無料・自動の検索順位チェックツールとしてのサーチコンソール
Search Consoleは検索順位チェックツールとしても役立ちます。もちろん自動・無料です。旧Search Consoleからあった機能なのですが、新しいSearch Consoleではグラフと数字の視認性が高いのと、各指標(「クエリ数」「ページ」「国」「デバイス」)の閲覧がしやすいので使い勝手が良くなったように感じます。しかも無料ツールです。
具体的にわかりやすいので当サイトのデータを使用します。ちょうど最近公開したばかりのページがあります。新しいSearch Consoleの解説ページです。画面は新Search Consoleのパフォーマンスです。該当ページのクエリ数の一部を掲載します。検索クエリ(キーワード)は「新しいサーチコンソール」です。ご覧のようにまだクリックはないのですが、表示回数は25、掲載順位は13.5となります。
さて記事執筆時点でのデータでは順位が15位でした。
公開したばかりなのでデータ期間が短いのですが、最高順位は11位です。グラフ部分にマウスオーバーすると日毎の検索順位が確認できます。
これがあれば順位チェックツールを使う必要はありませんね。「自動で順位チェックをしたい」という要望に対してGoogleが応えてくれているので活用しない手はありません。何と言っても100位以降の順位も表示してくれるので、検索対象となっているか否かがわかります。
さて、データをダウンロードするとどうなるかというと、「クエリ数」「ページ」「国」「デバイス」に対して任意の期間の「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」の合計値がダウンロードできるだけです。日別のデータはダウンロードできないので、必要な場合は目視で別途データ入力することになります。
ということで、検索順位のチェックツールとして役立つのですが、広告代理店がレポートとして提供するには別途集計作業が必要になります。これが旧Search Consoleでは日別の検索順位もダウンロードできます。この自動集計が有難いところなのですが、新しいSearch Consoleでは日別ダウンロードできません。完全移行したら日別検索順位のダウンロードができなくなります。
旧Search Consoleの方がデータの再利用がしやすいのですが、新しいSearch Consoleを見るとGoogleは提供しない方針ということのようです。しかし、Googleに負荷をかけずに無料で検索順位チェックができるので安心して順位確認ができます。
日本語と英語の検索回数の違いは?
「Search Console」は日本語で書くと「サーチコンソール」です。ではどちらが検索数が多いのか? 実際のデータで比較できるのもSearch Consoleのメリットです。以下は「新しいSearch Console」と「新しいサーチコンソール」の比較です。掲載順位は近いのですが、英語11に対して日本語25となります。数字は少ないのですが、日本語で検索する人が多いキーワードと言えます。
[追記]GoogleMapの順位も考慮する
Search Consoleは順位チェックツールとして使えるのですが、一点注意が必要です。Search Consoleで表示している掲載順位は自然検索の順位以外にもカルーセルやナレッジグラフカードなどの含まれます。それならまだしも、GoogleMapの順位も含まれています。
▼検索結果の掲載順位とは(Search Console ヘルプ)
https://support.google.com/webmasters/answer/7042828#position
GoogleMapの順位はオーガニック検索の順位と比較すると数字が少ない可能性があります。例えば弊社の場合もそうです。
なので、順位チェックをする場合はURLも指定した方が良いです。
加えて、GoogleMapに登録するリンクもパラメータ付きにしておくとオーガニック検索の順位が測定しやすくなります。Map経由のアクセスをGoogle Analyticsで計測もできますので。
▼Google Map経由のトラフィックをアクセス解析で計測するには?
https://www.web-ma.co.jp/column/analytics/720.html
このnoteは株式会社Webの間のコラムの転載です。オリジナル記事はこちら。
無料・自動の検索順位チェックツールとしてのサーチコンソール
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