【Interview】XANVALA――「NIX」に表れた、不変のチャレンジ精神が導く可能性
2nd ALBUM「NIX」が完成した。前回のALBUM「月と太陽」のリリースから約1年、XANVALAが積み重ねてきた活動の充実ぶりが色濃く反映された作品について、メンバーに語っていただいた。現在行われているONEMAN TOUR「ANS」#2 "NIX"と、一連の「ANS」ツアーを締めくくるグランドファイナル公演となる恵比寿LIQUIDROOM公演が8月31日に控えている。“挑戦”の姿勢を崩さない彼らは、活動4年目に突入したバンドの今について何を感じているのだろう? そこには「NIX」にもストレートに表れている、まっすぐに先を見据える力強い心意気があった。※読者プレゼントあり(記事購入の読者様限定)※5月1日に締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました。
【また新たなXANVALAの一面を広げられるアルバム作品になったと思うんですよね】
――見事、2ndアルバム「NIX」は渾身の作に仕上がりましたね。まずは、皆さんの手応えや感想から伺っていきたいと思います。
Yuhma これは、多分メンバーみんな同じ考えだと思うんですけど、前回のアルバム「月と太陽」(2022年2月)がメチャクチャ好評だったんですよね。お客さんに限らず、バンド仲間や関係者からも高評価をいただけるようなアルバムを出せた事が自信に繋がりつつ、その次に出すアルバムっていうところでプレッシャーも絶対にあったと思うんです。だから、今回の「NIX」は「月と太陽」を超える事を目指してはいたんですけど、それよりもまた新たなXANVALAの一面を広げられるアルバム作品になったと思うんですよね。
――Yuhmaさんとしては、アルバム「月と太陽」が高評価をもらえた理由をどう振り返りますか?
Yuhma そもそもXANVALAは、曲の幅が広いんですよね。お客さんの声を聞いても、“好きな曲”があんまり一点集中しないんです。つまり、そのくらいどれもメイン曲になりえるというか、当たり曲がいっぱいあるという事で、それが“1st アルバム”という形で集約されていたからかなと。
――そのアルバムを“超える”というよりも、Yuhmaさんのおっしゃる通り“広げる”というのがしっくりくるような、XANVALAが持つ世界観をブラッシュアップしたものが今回の「NIX」だと思いました。
Yuhma 曲もそうだし、歌詞の部分でもそうなんですよね。色んなバリエーションの曲があるもんだから、巽が書く歌詞も幅が広くて、どのジャンルの歌詞を書かせても面白い。本当に、メンバーでさえビックリするぐらいなんでも書けるんですよ。そういう面も踏まえて、「NIX」は前作からのプレッシャーもあったとはいえ、完成してみたら初めて聴く人にとっても「良い」と思ってもらえるものになったと思うし、「月と太陽」で勢いのあるXANVALAを知って好きになって、2ndアルバムを楽しみにしてくれていた皆さんにも「これはこれで良いぞ」って思ってもらえるアルバムが出来たんじゃないかなと思います。
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