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ボーイのサイト分析まとめ33

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物件よりも地域の情報発信に比重を置いた不動産サイト

横浜市に拠点を構える不動産の仲介・管理を行う松栄建設のコーポレートサイト。最大の特徴は不動産系サイトのメインとなる物件紹介はそこそこに、地域の情報発信に注力しており、地元に根ざした会社であることを訴求したコンテンツが多いところである。

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如実に現れているのはファーストビューに設置されている「今月の街トピック」である。この箇所は会社のコンバージョンに起因するコンテンツ(お勧めの物件情報など)又はお知らせが設置される事が多いが、地域情報の発信エリアにしており優先度がかなり高いことが伺える

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このサイトでは地域の情報発信が一つの入り口となっており、地域自体に興味を持って貰う事で、物件や不動産の契約に繋げるという導線となっている。松栄建設は60年間地域に根ざした事業を行っており、地元への造詣も深い。そういった企業の強みや思いが上手くコンテンツに落とし込まれたサイトとなっている。

アットホームさを押し出したデザイン

サイト全体では角丸を多用した要素に、丸ゴシックの見出し、イラストを散りばめるなど、ポップで親しみのあるデザインになっている。不動産という硬いイメージを緩和させるため、良い意味で小難しさを感じさせない敷居の低い見え方になっている。

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従業員の写真を積極的に使用しているのも特徴的である。働いている人達を見せる事で、会社の顔や雰囲気が鮮明となり親しみを感じさせる要因に一役買っている。

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末端ページは全てブログに収束させる、更新性重視の構成。

各下層ページの詳細情報などは全てブログで記事化して、そちらにリンクを飛ばす構成になっている。

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会社の特性上、時期によって事業や地元の情報は流動的に変化していくため静的なページは少なくして、会社メンバーだけでも素早く更新ができるブログに収束させているためだと考えられる。少々強引な手法であるが、予算や更新性の兼ね合いを見て最善の方法を模索した結果だと考えられる。

今週気になったサイト、記事

グラフィカルな表現が目を引くサイト。デザインをしているといかにも「WEBっぽい」デザインになってしまう事が多いが、こういったサイトを見て別の表現もできる事を再確認していきたい所。

スクロールのアニメーションが軽快で小気味いいサイト。このサイトほど盛り込むと少しクドイかなとも思いつつ、参考になる表現が多いサイトになっている。

海外デザインのダイナミックさが如実に現れているサイト。途中の画面固定スクロールなど小技の効いた演出も印象的。どうも最近は日本的なサイズ感に収まる傾向もあるため、「ここまで攻めて見ても良し」という気構えは持っておきたい所。

仕事で仕様をすり合わせる機会も増えてきたため、参考に読んだが半分ほどしか理解できなかった記事…。アプリ系はここまでやっているかと考えると頭が下がる思いである。



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