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【デザイン入門教室】Chapter6 文章のデザイン

01 書体選び

読みやすい文章をデザインする基本要素
①書体の太さ
本文ではディスプレイ書体などのクセのある書体は避けて、
細い明朝体/セリフ体、細いゴシック体/サンセリフ体を使用する

②文字の大きさ
③行送り・行長

本文で使える定番書体
和文明朝体
「ヒラギノ明朝」「游名書体」「小塚明朝」
「リュウミン」「筑紫Aオールド明朝」「教科書明朝CIA」

和文ゴシック体
「ヒラギノ角ゴシック」「游ゴシック体」「中ゴシックBBB」
「メイリオ」「小塚ゴシック」「こぶりなゴシック」

欧文セリフ体
「Adobe Caslon」「Adobe Garamond」「Baskerville」
「Times」「Bodoni」「Georgia」

欧文サンセリフ体
「Gotham」「Optima」「Helvetica」
「Frutiger」「Gill Sans」「Univers」

02文字の大きさ

平均的に使われている文字サイズの目安
資料・雑誌・カタログ・パンフレット:7.5~9pt
ハガキなどのDM:6~8pt
電車の中吊りやポスター:17~23pt
Web:12~16pt
キャプション:5pt程度

文字サイズの単位
「ポイント(pt)」「級(Q)」

03 行送りと行長

行送り:ある行の文字とその次の行の文字の距離
※一般的には最適な行送りは文字サイズの1.5~2倍

行長:一行の文字数(行の長さ)
※一般的には行長は15~35文字程度が理想だが
最適な行長は行送りによって決まる

04 見出しの表現

見出しを目立たせる方法
・文字を太くする
・文字を大きくする
・罫線で囲む
・色を変える
・一部の文字をデザイン要素化する

05 和文の中の欧文

和欧混植:日本語と英数字が混在している文章

和欧混植のポイント
①和文書体に合う欧文書体を選ぶ
(明朝体ならセリフ書体、ゴシック体ならサンセリフ書体)

②欧文書体の文字の大きさを調整する
目安としては110%程度拡大する

③ベースラインを揃える

06 美しい欧文デザインの基本

大文字だけで長文を組まない
ハイフネーションを使う
ハイフンや括弧の位置を調整する
スクリプト体を大文字だけで使わない
約物を正しく使う
合字を使う

合字:隣り合う複数の文字が重なって見えてしまう文字を、
あらかじめ文字の間隔を調整して2つ以上の文字を1つにした文字

07 本文の揃え方

文字の端を揃える
「右揃え」「左揃え」「中央揃え」「均等配置(最終行左揃え)」

禁則処理:行頭や行末に相応しくない文字(約物)が
配置されるのを避ける処理

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