ボーイのサイト分析まとめ29
マガジンハウス怒涛のリニューアルラッシュ。ターザンも例外ではなかった。
フィットネス系を題材にした雑誌、ターザンのメディアサイト。出版元のマガジンハウスは今年に入って新しいメディアサイトの立ち上げリニューアルなどリーリスラッシュが続いており、どれも定型的なメディアサイトにはしないという意気込みを感じさせる仕上がりになっている。
今回はターザンのリニューアルも例外ではなく,大胆なレイアウト構成や独自性のあるコンテンツの提案がされており、個性を感じさせるメディアサイトになっている。
コンテンツ事にレイアウトを変えた構成
コンテンツ間では意図的にレイアウトやサムネの比率を変えて違った見せ方を訴求している。同じカード型の記事が淡々と並ぶ印象を回避して、平坦な印象にならないような工夫がされている。
ページの随所に配置されているバナーは外部広告にも見えるが、おすすめ記事への導線となっている。運営が出版社という見栄えの良いビジュアルが製作できる環境を生かして、バナー型で訴求するエリアも用意している。
独自性もあるUIのカテゴリー、仕様
記事検索では設定された大項目以外にも体の部位から記事を検索できる仕様となっている。人体を取り扱うフィットネス系サイトならではのアプローチとなっている。
また「願望から探す」というユーザーのこうしたいという思いから逆算して、記事を抽出するコンテンツも用意されている。ユーザーの悩みや疑問の提示を事前に行うことにより自分事化させて、記事を読まれやすくする工夫となっている。
今週気になったサイト、記事
会社設立年数になぞって、「12」をコンセプトにした採用サイト。コーポレートサイトとも上手くトンマナを合わせながらも似たような印象になり過ぎないように上手く差別化をされている。
グラデーションの配色が鮮やかなで、清涼感を感じさせる仕上がりになっている。事業同様、会社自体も女性が活躍できる環境である事を大きくアピールしており、ターゲットを明確に絞った構成となっている。
ファーストビューの演出が印象的なサイト。クリエイティブプロダクションではあるが、実績よりもメンバーにフォーカスされておりで、どういう人達が制作を行っているのかが分かる構成となっている。
地味ながらも単位や数値を変えながら検証したい事も多いため、何気に嬉しいアップデート。今年はレイアウト周りのエディタも搭載されて使い勝手がより向上している。