【Ergodox】キーボード作ってみた【EZじゃないやつ】
キーボードを買う理由
パソコンのキーボードを入力する姿勢というのは不自然であり、身体に負担があったり姿勢が歪む恐れがあります。私が思う通常のキーボードのデメリットは、2点あると思っています。
・手首に無駄な力が入る
・猫背になる
みなさんも、もし眼の前にキーボードがあれば試してみてください。なんかしんどくないですか?特に業務でキーボードを長時間利用される方は、姿勢の歪みから身体を壊す恐れも無きにしもあらず。正しい姿勢で健やかなパソコンライフを送りたいものですよね。
エルゴノミクスキーボードというジャンル
実はそんなキーボードは既に存在しています。過去からエルゴノミクスキーボードというジャンルが存在しており、ギークな人たちの界隈では知れ渡ったツールではありました(Kinesis Advantage 2とか超クール)。
特徴としては、長時間使用しても疲れにくいというメリットがあり、大抵のエルゴノミクスキーボードは 、キー配置が分離されていたり、キーボードが湾曲していたりと、自然な姿勢でキー入力が行えるように設計されています。
自作キーボードという選択肢
私が作成したErgodoxというキーボードは、エルゴノミクスキーボードの中でもオープンソース(作り方が公開されている)で、DIY(自作)できるキーボードとして昨今人気を博しています。特徴としてはキーボードがGキーとHキーの間で左右に真っ二つに分離しており、親指のあたりにキーが配置された特殊な形状をしています。キー数は76個と、一般的なキーボードより少ない分ファンクションキーやマクロを自由にファームウェアに設定することで自分好みのキー配置を実現できます。
Ergodox EZという既に組み立てられたキーボードとしても売られてはいるのですが、パーツを発注し、自分ではんだ付けを行うことで世界にひとつだけのキーボードを作れるって素敵じゃないですか?今回はそんなErgodoxを作ってみました。
ビルドログ
既にすごい擦られたネタですのでビルドログは割愛・・・
やったこととしては以下のようなことをやって作りました。
・ダイオードをはんだ付け
・キースイッチをはんだ付け
・マイコンをはんだ付け
・ケースのネジ止め
・キーキャップ装着
・マイコンへファームウェア書き込み
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓できあがったものがこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
この統一感、デザインセンスのなさ・・・
使用感
確かに、キーボードが分離していることで姿勢がかなり楽になりました。胸を張った状態でキー入力が行えるため肩への負担が減り、自然な手の形で入力できることで手首への負担もかなり減りました。
ただ、デメリットもあります。
キー配置が特殊で、それを身体に覚え込ませるために生産性ががくっと落ちる期間があります。(私は慣れるまでのこの期間を修行と呼んでいます)
キーが物理的になくなった分、中央に追加されたキーやレイヤーというものを切り替えて実現していくのですが、あまりに複雑な配置にすると脳で処理しきれなくなるため、調整は重要です。
まとめ
まだキーボードが分離していない人は、ぜひ決済者(上司、親、配偶者など)に相談してキーボードを分離しましょう。話はそれからだ。