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『抽象度を上げるイメージができません』

受講生の方から

『抽象度を上げるイメージができません』

というご質問をいただいたので、
今日はこのテーマでお話をしていきます。


抽象の反対は具体。
細かいことだけ個別に見るのは視界が狭い。
ビジネスで結果を出すためには抽象的思考が重要だ

みたいなことがよく言われます。

これには僕も強く同意します。
ビジネスに限らず抽象的思考が出来ることで、
人生の質があらゆる面で爆上がりしたと感じています。

でも、最初はこの意味がよく分かりませんでした。


そもそも、

『抽象度を上げて考えましょう』
という言葉自体が抽象度高いですよね(笑)

そこで今回は、

1.抽象度が高いって結局どういうこと?
2.抽象的思考ができるようになるコツ
3.抽象的思考を鍛えるチート級トレーニング

という3つのお話をしていきます。


1.抽象度が高いって結局どういうこと?


抽象的に考えられる力

というのは、
一言で言うと

個別具体的なものから共通性を見出す力

の事だと思っています。

言い換えれば

他のことにも応用がきくような、秩序を作れること

という言い方が出来ます。

現在放送中のドラマ『ドラゴン桜』で

問いに分かりやすく、ただただシンプルに答える

ということを徹底した結果、英語の論述で
中学校レベルの英語力しかない劣等生たちが、
理系トップの偏差値68の学生に勝つ
、という描写がありました。

勝った中学生レベルの学生たちは、
シンプルで間違いのないことを、
中学英語単語で伝えた
ので減点のしようがなかったのです。

一方理系トップの学生は、
知識が豊富なため、難しい言い回しで
個別具体的なことをだらだらと書き、

結局何が言いたいのか分からない

という状態になって印象が悪かったのです。
そして無駄に難しい単語を使ったことでスペルミスを繰り返し、

減点法ではどう考えても中学レベルの単語で
シンプルに伝えた学生に勝てなかったのです。

減点するところがないですから当たり前ですよね。

僕はこの描写を見て

本質を見つけてシンプルに分かりやすく伝える

この方が実は知識暗記ゲームよりも大切なのだという教訓を得ました。
正しい答えを答える』ではなく『シンプルに本質を伝える
このような思考力が刺激されるのでドラゴン桜はオススメです。

ということであらためて、
抽象度を上げるってどういうこと?

それは、

個別具体的なものから共通性を抽出し、秩序を作ること。

だと思っています。

2.抽象的思考ができるようになるコツ


では実際にどうやって

本質を見つけ、秩序を作る

抽象的な思考ができるようになるのでしょうか。

結論から言うと2つあると思っています。

1.深く考えること
2.例えること

です。

1.深く考えること

私立トップの早稲田大学の
文系に居た僕が心底思うことなのですが

ほとんどの日本の大学の文系は浅く広い

ということです。(法学部は別)

大学で求められる学問レベルというのは
本当に浅く広いレベルまででした。

大学院はともかく、
学部であればそれで卒業できてしまいます。

つまり、

他の事に応用が利くような本質にたどり着くまで掘らない

まま大学生活を終えたのです。
僕が抽象的思考が出来るようになったのは、
ネットビジネスの先生から教わるようになってからでした。

もちろん、
『大学は遊びに行くところだ』
と少なからず思っていたので(笑)

僕自身の取り組み方の問題も大きいのですが、
やっぱり大学の授業そのものが
知的好奇心を刺激してくれなかった側面もありました。

本質的な教える力』というのは、

【研究してきた個別の知識をただ伝える】のではなくて、
抽象的な思考法の中で個別の知識を体系だてて教えられる力
なのだと改めてだと感じました。

コンテンツビジネスで実際に大金を稼いでいた方だったので、
経験から来る実感と結びつけて話してくれたのも大きいと思います。

『机上の空論でしょ』

と思わせない強烈な説得力があった。
そういう優れたビジネスの先生から学ぶ中で

法学部や理系の学生がやっていた

・仮説を立てる
・検証し、議論する

という【ディスカッションの枠組み
の中で深く思考することがだんだん習慣になって、
他の事にも応用が利く深さまでたどり着けるのだと知りました。

そのためには

『なぜ?』
『これの本質ってなに?』
『どんな仮説が立つだろうか?』

という問いで深めていくということが大切です。


2.例えること

『共通性を見出す』

という力を養うのに最も手っ取り早いのが

例える

ということです。

個別具体的な事象をまったく違うものに例えます。

たとえば、コンテンツのDRMマーケティングをサッカーに例える。
ということをやってみます。

※DRM=ダイレクト・レスポンス・マーケティング。顧客リストを用いて資産を倍増していけるネットマーケティングの手法のこと。


コツは、

ええええ!?

というくらい全く違うものから
共通性を抽出していく
ことです。
どんどん抽象的思考が刺激されていきます。

個人がDRMで月収100万円を達成する=サッカーの試合で格上に勝つ

で例えていくと

・大企業が占領している市場に参入すること
=日本代表の名DFに負け確定のデュエルを仕掛けてボールを奪われること
・法律的にアウトな市場を選ぶ
=オフサイドなのでゴールしても後で取り消される
・法律的にグレーで大企業が参入できない市場を突く
=オフサイドラインギリギリを飛び出して絶好の得点のチャンスになる
・仲間とSNSの協力企画をする
=相手の選手を3人で囲んでボールを奪い、自分たちのチャンスにする
・本業で時間がないのでコンテンツを作る時間がない
=ずっと守備の時間が続くのでしっかりこらえ、1回だけ訪れるチャンスで一気に総攻撃を仕掛けられるように虎視眈々と準備する
・ツイッター→ブログ→自社コンテンツの販売ページへの流れ
=強いプレッシャーをかいくぐってDFラインから中盤を経由し、シュートまでつなげる流れ(相手が片方に寄った時に一気に足の速い選手にサイドから突破させ奇をてらおう)
・メルマガ登録のバナーはどこに貼ればいいか
=監督はパサーをどのポジションに配置するのがいいのか

とか。
実はこれ、全部こないだマンガ喫茶
『ジャイアントキリング』を読んでた時に出たアイデアです(笑)


何が言いたいかというと、

目的を持って作品に触れれば、全部自分の強力なヒントになる

ということです。

※サイドから突破する予測不能の俊足ブラジル人・ガブリエルがめちゃくちゃかわいい

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共通性を見出すことで秩序が整っていきます。

自分が勉強したいことを、
自分が好きなもので例えていく

抽象的思考力が一気に跳ね上がっていくのでオススメです。

※ジャイアントキリングは
ただのサッカーマンガではなく
戦略的思考の参考になるので大人にも人気です。

強い目的を持っていると、
なんでもヒントになって
しばらく続けていると

日常がどんどん統合されていく

感覚が得られてきます。

嫌なことがあった時も

「なんで嫌になったんだろう?」

ということを考えると、
【自分が嫌いなことの共通性】
が抽象化されていって思考がシンプルになっていきます。


3.抽象的思考を鍛えるチート級トレーニング


最後に、チート級に思考が速くなった方法をお教えします。

僕を丸暗記星人から卒業させてくれた
抽象的思考の本質
ともいえる部分です。

それは、

1.本を読む時の原典を知る
2.自分の視点でアウトプットする

ということです。

まずは情報の源流を知るということです。

世の中にあるほとんどのビジネス書には源流があります。

古典的名著と呼ばれているものです。

たとえば、

この書籍は一時期大流行しましたが、
この書籍の情報の源流というものがあります。

これです。

それが分かると

こういう最近のビジネス書は

源流を知っていると読むのがめちゃくちゃ速くなるのです。


ほとんどの人が源流があると知らなくても

『影響力を持ちたい』

という欲求を刺激し、
それを満たしてあげられるコンテンツを作れれば
それがあなたの価値になり、見つけてくれた人に貢献できます。

丸パクリではなく、
あなたのフィルターを通ったアウトプットなら、
それはもう立派なあなたのコンテンツです。

こうして、

『情報の源流となっている古典定期名著』

に触れていくことで

世の中にある個別具体的なコンテンツを
体系づけて捉えられる
ので、抽象的思考力が爆上がりします。


2.自分の視点でアウトプットする

そしてそれをアウトプット前提で読みます。

なのでこの記事とかも、
僕にコメントとか贈ってくれたらもちろん嬉しいですけど

もはやツイッターやブログ、日記で自分の言葉に言い換えて発信しちゃう

ということです。

それが一番秩序を作って発信力を鍛えるのに速いです。
あと、ただ読むよりも自分の言葉で人に教えると知識が定着します。

これが抽象的思考のトレーニングになります。

なぜかというと、

自分の言葉に言い換える時点で、たとえているから

です。
例えているということは抽象的思考をしています。
なのでアウトプットするとチート級に速くなっていきます。

「なるほど、すごいいいこと聞いたな」


では記憶に残らないので、

全部自分の発信としてアウトプットする前提でインプットする

のがベストです。

記事にするのが重かったら
最初は記事を書いた人のラインやリプにアウトプット。
もしくは自分の日記用のツイッターにつぶやく
でもいいです。

一か月も続けてれば世界が変わっています。

僕は自分が一カ月前に書いた記事とか

間違えてるな
めちゃくちゃ下手だな

とかよく思います。
でもそれは自分の思考力がアップした証拠なので、
堂々と残してあります。

恥ずかしいという概念を捨てて
アウトプット前提でガンガンインプットする。

完成度ではなく自分の変化を楽しむ。

恥ずかしくなったら「こんなに下手だった(笑)」と笑い飛ばせばOK。

ついでに言うと、

目的に合ってないものを完璧にインプットする必要はない

と思っています。

完璧主義に陥っていると

本やコンテンツを全部チェックして、完璧に暗記しなきゃ

みたいな思考になって行動できなくなります。

だからこそ、

アウトプット前提でどんどん好きなものに例えて秩序を作り、見出した共通性の部分をコンテンツにする

このくらいの勢いで最初はいいと思います。


今日はここまでです。

記事に関するご質問やアウトプットはお気軽にどうぞ。

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読んでいただき、ありがとうございました。

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