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【Interview】Royz――生きた証と、まだ花開くことができる可能性を届けに

結成15周年を迎え、10月30日に自身2枚目となるベストアルバム「Royz THE BEST 2019-2024」をリリースし、今作を引っ提げたワンマンツアー「TRACKS #2」を控えているRoyz。結成10周年を迎えた2019年以降、“コロナ禍”を含む5年間を彼らがいかにして戦い、生き抜いたのかという軌跡が詰め込まれたベストアルバムについて語っていただく中で見えてきたRoyzが“今”胸に秘めている想いとは……?
 
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【自分たちの人生がそのまま表れてるというか一生懸命やったことの証拠みたいなもんやと思ってる】

――10月30日にベストアルバムがリリースされて、今日もインストアイベント後に取材をさせていただいていますけれど、さっそくどんな感想や反響が返ってきていますか?

 正直、想像通りというか。“ちゃんとやってきた”っていう自負というか圧倒的自信があったから、意外性はなかったですね。例えば“意外と”反響がよかったとか、逆に「微妙やったな」ともならないというか。そういう意味では、イメージ通りだったかな。ただ純粋に、嬉しい気持ち。

――8月に行ったZepp DiverCityでのライブでベストアルバムのリリースを発表したとき、昴さんが「今回収録されているのは、コロナ禍にできた楽曲が軸になっている」とお話していたのが印象に残っているんですけれど、おっしゃる通りその期間に“ちゃんとやってきた”ことを振り返ることができるアルバムでもあるな、と。

 うん。「だって、みんな一生懸命頑張って生きたもん」って思ってるから。自分たちの人生がそのまま表れてるというか一生懸命やったことの証拠みたいなもんやと思ってるから、それは当然こういう作品にもなるし、頑張ってきただけの結果やなって感じ。

――特に昴さんはその時々のことを歌詞や言葉で伝えてきたわけですけれど、今、改めてどんなことを思います?

 「しんどかったな~」って感じかな、正直なところ。特にこの5年間の楽曲たちに関しては、苦しい時代を一緒に生きたっていう思い出……思い出っていうとちょっと軽いけど、ホンマにつらい時期を一緒に戦って生き抜いてきた楽曲たちなんで。だからね、ファンの反響がっていう最初の話に戻るけど、正直みんな自分が持ってる語彙力で感想を伝えきれてないんですよ。それは、こっちも一緒なのよね。

――ああ、「よかった」という一言にいろんな 感情が詰まりすぎてる感じですかね?

 そうそう。どこから話に手をつけていいかわからないほど、自分の持っている今の言葉の数じゃこのベストアルバムは語りきれない気がしていて。それほど、特にこの5年間はバンドマンとしても、そもそも1人の人間としても一番濃かった期間でしたね。

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