道に乗せなければなりません。そういう媒体と記事を企画し、ライティングを依頼して検品してブログにアップ、ブログ運営、効果測定、マーケティング…それらをやってのけなければ。

これこそ編集者の仕事ではないでしょうか?

収益の多寡でなく、いまの私が経験を積むべき仕事は「コレだ!」と直感しています。

自分ひとりで「編集者スキルを上げるために自主トレしなきゃ」と思っていた時はやるべきことが漠然としていて、未知の仕事に取り組む不安が意欲を上回りそうな状態でした。
ところが、「彼が書ける場所を作りたい」と思ってからはアイデアがどんどん湧いてきて、不安より「やってみたい!」というワクワクが大きくなりました。

1人でできないことも誰かと一緒ならできるかもしれない

「この人の書いたものを読みたい、形にして世に出したい」と思える人と出会えたこと、「書きたい」と言ってもらえたことは運命の神様が私にくれたプレゼントだと思います。

彼にとって私と出会ったことにどれだけの意味があるのかはわからないし、一緒にできる時期は限られているかもしれません。それでも、彼の夢を実現する道のりの敷石の1つでもなれたらいい…
それにすらなれなくても、私が今!この絶妙なタイミングでやる気を出せたので、それだけでじゅうぶんありがたいのです!

スマホでライティングの課題

彼がスマホしかない環境なことを私は最近まで知りませんでした。「ライターやりたいって言うくらいだから当然パソコンで作業するのよね」と思い込んでいました…

そのため、案件概要やら原稿ファイルやらをGoogleドキュメントで作成して渡していました。Googleドキュメントのスマホアプリもあるし、閲覧・作業できないわけではないけど…固まって編集できなくなるなどのトラブルで苦労したそうです。

私はGoogleドキュメントにスマホアプリがあることを今回初めて知ったくらいなので、スマホアプリでできることとできないことをチェックするところからやり直す必要があります。

Googleドキュメントはパソコン同士だと共同編集に便利な機能が充実しているけれど、スマホ環境の場合は他の方法を採用するほうがいいかもしれないし。

新しいツールに合ったメディアがあるはず!

いまの若い人はスマホに使い慣れていてパソコンが使えず、職場で苦労すると聞いたことがあります。

私はガラケーからスマホに変えるのが遅くてまだスマホ歴4年。パソコン歴は20年以上なので、パソコンのない生活が想像できません。パソコンなしでライティングするなんて発想、彼と話すまではゼロでした。

でも、これからは(既に)スマホ優位の時代だし、読者の大半はスマホで閲覧するわけだし、「スマホで書いてもらえる記事」もアリだと思います。
そこをこれから考えていきます!

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