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#Azuki
Azukiとは?
Azukiとは、Azukiのコミュニティとファンによって作られたメタバースブランドであり、Azuki NFTは、ETHブロックチェーン上に構築された1万個のユニークなアバターのコレクションです。
世界中が注目するようになったAzuki。
NFTマーケットプレイスの最大手であるOpenSeaのランキング上において、
2022年2月8日現在1位を獲得しています。
Azukiの公式Twitterで初ツイートをしたのが2021年11月16日であり、
OpenSea上で初公開されたのが、2022年1月12日であることから、
世の中に公開されて、数ヶ月という短期間で爆発的な人気となっていることが分かります。
数々のNFTがある中、日本アニメのようなビジュアルのAzukiはなぜ1位に上りつめたのでしょうか?
Azukiの特徴
洗練されたビジュアルによる圧倒的な”ブランド”力
徹底したコンセプト
細部にまでこだわった設計
AzukiのVision&Values
Azukiチーム
独自の規格「ERC721A」
リリースしたタイミング
・洗練されたビジュアルによる圧倒的な”ブランド”力
Azukiのビジュアルはとても洗練されています。
元々日本アニメが世界で賞賛されていることに加え、Open Sea上で公開されている他のNFTと比べても、Azukiのキャラクター達は目を引く存在です。
Azukiの出しているティーザーからも分かる通り、美術、アニメーション、WEBサイトなど、どれを見てもあらゆる部分がよくデザインされていることが伝わります。
これらAzukiの徹底したビジュアルは、Azukiブランドを押し上げる重要な要素と言えるでしょう。
そして、これらの芸術性により、"まるでアニメや映画を見ているかのような世界観"が生まれ、多くの人が魅了されているのだと思われます。ティーザーやWEBサイト、Twitter等を見るだけで、映画を見ているかのようなハイクオリティさに引き込まれ、いつの間にか抜け出せなくなっています。
・徹底したコンセプト
当初、Azukiは赤い種しかありませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1644317588993-IxMiZ1WbG3.png)
しかし、1月20日、種が完全なキャラクターへと進化したのです。
An idea starts as a seed. And together we can cultivate the seedlings which will be most impactful.
=アイデアは種から始まる。そして、我々は最もインパクトのある苗を一緒に育てていくことができるのです。
Azukiは”種”or”苗”というキーワードを大切にしているようです。
Azukiバースで使われる通貨の名称も$BEANという名前で発行されており、一貫して、種というアイディアをコミュニティによって成長させていこうというコンセプトを貫いています。
![](https://assets.st-note.com/img/1644323453062-oAbGBF7b2D.jpg?width=1200)
・細部にまでこだわった設計
更に、Azukiのキャラクターはよくできており、様々な分類に分けることができます。
タイプや個性、レアキャラなどの存在により、どのキャラクターも他のキャラクターとは異なる魅力があり、1万個の中から自分の好きなキャラクターや欲しいキャラクターが見つかることでしょう。
以下、一例を紹介いたします。
①4種類の「タイプ」
- 人間(9018)
- ブルー(444)
- 赤 (441)
- スピリット (97)
![](https://assets.st-note.com/img/1644331352341-7d3ElaU98h.jpg?width=1200)
②9種類の「特徴のある個性」
-稲妻・ライトニング (48)
-水 (49)
-地球 (53)
-火 (58)
-桜 (80)
-煙(81)
-狐火・フォックスファイヤー (86)
-蝶 (86)
-ホタル (88)
![](https://assets.st-note.com/img/1644331367938-9v48ryE7fT.jpg?width=1200)
③その他、レアな服、髪型、持ち物、小物、表情、、等
・AzukiのVision&Values
上述してきたように、ビジュアルが最高峰なことは前提にありますが、Azukiの魅力はそれだけではありません。
WEBサイトから伝わる"本気"が、見ている人に信頼を与えています。
Vision
Azukiは、「コミュニティによって構築され、地球上で最大級のメタバースブランドを創造する」という野心的なビジョンを持っています。3つのValues
①Community first=コミュニティファースト
「すべてはコミュニティに始まり、コミュニティに終わります。コミュニティ以外のものを優先した瞬間、それは終わりの始まりとなるでしょう。そんなことはさせません。なぜなら、私たちは常にコミュニティをAzukiの第一の価値としているからです。」
② dope shit only=ドープなものだけを作る
派生品やコピー品が溢れる世の中で、Azukiは全く新しい美学と雰囲気を作り出したいと考えています。時間はかかりますが、彼らは長期的な視野で、彼らの道を歩むことを大切にしています。
③Trust the process=プロセスを信頼せよ
この言葉は、NFTという流行り廃りが多く存在し、スピード感が重視されがちな世界において、ゆっくりと長期的な視点に立つことを考えさせられます。めまぐるしく変化するNFTの世界において、大胆なビジョンと言えるでしょう。
そして、Azukiチームがこれらを実行していることは明らかです。
・Azukiチーム
Azukiチームはカリフォルニア州ロサンゼルスにあり、メンバーは暗号、テクノロジー、ゲームの分野で素晴らしい経歴の持ち主です。そして彼らは皆、未来のための分散型ブランドを構築するという、ひとつの目標に向かって集まっています。
多くのNFTの場合、匿名で公開されており、信用するまでに時間がかかります。Azukiの場合、匿名の方もいますが、信頼できる人物も名を連ねていることから、信頼するまでの時間が他のNFTに比べ、より早かったのではないでしょうか。
設立者:ZZZAGABOND
Artist:steamboy
彼は『OVERWATCH』の元キャラクターアートディレクターであり、Azukiのアーティストであり、共同制作者でもあります。
大作ゲームシリーズで活躍されている人物がチームにいるということにより、安心感もあり、プロジェクトに信頼を置く人が増えたのでしょう。開発者:2pmflow Locationtba
開発者の2人は、Azukiのための新しいトークン規格:ERC721A(後述)を開発しました。
Azukiのサービスどれをとっても、VisionやValuesに根ざし、素晴らしい開発を成し遂げていることが、Azukiの利用者をさらに感動させていると思われます。
・独自の規格「ERC721A」
結論から言うと、Azuki NFTによる独自の規格=ERC721Aを利用することでセール時のトランザクション手数料を大幅に削減することができる ということです。
ETHをはじめとしたEVMエコシステムにおけるNFTの代表的な規格であるERC721は、暗号資産のようなFungibleなトークンと比べて、Gas代が高いことが有名です。
AzukiはERC721の内部構造をプロジェクトに最適化することで、発行時の手数料の少ないERC721互換のNFTを実現しているとのこと。
私も技術者ではないので、詳しくはありませんが、上記の取り組みは新たなinnovationとして評価すべき開発といえるのではないでしょうか。そして、このようなチャレンジから、AzukiがAzukiユーザーに対して真摯な姿勢を見せているように感じ取れます。それが、他のNFTプロジェクトとは異なり、人々の目に止まったのではないでしょうか。
・リリースしたタイミング
AzukiがOpenSeaに出品し始めたのは、2022年1月12日です。
そこから、1ヶ月あまりでOpenSeaのランキング上において、1位を獲得しています。これは、他のNFT(CryptoPunks等)に比べ、圧倒的に遅い時期の公開ではありますが、かなりの短期間でバズったと言えるでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1644338403849-Wwbks2eVLU.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1644338315562-OMPfiembV2.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1644420204329-9P7qbgoWo9.png?width=1200)
そもそもNFTバブルが到来し始めたのは、2021年の始まりあたりです。
そこから、OpenSeaにおいて、CryptoPunksやBored Ape Yacht Clubがバズった時期が2021年夏・秋あたりなので、AzukiのリリースはNFTバブルから少しずれているのです。
これが他のNFTとは大きく違うAzukiの特徴の一つです。
この手法が吉と出るか凶と出るかは、NFT自体のクオリティにも依存しますが、上述してきた通り、Azukiのコンセプトやクオリティは文句なしです。
つまり、Azukiにはその手法が吉と出たのです。
加えて、バブルが一旦収まりつつあったOpenSea界隈では、NFTバブルによる利確を基に、次なるNFT探しに目を向けようとしていた人が多くいたのではないでしょうか。
最後に…
Azukiプロジェクトは、本物の価値とビジョンを持った長期プロジェクトの例です。NFT界隈の強気相場の中、他のプロジェクトでは、手抜きをしてリリースを急ぐことが見受けられますが、Azukiは時間をかけて、全てにおいて完璧とすることを実現しました。
その完璧なクオリティにより、現在の地位を獲得しているといえます。
真のメタバース・ブランドを構築するために、彼らは「プロセスを信頼」し、ゆっくりとした時間をかけて、現在も素晴らしい作品を作っているのです。