大学・大学院向け出願システム 3選
今回は出願システムを開発している会社をピックアップしました。
大学における導入率
大学におけるウェブ出願システム(インターネット出願)の導入が加速しています。
2013年度入試においては、私立大学での導入率が1割強(※1)となっていたウェブ出願システムですが、2017年度入試においては、約半数(※2)と急速に拡大しました。
また、国公立の大学でも2020年度入試においては、約6割(※3)が導入している状況になっています。
※1:https://souken.shingakunet.com/publication/.assets/2013_RCM180_38.pdf
※2:https://between.shinken-ad.co.jp/detail/2017/03/netshutsugan.html
※3:https://eic.obunsha.co.jp/pdf/exam_info/2020/0116_1.pdf
導入するメリット
ウェブ出願システムを導入するメリットとしては以下があげられます。
ペーパレスとなり、出願者の情報をウェブ上で入手できる
他の入試システムにデータをスムーズに連携できる
ウェブ決済が利用できるようになる
受験票を簡単に発行できる
お問い合わせ件数を削減できる
業者の種類について
システムを開発している業者は以下のように大まかに2種類に分類することができます。
パッケージ版システム
簡単なセットアップにより導入できるクラウド型のサービスがあげられます。
導入コストが低い点がメリットとなりますが、カスタマイズ等の自由度が低い点がデメリットとしてあげられます。オーダーメイド開発
ベースとなるシステムに対して学校独自のカスタマイズを加えて開発する方式となります。
導入コストは高くなりますが、カスタマイズや機能追加などがパッケージ版に比べて容易となります。
ウェブ出願システムを扱っている業者3選
ウェブ出願システムをサービスとして提供しているシステム会社を3社ほどピックアップしてみました。
e-apply
現状最も導入大学数が多いのが、株式会社キャリタスが提供している「e-apply」というサービスです。
いわゆるパッケージ型の出願システムとして提供されており、2024年3月時点で150以上で大学に導入されています。
サービス紹介:https://www.career-tasu.co.jp/service/public-info/e-apply/
CODIA
大学院での導入実績が豊富なのが、コーディア株式会社が提供している出願システムです。
入力項目や機能を細かくカスタマイズできる点やランニングコストが出願者数によらない点などが特徴です。
サービス紹介:https://codia.co.jp/service/system/webentry/
SakSak出願
2024年3月時点で全国40以上の大学に導入されているのが、日本電子計算株式会社が提供している「SakSak出願」というサービスです。
出願処理、採点・判定処理などを入試アウトソーシングサービスとして提供しているのが特徴です。
サービス紹介:https://www.jip.co.jp/product/saksak/