ボーイのサイトトレース02
トレース先
トレースしたデザイン
長体・平体を組み合わせたフォントの表現
サイト中で最も目を引くのがタイポグラフィの表現。自社製のオリジナルフォントが使用されているが、通常サイズ以外に長体と平体が掛かったフォントが2種類用意されている。
縦横比率が異なるフォントを組み合わせる事で単調な見せ方にならずインパクトのある訴求をしている。また両方をフラットに使用すると比率の違う物同士でチグハグな印象も与え兼ねないため、ジャンプ率で差を付けるなどしてバランスを取っている。
ちなみにサイトトレースでは元がオリジナルフォントでそのまま使用出来なかったため、平体は「Neue Haas Grotesk」の垂直比率を60%に、長体は「Fjalla One」を使用することで擬似的に表現をした。(左がトレース、右が本家)
「Fjalla One」は下記のサイトでも使用されている。比較的クセのあるフォントだがそれ故にフックやインパクトを与えたい場合に適している。
シンプルなのに複雑性を感じるレイアウト
レイアウトは「軸」となるグリッドがあり、このポイントを中心として展開している。軸をしっかりと設ける事で左右が非対称になっていても安定感のある見え方になっている。
レイアウト自体は箱組みの要素が多く実はそこまで複雑なレイアウトはしていない。それでも複雑性を感じるのは片側の余白を大きく空けるなどして、左右非対称の要素を作っているのと、円の装飾をズラし気味に配置する事で整った印象を緩和しているためだと考えられる。