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まずは食べ物の通り道を理解しよう!

消化器を知る上でまず理解しておきたいのが食べ物の通り道を詳しく知ることから始まっていきます。私自身解剖生理を勉強する上で心がけていることは臓器を一つとしては考えず身体全体を一つの臓器として考え、点と点を腺で結びつけていくことを心掛けています。その方が疑問を感じたときに臓器同士を結びつけられるからです。それでは今回の本題に移ります。

食べ物は口腔からスタートし食道→胃→小腸(十二指腸→空腸→回腸)→大腸(盲腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸)を通過し最終的に不要な老廃物は便として排泄されていきます。

細胞構造に関しては2つに分類されており口腔から食道部分までが重層扁平上皮であり、胃から直腸までが単層円柱上皮となっており最後、肛門管の部分は重層扁平上皮となっています。実際に消化器内視鏡認定試験にも出題されたことがある内容なのでチェックしておくと良いかもしれません。
例)次のうち単層円柱上皮でないのはどれか。
1.十二指腸 2.横行結腸 3.胃 4.回腸 5.肛門管

このように出題されることがあります。

重層扁平上皮とは・・・
横断面で見ると表面の細胞は平たくなっている細胞です。
とても頑丈な細胞であるため強い刺激に耐えることが出来ます。
単層円柱上皮とは・・・
横断面で見ると円柱の形をした細胞です。
主に吸収や分泌を司っています。
先ほどの例題の答えは5番ですね。

今回のテーマでは食べ物の通り道を理解しておけば良いです。
細胞構造についてはおまけ程度に考えて下さい。
次回以降は内容を掘り下げて一つ一つ詳しく解説していきますね。
また、本文にもあるように実際に試験に出そうな例題も交えて行きます。


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