フリーランスが「安定」を確保しながら生き残るには
以前フリーランスの人たちと定期的に集まって勉強会のようなものをしていたのですが、先日コロナ禍を経て、5年ぶりくらいに大集合をしました。
それぞれの近況を聞くと、各自それぞれフリーランスは続けているものの、安定して商売を続けている人もいれば、いよいよ仕事が無くなり就職しようかという人もいました。
僕はありがたいことにまだ続けられていますが、いつかそんな状況になる可能性は誰にでもあるよなぁと、改めて今後の動き方について考えていました。
そんな中、安定した日銭の確保と事業のスケール、という、ちょうどタイムリーな本と出会ったので、読んでみました。
「起業3年目までの教科書 はじめてのキャッシュエンジン経営」という本です。
堅めのタイトルですが、ざっくり言うと、
安定的にキャッシュを作ることができるローリスクローリターンな事業で日銭を確実に稼ぎ、その原資をもった上で自社の事業を拡大していこう、というお話。
本の中では、堀江貴文さんがかつて創業したオン・ザ・エッジやabemaTVを運営するサイバーエージェントの事例が紹介されていますが、やはり彼らも最初はこのキャッシュエンジン型の事業をベースに資金を作りながら、自社の事業を大きくしていきました。
そして、これは彼らのような有名企業だけではなく、街の中小企業やフリーランスまで多くの企業・商売人が行っているものです。
至極普通の、当たり前と言えば当たり前のことですが、改めて意識することで次の動きの参考になりそうです。
特にフリーランスなどだと、目の前の仕事に追われて、どうしても依頼ベースの受動的な動きになってしまうことも多いんですよね。
どんな事業なのか
安定してキャッシュを作ることができる、キャッシュエンジン型事業にはこんな特徴があります。
少ない資金でスタートできる
赤字が出にくい
法人向けで地味な事業(つまり繰り返し発注があり安定感がある)
これを踏まえると、代表的な事業としては、下記のようなものになります。
広告運用代行
SNS運用代行
WEBサイトの制作請負、受託開発
動画編集
サーバーのホスティング
その他、労働集約型の事業
基本的に仕入れのリスクの少ない、「労働力」を提供して対価を稼ぐ、というのが大枠ですね。
実例紹介
ここからは実際に、僕の周りのフリーランスや企業さんの実例を7件と、僕自身の事例をご紹介したいと思います。
お客さんからの引き合いありきで仕事しているように見えて、よく見るとみんなしっかりと日銭を確保しつつ、自社事業を拡大しています。
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