【時短】vscodeのjava開発に必須のおすすめ拡張機能17選まとめ
VSCodeでJava開発を行う際には、適切な拡張機能を導入することで、コーディング効率、デバッグ作業、プロジェクト管理などを大幅に改善できます。
ここでは、Java開発者必見の拡張機能を厳選してご紹介します。
1. 必須の基本セット:Java開発環境の構築
Extension Pack for Java (by Microsoft):
概要: Microsoft公式のJava拡張機能パックです。Java開発に必要な複数の拡張機能がひとまとめになっており、これをインストールするだけで基本的な開発環境が整います。初心者の方や、個別にインストールする手間を省きたい方におすすめです。
含まれる拡張機能:
Language Support for Java™ by Red Hat: シンタックスハイライト、コード補完、定義への移動、リファクタリングなど、Javaコーディングの基本機能をサポート。
Debugger for Java: デバッガー。ブレークポイントの設定、ステップ実行、変数の確認など、デバッグ作業を効率化します。
Test Runner for Java: JUnitやTestNGなどのテストフレームワークを実行し、結果をVSCode上で確認できます。
Maven for Java: Mavenプロジェクトの管理をサポート。依存関係の解決、ビルド、実行などを容易にします。
Project Manager for Java: Javaプロジェクトの作成、管理を支援。
IntelliCode: AIによる支援で、文脈に応じたコード補完などを提供。
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Extension Pack for Java」と検索してインストール。
2. コーディング支援:入力補完、リファクタリング、コード生成
Language Support for Java™ by Red Hat
概要: Extension Pack for Javaにも含まれているRed Hat提供の拡張機能。Eclipse JDT Language Serverを利用し、精度の高いコーディング支援機能を提供。
主な機能:
シンタックスハイライト、コードの色分け
強力なコード補完(IntelliSense)
定義へ移動、参照の検索
リファクタリング(名前の変更、メソッドの抽出など)
コードフォーマット
import文の自動整理
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Language Support for Java(TM) by Red Hat」と検索してインストール。
IntelliCode
概要: Microsoft公式の拡張機能。Extension Pack for Javaに含まれる。AI支援により、文脈に基づいたコード補完などの開発者支援機能を提供する。
主な機能:
文脈に応じたコード補完
引数補完
コード スタイルの推論
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「IntelliCode」と検索してインストール。
3. テスト支援:テストの作成、実行、デバッグ
Test Runner for Java:
概要: Extension Pack for Javaに含まれる。JUnitやTestNGなどのテストフレームワークに対応し、テストの実行と結果の確認をVSCode上で簡単に行うことができます。
主な機能:
テストの実行(単体、クラス単位、パッケージ単位)
テスト結果の表示(成功、失敗、エラー)
テストコードへのデバッガのアタッチ
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Test Runner for Java」と検索してインストール。
4. デバッグ支援:効率的な問題解決
Debugger for Java:
概要: Extension Pack for Javaに含まれる。ブレークポイントの設定、ステップ実行、変数の確認・変更など、Javaアプリケーションのデバッグに必要な機能を包括的に提供します。
主な機能:
ブレークポイントの設定、条件付きブレークポイント
ステップ実行(ステップイン、ステップオーバー、ステップアウト)
変数の確認、変更
コールスタックの確認
例外発生時のデバッグ
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Debugger for Java」と検索してインストール。
5. ビルドツール支援:Maven、Gradleとの連携
Maven for Java:
概要: Extension Pack for Javaに含まれる。Javaの主要なビルドツールであるMavenをVSCodeで操作するための拡張機能です。依存関係の管理、ビルド、テスト、デプロイなどを効率的に実行できます。
主な機能:
Mavenプロジェクトの作成、インポート
依存関係の管理(pom.xmlの編集支援)
Mavenゴールの実行
ライフサイクルフェーズの実行
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Maven for Java」と検索してインストール。
Gradle for Java
概要: Extension Pack for Javaには含まれない。もう一つの主要なビルドツールであるGradleをVSCodeで扱うための拡張機能です。
主な機能:
Gradleプロジェクトの作成、インポート
Gradleタスクの実行、確認
ビルドスクリプトの編集支援
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Gradle for Java」と検索してインストール。
6. フレームワーク対応:Spring開発の効率化
Spring Boot Extension Pack
概要: Spring Bootアプリケーション開発を支援する拡張機能セットです。Spring Initializrによるプロジェクト作成、Spring Boot Dashboardでのアプリケーション管理、コーディング支援など、Spring開発に便利な機能が揃っています。
含まれる拡張機能:
Spring Boot Tools: Spring Bootアプリケーションのコーディング、実行、デバッグを支援
Spring Initializr Java Support: Spring Initializrを使って、簡単にSpring Bootプロジェクトを作成できる
Spring Boot Dashboard: ローカルで実行中のSpring Bootアプリケーションを管理できる
Cloud Foundry Manifest YML Support
Concourse CI Pipeline Editor
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Spring Boot Extension Pack」と検索してインストール。
Spring Boot Tools:
概要: Spring Bootアプリケーション開発のためのコーディング支援、実行、デバッグ機能を提供します。特に、application.propertiesやapplication.ymlの編集支援機能が強力です。
主な機能:
@ConfigurationPropertiesや@Valueのコード補完
Spring Bootアプリケーションの実行、デバッグ
Live Application Information (実行中のアプリケーションの情報確認)
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Spring Boot Tools」と検索してインストール。
7. その他の便利なツール
Lombok Annotations Support for VSCode:
概要: Javaの定型コードを削減するライブラリ「Project Lombok」のアノテーションをサポートする拡張機能です。@Getter、@Setter、@Dataなどのアノテーション利用時のコード補完やエラーチェックが有効になります。
強み: Lombok使用時のコーディング支援
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「Lombok Annotations Support for VSCode」と検索してインストール。
SonarLint:
概要: コードの静的解析を行い、バグ、脆弱性、コードの臭いなどを検出してくれる拡張機能です。コーディング中にリアルタイムで問題点を指摘してくれるため、コードの品質向上に役立ちます。
強み: 静的解析、バグ検出、脆弱性検出、コード品質向上
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「SonarLint」と検索してインストール。
REST Client:
概要: VSCode内でREST APIのテストを行うことができる拡張機能です。HTTPリクエストの送信、レスポンスの確認、認証情報の管理など、API開発やテストに便利な機能を備えています。
強み: REST APIのテスト、HTTPリクエストの送信、レスポンスの確認
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「REST Client」と検索してインストール。
GitLens:
概要: Gitのバージョン管理を支援する拡張機能です。コードの変更履歴や、特定行の変更者を容易に確認できます。
強み: Gitの視覚化、コードの変更履歴、特定行の変更者確認
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで「GitLens」と検索してインストール。
Prettier - Code formatter
概要: 人気のコードフォーマッター。設定ファイルを共有することで、チーム内でのコーディングスタイル統一に役立つ。
強み: 自動コードフォーマット、様々な言語に対応
インストール方法: VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで 「Prettier - Code formatter」を検索してインストール
拡張機能を選ぶ際のポイント
開発環境: Windows、macOS、Linuxなど、自身の開発環境に対応しているか確認しましょう。
プロジェクトの規模: 小規模か大規模か、使用しているフレームワークによって、必要な拡張機能は異なります。
個人の好み: 使いやすさ、見た目など、個人の好みに合わせて選びましょう。
まとめ
今回ご紹介した拡張機能は、VSCodeでのJava開発を強力にサポートし、生産性を大きく向上させてくれるツールばかりです。これらの拡張機能を活用して、効率的で快適なJava開発環境を構築しましょう。自分にあった開発環境を整え、コーディングを楽しみましょう!