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クリエイティブな活動

私が気に入っている文章です。noteに相応しい文章だと思ったので、ご紹介させて下さい。


「クリエイティブな活動」は、「正解」のない世界で、自分なりの答えを出し、その答えによって外の世界になにかをつくり出し、あるいは実現する活動です。

これは一見、自分一人の世界だけで完結しそうに思われます。実際、人に見せずに自分のプライベートな世界だけで、クリエイティブな活動を楽しんでいる人もいます。

でも、ある見方をすれば、これは必ずしも、創造的活動がちゃんと「完結した」とは言えないところもあるように思います。

たとえば、ある人が1枚の絵を描いたとします。

この絵を多くの人が馬鹿にしましたが、たった一人だけ、「この絵は、自分のために書かれたものだ」と感じました。

このとき、この絵の「創造性」は、一つの完結を見たと言える気がするのです。

一方、誰もその絵を気に入ることがなかったなら、その創造性は、作り手たった一人の心の中にしか顕現しません。それでよし、とすることもできますが、何となく物足りないものが残ります。


これは「他人の機嫌をとれ」という意味ではありません。

創造性はあくまで、自分の内なる要請から生まれるものだと思います。

でも、そうした、人のご機嫌取りではない、ひたすらな「内なる要請」が、
全くの他人の心に強く響き、時には「この絵は私のために描かれたのだ」とさえ思えることがあるのは、いかにも神秘的なことです。

このことは決して珍しいことではありません。マーケティングに寄らず、誰の作為にも寄らないものに、突然大勢の人が夢中になることがあります。
大人気を博しているアーティストがいて、そのファンは皆

「あのアーティストの本当の良さは、自分だけにしか解らないのだ」

と信じていることさえあります。


コチラからの引用です。
http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/2014yy/weekend_brightpisces_o.html

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