LINE公式アカウントで「友だち紹介キャンペーン」を実装しました
施策の背景
以前、LINE公式アカウントに友だち追加してくれたユーザーに、Stripeのクーポンコードを配布するキャンペーンを行いました。ECサイトの売上が停滞し、新しい集客方法を試してみたかったためです。
「友だち追加だけでクーポンがもらえるなら、多くのユーザーが参加するのでは?」と期待して実施した結果、予想以上に友だち追加数が増加。この成功から、さらにLINE公式アカウントを活用した施策を続けることに決めました。
今回は、その一環としてLINE公式アカウントでの「友だち紹介キャンペーン」を実装したので、その概要を紹介します。
友だち紹介キャンペーンの仕組み
「友だち紹介キャンペーン」は、すでにLINE公式アカウントを友だち追加しているユーザー(紹介者)が、自身の友だち(被紹介者)にLINE公式アカウントを紹介し、被紹介者が友だち追加すると、紹介者にクーポンをプレゼントする仕組みです。
実装方法
キャンペーンの実装にはLIFFアプリを活用しました。以下が具体的な流れです。
紹介URLの発行
LINE公式アカウントのリッチメニューに「友だち紹介URLを発行する」ボタンを設置。このボタンを押すと、紹介者ごとの固有の判別コードを付けたLIFFアプリのURLが生成されます。紹介URLの共有
紹介者は生成されたURLを友だち(被紹介者)にシェアします。LIFFアプリでのユーザー識別
被紹介者がURLを開くと、LIFFアプリ内で被紹介者のuserIdが取得でき、これをデータベースに保存します。また、URLの判別コードから紹介者のuserIdも取得し、保存します。友だち追加の誘導
LIFFアプリからLINE公式アカウントの友だち追加ページに被紹介者をリダイレクトします。友だち追加後の確認と特典の付与
被紹介者が友だち追加を完了すると、LINEからwebhookのfollowイベントが送信されます。この時、事前に保存した被紹介者のuserIdと一致するかを確認し、合致すれば紹介特典の付与対象とみなします。同時に、紹介者のuserIdを特定し、その紹介者にPushメッセージでクーポンを送信します。
注意点
被紹介者がLIFFアプリのURLを開いても、すぐに友だち追加しない場合もあります。例えば、後日別の紹介者のURLを開いて友だち追加することも考えられます。このようなケースでは、どの紹介者に特典を付与するか事前にルールを定めておく必要があります。
今後、実際にキャンペーンの結果が出てきたら、その効果を検証し、結果をまとめたいと考えています。
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