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読み返してわかったライフログの価値とは
こんにちは、webshiftです。
僕は、2011年に、モレスキンというノートに出会ってから、ライフログを書き始めました。
ライフログというのは、日々のあらゆる出来事や感じたこと、食べたご飯のことなど、なんでも記録していくことを指します。もともとはデジタルツールでの記録を意味していたようですが、ノートや手帳に日々を記録するスタイルについても、ライフログと言われるようになってきました。
しかし、このライフログは続けていると、飽きてしまったり、書けなくなったりすることもあります。実際に僕は、書いてはやめ、書いてはやめを繰り返しています。
なぜやめてしまうのか。
それは、書いている内容に意味が感じられなくなってくるからです。例えば、今日の昼ごはんはカップ麺なんだけど、これを5年後の自分が読んでなんの価値になるんだ……?という感じで、です。実はこの直感、まあまあ合っています。
そして最近のこと。ちょっと過去を振り返る機会があり、ライフログを軽く読み返していました。今日は、その読み返しで分かってきた、「ライフログの価値」について書いてみたいと思います。
ライフログを読み返してて一番面白いのは、「自分の考えや感じたこと」
読み返していて、面白かったのは、朝ごはんのメニューよりも、「○○ということがあって△△と感じた!!」という内容でした。長く記録していると、思考内容も方向性も変わってくるので、今の自分には思いもつかないような考えがライフログに残っていることがあります。
こういう内容の記録が残っていると、今の自分とはここが違うけど、ここは同じだな、といった、過去の自分との比較ができたりもします。そういうわけで、ライフログを書くときは、何をしたか、よりも、どう思ったかの記録をしてみると、読み返すときも楽しくなりますし、いろんな発見があります。
ライフログに関しては、バイブルになるような本がいくつかあるのですが、そのうちの一冊の『人生は1冊のノートにまとめなさい』(奥野宣之 著)では、単なるやったことの記録ではなく、忘れてしまいがちな、WHYとHOWを含めて書いておくことが勧められています。
ノートに行動記録を書く理由。
それは、後で読み返してその日を追体験するためです。
(中略)
それより問題となるのは、「どれだけ詳しく書くか」です。僕の場合は、「三ヶ月たっても、なんのことがわかるように書いておく」という方針を採っています。」
(中略)
反対に、すぐに分からなくなってしまうのは、「WHY(なぜ)」「HOW(どのように)」の情報です。
『人生は1冊のノートにまとめなさい』(奥野宣之 著) 100-101ページより
ライフログというと、どうしても、どこへ行ったのか、何をしたのかのログがやっぱり中心になってしまいます。でも読み返した結果として、思ったことのログが一番おもしろいなと思いました。なので、(ネガティブは除いて)気持ちをたくさん記録してみると、きっと貴重なライフログになると思います。ライフログというよりもフィーリングログですね。
では、せっかくなので、大変お恥ずかしいのですが、少しだけ僕のログをお見せします。なんと当時まだ中学生です!(えっ)
▲ 12月になっただけでこのテンション。今の自分にはできない(だろう)。
▲ アイマスPだった当時、ニコ生でライブを見て盛り上がる自分。
この当時は、やったことを残すのがメインだと考えていたので、気持ちとか考えを残そうなんて意識していません。ですが、アナログで書き残したがゆえに、気持ちとかテンションがそのまま残ってくれてるんですよね。アナログで残す利点の一つと言えそうです。
おわりに
話は変わりますが、僕は、趣味で曲を作ったり、ゲームを作ったりしてきました。しかし、今同じものを作れるかというと、出来ないと思います。当時のエネルギーや思考、好みがあったからこそ、作れたものだと言えます。
だから、今当時の作品に触れてみると、このあたり雑いなあ~と思ったり、こんなところにこだわるエネルギーあったのかよ、今じゃ難しいわ、と思うこともあったり、ここはやっぱ自分でもよく出来たと思うんだよな~というところもあったりします。だから、単なるクソゲーやボツ曲じゃなくて、思い出を含んだ自作ゲーム・自作曲なんですよね。
ライフログもそれに近いものだと思います。今しか残せないあなたの気持ちを記録してみてください。そうすれば、数年後に読み返したとき、その時のあなたに触れることができるはずです。読み返すことで、あなたはまた何かを思い、感じるはずです。これこそが、ライフログの持っている価値なのではないでしょうか。