男の視点で本音レビューする「バチェロレッテ3」
好きなバチェラーシリーズの女性版
「バチェロレッテ3」の放送が終わり、
今回はさまざまな議論を呼んでいますね。
僕としては今回も、
恋愛とマーケ法則は、ほぼ完全に相関する
という説がますます色濃くなりました
男の視点で本音レビュー
をしていきたいと思います。
結論から言うと
ということなのですが、
いきなりこんなこと言われても
論理の飛躍に感じられるでしょうから、
細かくレビューしていきます。
今回の参加者層
まずは多くの方に強く注目されることが
わかった上で、自分の恋愛模様をさらけ出す
この企画に参加された全員の勇気に、深く敬意を表したいと思います。
その上で、
一視聴者として感想レビューをさせていただきます。
・・・
今回はまず前作までと比較して、
「ガチのハイスペ婚活層」
が集まったという感覚があります。
ガチというか、
「ちゃんと婚活できる」
というと語弊があるでしょうか。笑
とにかく、
僕が身近な友人を通じて見聞きしてきた
日本の恋愛市場、婚活市場に極めて近い実態を持っている。
遠い異世界の話ではなく、
日本に実在する美男美女の
リアルな恋愛の場を見た。
さらにいうと、
医者、オーナー社長、音楽家、研究者、グーグル社員
など、社会的にかなり成功した方が多い。
ということは、
ここに重要な事実があります。
それは、
社会的に成功した彼らに共通するのは、
「わざわざ番組に参加しなくても女性にモテる」
という日常があることです。
実際男性のメンバーは、
バチェロレッテ・武井亜樹さんへの
言葉選びも思慮に富んでいたと思います。
(失言屋さんのクッ◯ーを除く。笑)
そうなると当然、
男性側の女性に対するハードルは
とても上がっています。
ものすごく現実的な話・・・
こういうスペックの男を大量に呼ぶということは、
それだけ女性が男性にGIVEする魅力というものも、
ハイレベルなものが要求されるようになってきます。
男視聴者の目線を描写する
一視聴者として、
やはりこの番組に求めるのは、
一点ですので笑
コンテンツとして、
男性が次々と去りたがる
異様な展開は、できれば制作サイドは避けたかった事態でしょう。
最初に僕が武井さんに抱いた印象は
「陽のオーラを持っていて、芯のある聡明な女性」
というもので、
シリーズで一番好きになる可能性を感じました。
笑顔もとってもチャーミングで、惹きつけられました。
しかしながら、実際には展開が進むにつれて、
「僕にローズを渡さないで帰らせてほしい」
という男性が続出する異常事態に。
男性視聴者としての僕の立場としても、
「僕も参加者なら、同じような心理になるだろう」
と思いながら見ておりました。
理由としては、
圧倒的にコミュニケーションの問題です。
大きく分けると3つの印象的なシーン。
①初対面で男性が準備してきた挨拶を拒否
②言葉尻を勝手に解釈して承認欲求が暴走
③リードする余地を生んでくれない上から目線
になります。
①初対面で男性が準備してきた挨拶を拒否
参加者男性が第一印象を残そうと、
ハチミツを持ってきたり、
ペアダンスをしようとしたり、
牛と触れ合いをさせようとさせたりしました。
ですがなんと全て拒否。
この時点で僕は
「え、この人恋愛経験ないのかな・・・?」
と疑問を抱き始めました。
「パーソナルスペースへの侵入は私のペースで」
という気持ちはもちろんわかります。
ですが、自分に会うために
仕事を休んで異国にやってきた男性に対して、
自分の感覚全優先、提案拒否、というのは、
優先順位として賢明とは思いません。
あまりにも参加者へのリスペクトや、
想像力が足りなかったのではないかな、と思います。
ここは「一個人」というよりも、
この「企画の運命を握る主役」として、
”全部受け止めると決めていた”という
友永さん(バチェラー3)の姿勢が圧倒的な正解だと感じています。
第一印象というのは、
本当に大きなカギを握っているので、
この時点で運命は決まっていたのかもしれません。
(牛を拒否られても誠実に愛を伝えた獣医さんは国宝並みにレア)
また恋愛という文脈において、
「芯が強い」ことと、
「余地がない」ことは全く違います。
ここに彼女の恋愛経験不足が出たと思います。
「拒否」から入るコミュニケーションで、
それでも男性が恋愛として燃えるというのは
見た目が運命的にタイプでない限り起こりにくいです。
②言葉尻を勝手に解釈して承認欲求が暴走
2ショットデートの中で、
「普通」というワードを
1回も言われていないのに
バチェロレッテが勝手に
「普通だと言われた!」
と解釈してブチギレる場面があります。
(見返しましたが、編集でカットされた可能性はあるがその男性はマジで一言もそんなこと言ってない。)
その後グループデートで
「私は普通の女じゃない!」
という主張をするためになぜか英語を披露する場面があります。
その言動に必然性はなく、
男性は「そんなことより俺と向き合ってくれ」
と思っていたことでしょう。
(どんな女性だと感じるかは、参加者が勝手に決めるし)
みんな社会的に成功しているし、
とても優しい方ばかりだったので、
誰も直接そうは言わない大人な対応でしたが。
これは僕から見ると
承認欲求以外の何者でもなく、
そういう器と見せてしまった時に、
参加者からの求心力が激減するのは当然です。
結果として、一人の参加者が
「女性ではなく妹に見えてしまった」
と本音を伝え、番組を去りました。
ここもやはり、
恋愛経験不足は大きかったと思います。
多くの方と対峙してきた経験があれば、
これをしたらどんな反応があるかは判断できるはずだからです。
③リードする余地を生んでくれない上から目線
これは具体的なシーンではなく、
上記を含めた全体に一貫した姿勢です。
恋愛のシーンにおいてはやはり、
どちらかの押しが強いにしても
多少の「余地の生み合い」の要素が必要になります。
ここは完全に
恋愛の経験値に依存するところだと
僕は思っています。
武井さんは経歴からしても
「自分の視点で見える感覚」
への臨場感が極めて強く、
成功体験が多く自信があるからこそ
というメタ認知の感覚をトレーニングする必要があると感じました。
自己肯定感が高く強いことは
必ずしもプラスには働きません。
親しみやすい方がむしろ恋愛への影響は大きいでしょう。
具体的には、せめてフリでも最初はいいから
「あなたという男性に興味があって、向き合う気満々です」
「あなたから飛び出すリードに、乗っかるつもりがあります」
という”余地”がないと男は乗ってこないのです。
要は、自分の効力感や、影響力を感じたい。
これは男というよりは人間普遍の欲求ですが、
恋愛上手な女性はこれが総じて上手です。
(逆にここの器がないと、メンヘラ化します)
武井さんは受験やお仕事で
大変思考体力を磨かれていることもあり、
メンヘラ化するほど自我が崩壊することはないでしょう。
ですが自分が崩れないだけでなく、
男を揺さぶる術が必要だと思います。
男の効力感や、影響力を揺さぶる。
これができるとマインドシェアが
どんどんその女性に奪われて好きになっていきます。
ここをうまく”小悪魔化”するよう
コミュニケーションを調律していくと、
もっと男が入れ食いになる展開になったかもしれません。
・・・
どこまで行ってもこれは、
「男性視聴者の目から見た、主観」
ですので悪しからず。
そしてしつこいですが、
マウントを取ったり、Disる意図は、
一切ありませんので、そういう材料にも
決してこの記事を使わないでください。
SNSで武井さんへの誹謗中傷が散見され、
僕はその事象をとても否定的に見ています。
人権侵害です。
旅をまっとうされた武井さんと、参加者に敬意を表します。
この度の計り知れない経験値を経て、
参加者の皆様が、それぞれに相応しい幸せを
獲得されるよう、心から祈っております。
コンテンツを楽しませていただき、
本当にありがとうございました。
受けた恋愛相談も、同じだった
プライベート直近で
2件たまたま恋愛相談を受けていましたが、
なんかどれも抽象化していくと同じだなぁと感じました。
ソリューションを一言で言えば、
「マーケ勉強しろ」
になります。
これが圧倒的に色々早い。
まじでお金から自由になるだけじゃなくて、
メタ認知で精神が自由になっていく。
マーケティングは、
この世の仕組みが資本主義である以上
全領域の人が学ぶ必修科目だと思っています。
その辺の詳細も、書きました。