【日記】VRCなんでも発表会で発表したよ
6/30(日)に、お誘いを貰って #VRCなんでも発表会 なるイベントに参加していました。そんな日のちょっとしたお話。
その名の通り、発表者が各々好きなテーマを持ち寄って10分程度LTをするイベントで、懐かしみ感じるboketeネタからガラスエングレービングまで色とりどりな題目が寄せられていました。
本職で何度かLT自体はしたことがあるけれど、趣味要素の土俵ではこれまでまるでしたことがなかったという点と、取り上げられるテーマの新鮮さの2点において。参加していてとても楽しいイベントでした!
特に『ガラスエングレービング』の話については、なかなか普段聞かない語彙だったので余計に…
して、スーア先生からは。物書きの端くれらしく『推し漫画プレゼン -児玉まりあ文学集成-』という内容でひとつお話をしました。
使用したスライドを ここ に置いてみるので、もし興味があればご覧ください。
さて、ありふれたテーマかもしれませんが。
学生時代、このように考えたり、思ったことはありませんか?
『文学』って何?
文章のどこからが『小説』で、どこまでが『詩』なの?
国語って誰にでもわかる日本語の話なのに、こうまでして学びを深める必要なくない? 数学や科学の方が大事だし、テスト勉強しなくていいじゃん!
言葉を紡いでも気持ちが伝わるか分からないなら、文章に思い悩むだけムダじゃない?
この漫画は、一見どこにでもあるような学園の部活(文学部)の日常を切り取ったゆるふわ作品のように見えて、先ほどの『文学って何?』のような、誰しも一度はどこかで思ったことがある疑問を発露に、文学・言葉・文章の本質に迫り、問いかけ合い、答えらしきものを見つけていく。そんなついハッとさせられるシーンの数々を特徴としています。
実際、この作品にも文学の『学』とは何か。
部長の児玉さんが、理系派の女子に問い詰められるシーンがありました
確かに国語・文学は。誰にでもわかる日本語が使われている科目だけれど。
テスト勉強をしなくとも、赤点取る程大崩れはしないだろうけれど。
貴方はこうして問いかけられた時に、とっさに答えることができるでしょうか?
この作品の大きな魅力としては、1話1話ごとにこうして投げかけられる疑問・過程への 登場人物たちの返答・行動・思考を読み進めていくことで。日頃の日常や仕事の中ではなかなか培えない、言語化の能力について深められるところだと思っています。
先生の推しエピソードは、やっぱり何だかんだ第一話の『たとえの練習』。
この一見頓珍漢な児玉さんの喩えの真意に、文学の基礎・本質が見える点がとても好きです。
次点で第十三話の『ミュートコーラス』。
言葉で伝えるべきものの本質は、文字面の意味合いでなく発話者の感情である…と読み取れるような、ちょっとドキドキするオチが素敵。
この作品は3巻で完結しており、トーチWebのページ よりいくつかの無料話が。Kindle Unlimitedでは第一巻が丸々無料配信 されているので、興味のある方はぜひぜひご覧になってみてください。
以上、そんな推し話半分・日記半分な記事なのでした。
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