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DHLエクスプレスがB777-200LRの貨物換装機を9機発注

DHLエクスプレスは4月20日、B777貨物換装機の開発や改造、サポートを手掛ける米マンモスフレイターズ(Mammoth Freighters)にB777-200LRを貨物機に換装したB777-200LRMFを9機オーダーしたと発表した。

初号機が24年にデリバリー予定

DHLエクスプレスとして初のB777型の貨物換装機オーダーとなるもので、初号機が2024年にデリバリーされ、27年初めまでに残りの8機を受領予定としている。同社はこの777-200LRMFについて、B747Fなどの旧型機との機材刷新を進めることで、長距離大陸間の輸送機材をアップグレードしてCO2排出量の削減を図っていくほか、B777-8FやA350Fといった次世代大型フレイターが市場に登場するまでのつなぎとして運用していく。

B777-200LRMFは、ペイロードが102トン、航続距離が9200kmで、双発貨物機の中で最大の積載量と航続距離を持つB777Fの特長を生かした設計となっているほか、燃料効率も高く、DHLエクスプレスの従来のフリートと比較してCO2排出量が18%削減されるとしている。

同社は2018年から22年にかけてボーイングにB777-200Fを28機オーダーし、そのうち現在18機が就航している。 残りの10機も23年から25年にかけて納入される予定で、今回のB777-200LRMFの9機と併せて、同型貨物機の大陸間輸送の機材の刷新を図っていく。

DHLエクスプレスのグローバル アビエーションのRobert Hyslop・EVPは、「大陸間フリートの近代化によって、顧客需要に対応するとともに環境フットプリントを改善し、最高品質のサービスを提供していく。また、機材の更新でサステナビリティ・ロードマップの目標に近づけるよう実証していく」とコメントしている。

2023年4月24日掲載


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