見出し画像

【Interview】混沌少女――自らの手で築くV-ROCK IDOLという唯一無二の存在

〈V-ROCK IDOL〉を掲げて活動中の、魑魅魍魎 / 天下統一 / 不朽不滅からなるアイドルグループ・混沌少女が〈Cure Online Project〉に初登場
IDOL×VISUAL系の融合を図る世界観と、ヴィジュアル系バンドとの対バンでも引けを取らない強烈なライブを魅力とする彼女たちは、今年7月で3周年を迎える。
さっそく、2025年の幕開けを飾った1月8日に目黒鹿鳴館にて行われた単独公演「最期ニ目黒デ晩餐ヲ...」を振り返るアフターインタビューを行いながら、混沌少女に迫っていくことにしよう。

Pretty One PRESENTS
混沌少女2025現目黒鹿鳴館ラスト単独公演「最期ニ目黒デ晩餐ヲ...」
2025年1月8日(水) 目黒鹿鳴館

これぞ“ライブ”と言わんばかりに、全力で駆け抜けた全16曲だった。
現・目黒鹿鳴館にて行う最後の単独公演ということもあり、テーマに“最後の晩餐”を据えてオリジナルアレンジを加えたメイド服で登場。SE『此畜声明』に続く『此ノ世ハ闇ダラケ』のド頭から見事に会場の熱量をフルスロットルにまで押し上げ、『死にたいなんて嘘です。』ではメンバーが客席フロアに降りて接近戦を繰り広げた。そのフロアに目をやると、男性ファンだけでなく女性ファンや外国人ファンまでもが入り混じり、混沌少女の名が着実に広まっていることを感じさせる。
アグレッシヴなメニューの中で異彩を放っていたのが、歌を重視した『Re;birth』やメンバーのソロパートを据えた『青春謳歌』。さらに、「2024年、頑張ってきました。心がバラバラになってしまうときもありました。現目黒鹿鳴館ラスト単独公演、アナタに観てもらえて、よかったです」と魑魅魍魎が伝えて届けた『軌跡を投じる。』では、タイトルのごとく混沌少女の“軌跡”に思いを馳せる場面も。
終盤には、「これでもか」といった具合に混沌少女が得意とする攻めの表情が凝縮されていた。土下座ヘドバンで圧倒する『地獄ニ堕-ジゴクニダ-』をはじめ、かつて色濃くあった“学校”にまつわるコンセプチュアルな部分も交えながら、“死にたい / 生きたい”という葛藤を歌に込めた混沌少女的青春ソング『MAD MAD GiRL』。定番曲の強みを発揮しながらも、天下統一の「命、燃やせ!」といった心からの叫びでオーディエンスを扇動する様子や、一見物静かそうに見える不朽不滅も率先してステージ前方まで詰め寄りながら声を張り上げるなど、メンバーそれぞれの個性も際立って見える。ラストの『カリスマ』では、観客によって魑魅魍魎が担ぎ上げられる白熱ぶりをみせ、始終ロックシーン顔負けのステージを見せつけたのだった。

[セットリスト]SE.此畜声明/ 01.此ノ世ハ闇ダラケ / 02.欠陥品ノ僕カラ君へ / 03.死にたいなんて嘘です。 / 04.首棘 / 05.あなたのあのこ / -お経- / 06.四角い部屋 / 07.Re;birth / 08.青春謳歌 / 09.HATE / 10.鬱々鬱 / 11.軌跡を投じる。 / 12.我、命 / SE.犯行声明 / 13.地獄ニ堕-ジゴクニダ- / 14.みなごろち / 15.MAD MAD GiRL / 16.カリスマ


ここから先は

6,437字 / 18画像

¥ 300

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?