気象予報士試験独学合格マニュアル [一問一答&学習進捗管理Excelファイル付き]
はじめに
皆様、初めまして。
このnoteはタイトルにあるように、難関資格・気象予報士試験に独学で合格するためには何が必要なのか、を筆者なりにまとめたものになります。
僕は、ド文系かつ、気象についての知識は”台風は秋ごろよく来る気がする”だけの状態で、5ヶ月の独学で気象予報士試験に一発合格しました。
本来の理想は、「気象についての広く、正確な知識を身につけたうえで、試験に合格する。試験合格は通過点であり、その後も自身の血肉となる本物の知識を身につける」だと思います。ですが、僕は「気象予報士試験合格」を最大の目標に据え、逆に言えばそれだけを考え、逆算して行動しました。
なので、本質的な気象への理解とは程遠い学習法かもしれません。ですが、「とにかく(まずは)気象予報士試験に合格したい」といった方はぜひ読んでいただけるとお役立ちできるのではないか、と考えております。
これから気象予報士試験を受験しようとする方には一つの参考として、すでに受験経験のある方にはご自身の勉強方法のブラッシュアップに活用していただけると思います。
21,000字を超える内容になっており、自信のあるコンテンツです。
どうぞよろしくお願いいたします。
後述しますが、この記事が皆様に提供するのは以下の情報です。
受験・合格の経緯
僕は都内の私立高校を卒業した後、東京大学に現役合格しました。その後、文系学部に進学しています。
大学3年生の冬、配信サービスで新海誠監督の映画『天気の子』を見たときに、「天気って面白い」と思いました(単純ですね)。
また、連日テレビで放送される異常気象を伝えるニュースを見て、「この時代、天気について詳しくなっておくと後で役に立ちそうだ」そう思い、気象予報士試験受験を決めました。
まずは、大学受験時には予備校に通うように、スクールに通うのが手っ取り早いだろう、と思い学費を調べました。しかし、1講座で数万円の授業料を見て、「趣味で受験するのに、この値段は高すぎる」と思い、独学受験を決めました。
次に、自分であるルールを決めました。
それは、「必ず一発で合格する」というものでした。
それはなぜか。気象予報士試験特有の、あるシステムに甘えてしまうと受かるものも受からなくなってしまう、そう思ったからです。
僕は、今から学習を開始する人は「3回以内に必ず合格する」、すでに受験経験がある人は「あと2回以内に必ず合格する」とルールを決めることを強くおすすめします。
この理由は後ほど説明します。
2022年4月1日に学習を開始し、5ヶ月の勉強を経て、2022年8月21日に行われた第58回気象予報士試験を受験し、無事合格することができました。
合格発表日には以下のような葉書で合格が通知されます。
その後、気象庁長官による正式な登録手続きを経て、以下のような登録証明書が届きます。
この証明書が来たときは、自分の名前が気象予報士の一員として名を連ねたのだと、非常に嬉しく思いました。
この記事のポイント
この記事は、文系の自分が基礎知識0から対策したからこそ分かる、合格までに必要なことをまとめています。
また、数百問を超えるオリジナルの一問一答や、学習進捗シートなど特典も満載です。
自分は第4,5,7,8,10,11,14,15,16~57回の合計50回分の過去問を解きました。"10年分の過去問を解け"などよく言われますが、50回分解いた人間はなかなかいないのではないでしょうか。この圧倒的な経験に裏打ちされた気付きはきっと皆様の学習に役立つと思います。
大変恐縮なのですが、メイン部分は有料コンテンツとさせていただきました。
一度獲得すれば、一生涯の資格となる気象予報士試験。未曾有の異常災害が1年を通して列島を襲う今、気象に関する知見を深めることは何にも変え難い価値があると思います。
気象予報士試験は極めて難易度が高いです。闇雲に努力しても、それが適切なものでなかれば合格は難しいと強く感じました。だからこそ、適切な対策と適切な努力をすれば周りに大きな差をつけることができます。
ネットで検索すれば、多くの合格体験記が溢れています。それらを読めば良いと思われる方も多いと思います。ですが、僕の気持ちとしては、このnoteの存在を知ってくださったおそらく気象予報士試験受験者の数%にも満たない皆様に、この記事が何か一つでも他にはないポイントでお役に立てればと考えています。
スクールなどは10万円近くの費用がかかります。そこまでの金額を出すのは難しいという方、少しでも興味を持ってくださった方、ぜひ購読していただけますと幸いです。
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