お金を使わない人ほど成長しない理由をプログラミングスクール経営者が解説します!
ども、フリーランスエンジニアを育成するオンライン最大級のプログラミングスクール「ウェブカツ!!」を運営している、かずきちです。
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今回は、
お金を使わない人ほど金に恵まれない
にという事をお話をしていきます。プログラミングに限らずどんな「学習」にも通ずるお話になります。
昨今では「独学大全」という本なり、プログラミングも「独学で身につければいいじゃん」という話がちょこちょこ言われますが、僕も最初はそう思っていたんですが、実際に自分が独学で経験した中では「それはちょっと違うよ」という話なんです。
念のため言っておきますが、ポジショントークをしたいわけではなく、実際の僕の経験とプログラミングスクールで数多くの人達を教え見てきた中でのお話をしています。
そもそも、人は独学が出来ない
以前のnoteで何度も伝えてますが、教育をやっていけばいくほどわかりますが、
大多数の人は独学で成功などしない
という事です。
独学の定義をあなたはわかりますか?
そもそも、
「独学」
の定義がとても曖昧なまま主張をしていたり、その定義が曖昧なまま受け取っているケースがとても多く見受けられます。
例えば、プログラミングに例えればプログラミングスクールに通うのは独学でしょうか?
本を買って勉強するのは独学でしょうか?
マッチングサービスやudemyなど買い切り動画を買って学ぶのは独学でしょうか?
何か教えているわけでもないサロンに属して学ぶのは独学でしょうか?
という事です。
「お金を払い学習をした時点で独学ではない」
とするなら、先程の全ては「独学ではない」という事になりますし、
「お金を払って人から直接マンツーマンで教わるのであれば独学ではない」
という事であれば、マッチングサービスは独学とは外れますし、サロンでも直に教わっているのであれば外れるでしょう。プログラミングスクールでも自習型であれば違うという事になります。
「リアルな場で会うのは独学ではない」
のであれば、コロナでリモートワークや学習が当たり前となった昨今では全て「独学」となるのでしょう。
そもそも「独学とかどうでもいい」という話
先程の話を聞いてほとんどの方が思うでしょうが、プログラミングに限らずの話ですが、そもそもの話、
独学かどうか
とかって、
どうでもいい話
だと思うんじゃないでしょうか?
そんな定義とかどうでもいい
そう思うんじゃないでしょうか?
要は、
自分の目指すレベルになればいい。
わけで、あとは
個々人の予算と割ける時間と労力度合い
という事ですよね?
要は
いかにコスパ出すか
という思考していく中で、
•本教材を買って自習をする
•udemyなりで動画教材を買って自習をする
•サロンで仲間を作ったり情報収集だけして自習をする
•progateなり月額制のオンラインサービスを使う
•数万円の情報商材を買う
•マッチングサービスで講師にマンツーマンで教わる
•プログラミングスクールなり塾なりで自習をする
•プログラミングスクールなり塾なりでマンツーマンで教わる
といった様々な学習の選択肢の中から、そこに対して必要となる
投じる費用
投じる時間
投じる心理的負担
という3つのコストと共に
自己の求めるレベルへ到達出来るか
考慮していくわけです。
これは、プログラミングに限らず英語でも学校教育でも、どんな学習でもそうですし、事業経営でもそうです。
(事業経営者も常に勉強なので、日々忙しい中で新たな分野なり今のスキルをさらに伸ばすために学習をする事は必要不可欠です)
リスクと費用の関係性
僕は株などトレードの世界にも身を置いていて、今のところ月で100〜200万程度の利益は出ていますが、トレードの世界であろうと事業であろうとどんなものでも、多くは
費用をかけるほど労力は小さくなる
ものです。
株で言えば、そもそものスクリーニングをするのに労力が必要になり、時間も心理的コストも高いですが、トレードツールなりを買って仕舞えばその分そこの「本来やるべきだった時間や心理的コスト」を減らす事ができますし、情報収集するにしてもググってもいいですが、日経を買うなりSPEEDAを買うなりしちゃった方が早いわけです。
実際に企業の機関投資家も有料情報ツールは必ず使っています。(法人用のものなので個人向けと違ってリアルタイムなスピードが違ったり、細かい機能が違ったりしますし、その分、一アカウントで月数万円はもちろんします)
ほかにも、一から同じ事業を作っていく事も出来るのにわざわざ企業がM&Aをするかと言えば、事業が軌道に乗るまでやノウハウを蓄積するまでの時間的、心理的コストを金で買ってしまった方が「結果的に安上がり」だからです。
要は、なんでもそうですが
一からタダでやる事などなんだって出来るが、そのためには時間と心理的コストがかかる
ということで、もし自分がその負担に耐えられないのであれば
挫折をする
ということです。
挫折をすれば、結局のところ、成果としてはゼロですし、事業として見ても「無駄な時間を費やしただけ」になるわけです。
それなら、
確実性の高いところに金をかけてでも投じていく
のは当たり前な考え方でしょう。
プログラミングは独学で出来るのか?
僕もプログラミングは独学で達成した側ですが、だからと言って誰にでも「独学で出来るじゃん」と言えるかというと
全く言えません。
先程までの話の様に「タダで出来るか?」といえば
出来る
わけですが、その分当たり前ですが「何をどの順序でやるか」から情報収集をし、「わからない部分は無料サービスなりで聞く」という必要があります。
そこに必要な時間と心理的コスト
を「お金をかける」事で減らすのかどうか?
です。
情報収集の中でも結局はわからない単語も出てきてイライラしながらも根気よく調べていく必要が必ずありますし、うちの生徒でも「無料の質問サービスを使ったけど回答が初心者にはとても分かりにくい」という声もよく聞くように品質が保たれているわけでもなく、マッチングで講師を選ぶにしても当たり外れが必ず存在しますし、マンツーマンで毎日の様にレッスンなどしていたらそれこそスクールと変わらない費用が発生するので、現実問題は自習がメインとなるわけで、自習教材が分かりにくければ学習効率もかなり落ちますよね。
こういったように極端に言えば、
車を作る
事も時間をかけて勉強すれば出来るわけですが誰もが一から作るよりは買うわけですし、(流石に車を一から作るとそのための設備コストで買うコスト以上にかかりますが)
家具やリフォームも一から自分で出来ますが、皆買ってますよね?
家事でも自分で掃除洗濯すればタダですが、芸能人は皆ハウスキーパーなりにお金を払って託しますし、今ではベアーズなり一般家庭でも当たり前になってきています。
引っ越しも自分でレンタカー借りて運べますが引っ越し業者に頼みますよね?
自分で一から料理も出来ますが、コンビニなりで買いますよね?
MBAも大学に行かなくても学んで取得すること自体は出来ますし、税理士や弁護士の勉強でさえもタダで出来なくはないですよね?
でも、なぜそういった「自助努力でなんとでもなるもの」に「お金を払う」のかと言えば、もちろん「面倒(心理的コストを支払わなければならない)」という事もありますし、それより何よりも
結局コスパが悪い
からです。芸能人や経営者であれば、家事に時間使うよりもそこに金払って他の芸能活動に時間を割いた方が将来的に「金が稼げる」からです。
教育や学習分野であっても結局同じです。
僕も独学でプログラミング学習を成功したと言っても、結局は
時間や労力を金で買っています。
なぜなら、
嫁が居ると家でやっても集中出来ないのでカフェや学習スペースにお金を払って環境を買っていた
仕事をしていると通勤時間が学習時間を圧迫するため、新婚にも関わらず、平日はカプセルホテルに泊まって深夜まで学習をしていた
「プログラミングには〇〇の本がオススメ」とネットによく書かれていても、実際にはそういった本だけで足りるわけもなく、Amazonで本を100冊は買い漁って読破する
という事をしてきたからです。
カプセルホテルに泊まっただけでも、平日4泊5日で1年ほどやっていたので、都内の安いホテルではあったものの
1泊4000円×4泊×4週間×12ヶ月
で、なんと
768,000円
です。環境費用にそれだけ費やしたわけです。
さらには本を買った金は大体一冊2000円平均だとしても
2000円×100冊
で、なんと
20万円
です。それでも、
何百回と挫折しかけましたが、持ち前の根気でやり切りました。
じゃあ、こういう事が誰しもが出来る事なのか?
といえば、
んなわきゃない。
というのはよく分かる事でしょう。
ちなみに僕は昔、貧乏だった頃に5万くらいするソファーが欲しかったんですが金がなくて
なら自分で作っちゃった方が安上がりじゃね?
と木材から作った事がありますが、頓挫しましたし、それまででペンキやら材料やらで既に5万以上を使いましたし、それまでの数百時間を無駄にしました。
「結局5万払った方が良かったじゃん。。」という後悔をめちゃくちゃした記憶があります。
時間ほどお金で買わないといけない理由とは?
じゃあ、なんでもかんでも金使えとか騙されてでも情報商材買えとか、プログラミングなら誰でも彼でもスクール通え。という話ではないです。
自分の環境と自分の払える様々なコスト
で決めるべだという事です。
ただし、ここで気をつけなければいけないのは実は「お金」ではありません。
世の中で全ての人に平等で有限なものって何かわかりますか?
これは、フルコミの生保営業でもよく言われますが、
時間
だけが有限で皆に平等なものになります。
お金を払って「失敗した」なんてのは事業をやってる経営者でもよくある事ですし、トレードの世界でも損失は「利益を得るためには必要不可欠な要素」として逆に歓迎されていますが、金をなくす以上にダメなのは
時間をなくす
事です。マネーの虎にも出ていた南原社長もこの「時間」というものの大切さについてYouTubeでも語っていますが、
金を失うなんてのは別にいいんです。(もちろん、ない方がいいですが、利益を取りに行く以上当たり前に損失は出ますし、トレードの世界でも短期的にマイナスになったところで最終的にプラスになればいいだけですよね)
一番困るのは時間を失う
事なんです。金は稼げばわかりますが時間の概念を超えてある程度増やす事が出来ますし取り戻せますが、時間は取り戻せないからです。
そして、何より「時間が過ぎればリスクも高まりやすい」ものです。個人レベルで言えば、独身よりも結婚し子供も出来れば思考回路が変わりやすく攻めに転じにくくなりやすいですし、子供の世話なり時間をそっちに割く事にもなり、年齢とともに腰も重くなり、守るものも増えるので新たなチャレンジに及び腰にもなりやすくなります。
チャレンジして失敗したとなれば、金以上にその時間をロスしているわけで、その時間をほかの有益な時間に使えた可能性が高く、「見えない収益機会を逃した」とも言えます。
もちろん、最終的には自分次第ですが、時間が過ぎれば過ぎるほどそういうリスクは増えていくものです。
そういう意味で独学をするということはそういった時間的な損失をしやすくなるわけです。
もちろん、独学でやれる人もいるので最終的に「自分の胸に手を当てて問うてみる」話ですが、
成長をする人、事業でお金を稼げる人というのは必ずと言っていいほどこの「時間」というものを大切にしています。
うちの生徒でも月数百円のサービスやら、本での学習やら、無料のプログラミング質問サービスやudemyなり動画を使っても
「ウェブカツほど分かりやすく解説してくれてない。回答してくれない。」
という声をよくいただきますが、要は一般的には
費用コストを抑えるほど自助努力割合が増える=挫折も高くなる=金銭的損失だけでなく、時間的損失も大きくなる=他に費やせたハズの機会損失が起きやすい
という事になるわけです。
優秀であるほど学習にお金はかからない
実際問題として、優秀であるほど学習にお金はかかりませんし、お金を稼ぐことにかけるお金も少なくて済みます。
例えば株のトレードでスクリーニング(銘柄の精査)をしたい場合にはtrade viewという無料で使えるツールがありますが、それでも痒いところには手が届きません。そういうスクリーニングにかかる時間が凡人は一日3時間かけているものが、優秀な人は1時間もかからないといった「効率差」が能力レベルによって必ず存在します。
時間は有限といったようにその場合にトレードツールを買ってしまう方が凡人には効率が良くなる一方で、ダメなツールなり情報商材に当たる確率も確実に上がります。
もし、僕の様にプログラミング能力があるのならそう言ったものは自分で作れてしまうので出費という意味でのお金の支払いは発生しません。(とは言え、ドンピシャなツールなら金額によりますが買っちゃった方が一から作るより効率は良くなりますよね)
優秀な人は本で十分に理解出来ますし、本から理解できるスピードも凡人と桁が違います。
僕は国大附属出身なので周りは弁護士やら医者やらハイスペックな人間ばかりですが(僕自身は成績はケツから2番目で校長に親と一緒に呼び出されて「このままだとうちではやっていけない」と言われるレベルでした)、算数一つ取っても暗算の計算速度が神がかっていますからね。
(インテル、入ってる?なレベル)
事業であっても、マーケティング能力や営業能力、開発能力が高いのであればいいですが、そうでなければ時間をかけて独学するなり、お金を払って勉強するなりになります。
まぁ、そもそも人を雇うのだって「人という労力を金で買う」事で会社が成長しているわけです。(ちなみに人を雇えば分かりますが、買ったけど全然役に立たないじゃんこの人。ってのは実際結構な割合いるものです。言葉は悪いですが、役に立たない情報商材なり商品を買ったのと変わらないです。)
結局はスペックが高い人ほどそういったコストは少なくて済むのが現実で、凡人ほどお金がかかるというのが現実なわけです。
(そもそも、義務教育がなかったら皆もっと頭悪いし、義務教育のお金は親や国民全員でお金を出しているわけで、お金を払って自助努力を減らしたおかげで、今のあなたのレベルがあるわけですね)