# 12 ザ・リンラの秘密
「もしかして、この"秘密"を知っているのは私たちだけ?」
私たちの散歩は毎日続いているけれど、ホテルの謎解きはほぼ終了。
『背が高く目立つビルは全部4⭐ホテル?5⭐ホテルはどこかにある?』の最初の謎解きから始まった散歩のおかげでよく歩くようになったし、頭の中に描ける地図がだんだん広がってきた。
ホテルカフェでのコーヒー味そのものは美味しい!って言えないけれど、あの贅沢気分の味わいはホテルならではのもの。
全部のホテルチェックを済ませた訳ではないけれど、ホテルカフェはセキュリティのためか多くが客室を避けた1階か2階にあり、上階やルーフトップのダイニングバーは宿泊客専用だということも分かってきた。
そして、こんなに沢山のホテルがあるのに、観光地じゃないマカッサルには5⭐ホテルは必要ないのかな~?ということも。。残念〰
今ではきっとマカッサルの誰よりもマカッサルのホテルを知る〈勝手にマカッサルホテルマイスター〉としては、せっかく足でリサーチしたホテルカフェのBEST3を決めたい!
コーヒーの味はさほど変わりがないので、リラックス度や開放感、"また行きたい度"で(結局は私の好みで!)選んだことを強調したい!
第三位 カレボシ・ホテル(宿泊 4,500円~ コーヒー250円)
少し前まではこのホテルと、隣接するモールがマカッサルの中枢だったろう名残があちこちに見られ、オープン当初は大人気のホテルだったに違いないことが伺える。
ペテペテ(乗合タクシー?)もこのエリアから各方面へ出ている。
おそらくマカッサルで唯一、一般解放されたルーフトップのカフェを持つ。ルーフトッププールではスイミングスクールもコロナを乗り越え再開されている。
作りは古いけれど海側に出っ張っているスペースに陣取ると200度以上?の視界が開け、街の様子やサマロナ島の他にも小さな島が点々とあるパノラマはここでしか体感できない。
第二位 スイス・ベルホテル(宿泊6,200円~ コーヒー400円)
カフェは2階で海景色は期待していなかったけど、海沿いの地の利を生かしたカフェテーブルからの目線を地平線までつながるように植物で不要なものを遮っていて、南国情緒を満喫できる。
潮風が海の香りを届けてくれるし、ここから見える港に入ってくる大きな客船はビッグボスが住むスラバヤからやってくるらしい。
このホテルにもルーフトップバーがあり、週末には一般解放の人気イベントが行われ、食事、音楽とお酒を楽しめ、宿泊客以外もプール利用ができる。
同率二位 ホテル・メリア (宿泊6,600円~ ラテ350円)
わが家ホテル(730号から737号へ移動、フロアが少し広くなり窓からの景色がとても広がった!)の窓から真正面に見え、日没後ホテル全体が1分毎に7色の装いを変え、夜のマカッサルを彩ってくれる。ここのカフェは6階、エアコンが効いた室内もOKだがオープンエアーからの眺めを楽しみたい!
ロサリビーチのモスクもマカッサル独特(ホテルやオフィスビルの間にはオレンジ色の屋根が映えてイタリアの街並を思わせる)の雰囲気も四方からやってくる涼風の中、マカッサル全体をいっぺんに楽しませてくれる。
向かいのオフィスビルもステキなデザインで、いろんな国の領事館オフィスが入っている。
さて、他を寄せつけないダントツの第一位は。。
ワニも行きたがるザ・リンラ(宿泊 9,630円~ コーヒー???)
マカッサルには宿泊料金10,000円以上のホテルも、もちろんあるけど、何がどうだから"その料金"があるのかは謎。。
だけど、私にとって『ザ・リンラ』を超えるホテルはない。
(わが家の神ホテルは暮らすための別次元ホテル!)
白鷺城のような上品な姿、イヤミのない装飾の空間、3階のカフェから続くインフィニティプールとその先にマカッサル海峡。どのホテルカフェより開放感溢れ、プールガーデンの広がりと海風、ただそこにいるだけで癒しに包まれる。
何度も来たいこのホテルカフェなのに。。
私たちは2度信じられない"秘密"に触れ「もうこのホテルには宿泊客として来るしかない!」と思っている。。つづく