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【HIPHOP】2022年印象に残った曲

今年もいつのまにやら残り5日を切ってしまいました。早すぎん?
2022年印象に残った曲やたくさんリピートして聴いた曲を振り返ってまとめていこうと思います。
あくまで自分の印象ベースなのでどうしても年後半の曲が多くなってしまっています。
あと当然ながら世間一般のヒット曲とはかなりずれていますw

DJ TATSUKI - TOKYO KIDS feat. IO & MonyHorse (prod by MET as MTHA2)

DJ TATSUKI - TOKYO KIDS (Remix) feat. Zeebra & 般若 (prod by MET as MTHA2)

今年とにかく衝撃だったのがこの曲。
美空ひばりをサンプリングするという誰もやらなかったことに挑戦しつつ、それを「KANDYTOWN」と「YENTOWN」という今の東京を代表する二大クルーに歌わせるのがとても粋。

さらにRemixが衝撃でMonyHorse、Zeebra、般若、IO と並んでる様子は感動すら覚える。
ちなみにZeebraはこの曲のためにDJ TATSUKIとひばりプロダクションを繋げた立役者であり、MVの最後にはあの人も登場します。

俺は東京生まれヒップホップ育ち
イケてるラッパーは大体友達

TOKYO KIDS (Remix)

日本一有名なあのパンチラインもこの曲で復活。

KANDYTOWN - Curtain Call (feat. KEIJU, Ryohu, IO)

そのTOKYO KIDSでも話題に上がったKANDYTOWNですが、なんと2023年3月で解散することを発表してしまいました。
このニュースはめちゃくちゃ悲しかった。

初めたものを片付けに来たのさ
大抵のやつらはちらかしっぱなしさ

Curtain Call

大所帯のHipHopクルーが正式に解散を発表し、解散ライブまで行うのは実はかなり異例。
大体のクルーが自然消滅とかちょっとグダグダな感じで終わっていくことが多い中、IOのこのリリックのようにきちんと終わらせるということにKANDYTOWNとしての矜持を感じます。
タレント揃いなので解散後も個々で活躍してくれるのは間違いないのですが…でもやっぱつれえわ。

2022年はフェスなどでよくKANDYを見かけて精力的に活動してて嬉しいなと思っていたのですが、まさかこういうことだったとはね。

この曲自体は去年の曲なのですが、フェスでよく聴いて改めてハマってました。
それにしてもneetzのビートすごいな。

ポチョムキン- 80BARZ

あまりのスキル巧者っぷりに界隈が騒ついたのがこの曲。
ご存知、餓鬼レンジャーのMCポチョムキン久しぶりのソロワークなのですが、とにかくこの曲が衝撃的。
45歳のポチョムキンが産まれてから現在まで流行ってたもの、触れてきたものを羅列しているのですが、これがめちゃくちゃかっこいい!

ほとんど固有名詞の連呼なのに韻も踏んでフロウも素晴らしくて、80小節できっちり納めて、人生を振り返るという大きなテーマもこなして…どういうこと?ってなります。
やっぱこの人ラップ日本一うまいわ。

特殊能力といってもいいくらい、とんでもないことをしている曲です。
自分じゃ語りきれないのでR-指定が語ってるのを読んでくださいw

ちなみにソロアルバムの他の曲もすごいよくて、盟友LIBROとの曲「オマジナイ」はおじさんからのとても素敵な応援ソングとなっております。

【公式】キングオブコント2022 オープニング

R-指定といえば梅田サイファーの躍進が今年も止まりませんでした。
世間を騒がせたキングオブコント2022のオープニング曲を担当。マイクリレーをお茶の間にぶちかますという偉業を成し遂げました。

出場芸人をしっかり紹介しつつ個々の梅田らしさもすごい出てて、正式にリリースされた曲じゃないのにすごいクオリティ。
KBDがゴリゴリに韻を踏んでKennyがテクニックをみせつけてGAGAで変化球きて最後にpekoがかっこよく締めてR-指定のフックという流れが最高。
Cosaquさんのビートもすごくいいですよね。

なにより世間一般にマイクリレーの格好良さが知れ渡ってしまいましたね。
近年はポッセカットが少なくなってきているので、そういう面でも嬉しかったです。

あとはR-指定の曲でお笑い賞レース三冠制覇も話題になりました。
先日のM-1でも名前出てたしすごいな。

Creepy Nutsとしてももちろん大活躍。こちらは自分が語るまでもないですね。

Skaai - FLOOR IS MINE (feat. BIM)

今年聴いた若手ですごくいいなと思ったのがSkaai。
とにかくこの曲がかっこいいので聴いてみてほしい。
とんでもない新人出てきたな。
そして世界観にきっちり合わせてくるBIMもめちゃくちゃ上手い。

T-STONE / 騒 ~ZOMEKI~ feat. 寶船

徳島のラッパー、T-STONE。地元をレペゼンするのがHipHopだとしたらこれ以上の曲ってないのでは?と思わせる阿波踊りをフィーチャーした徳島らしいブチ上がる1曲。

T-STONEは最近の若手らしい卓越したスキルを持ちつつも昔ながらのHipHopの空気感もあってすごくいいですよね。
これからも楽しみです。

tofubeats - PEAK TIME

tofubeatsはもう説明不要ですね。
tofubeatsとかSTUTSとかPUNPEEとかはもう毎年安定してお世話になるのですが今年はこの曲をよくリピートしてました。

ALI - NEVER SAY GOODBYE feat. Mummy-D

[MV]シューティングスターレディオ feat.宇多丸,スーパー・ササダンゴ・マシン

ライムスターっ子としてグループの大きな活動があまりないのは寂しいのですが、個々の活動は今年もとても魅力的でした。

ALIとのfeaturingでゴールデンカムイのテーマソングにもなったDさん。
ポンズとササダンゴマシンという衝撃コラボの宇多丸さん。
どちらも名曲です。

"23時30分" / CHICO CARLITO

そのDさんにレッドブル64 Barsでは大絶賛されていたチコカリート。今年は再び大活躍でした。
アルバム全体すごいんですけど、この曲には「もしもPablowに止められても」というフレーズがあって、これT-PablowがBAD HOPの曲の中で書いたリリックのアンサーというか連動して乗っかってる感じになってて、これが粋でかっこいいんですよね。

どうしても説明が長くなってしまうので気になる方はこちらを読んでくださいw
困った時のR-指定。

BAKU - Hard 2 Find feat. RHYME BOYA, SHEEF THE 3RD, NASTY K, calimshot, MILES WORD

今年一番クオリティと再生数が噛み合ってないと思うのがこれ。
DJ BAKUが藤沢代表DLiP RECORDSとコラボした一曲。
BAKUの癖のあるビートの上を完璧に乗りこなすDLiP RECORDSの面々。
この格好良さなら今の10倍くらい再生数なきゃおかしいと思う。

DINARY DELTA FORCEの2人はいつ見てもかっこいいですね。
RHYME&BがRHYME BOYA名義に戻ってるのも熱い。

藤沢といえば田我流とやったこの曲もすごくよかった。
POP YOURSは見てましたけどフェスでいきなり未発表のこの曲やるのもすごい。

ZORN / いたいのとんでけ

ZORNがメッセージ性とライミングを高次元で両立させてるのは言わずもがななんですけど、シリアスなテーマながらそれを「いたいのとんでけ」と表現する素晴らしいセンス。
とても心に刺さる一曲でした。

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