ブラック・ミラー シーズン6を一気見
ブラック・ミラー シーズン6を一気見した。
豪華キャストでまだまだNetflixの攻めた姿勢を感じる。
こんなに大人気のコンテンツにも関わらず前回から4年も空いての新シーズン。
共同制作指揮を務めるチャーリー・ブルッカーとアナベル・ジョーンズが自分たちで会社を立ち上げたことと、本作の権利がEndemol社からBanijay社へ移行したことなどが理由で新シーズンの公開が遅れたとのこと。
人の触れて欲しくない部分に強烈なダメージを与えたり、ダークサイドへ突き落とす手法は今回も見事で、本当に嫌な気持ちにさせてくれる。
その中にもスカッとする描写もあり、俯瞰してみていると人間ってこんなに馬鹿げたことをしているのかと悟りの境地に到達したりもする。
マルチバース、人種差別、陰謀論、メンタルヘルスと今回も様々な現代の問題に触れている。
今年のアカデミー賞にエブエブが選ばれたが、「何者でもない自分が夢を掴む」みたいな流れがあった中でのエピソード1の「ジョーンはひどい人」。
ストーリーの主人公に抜擢されたのはセレブでもなんでもなく「何もない人」であり、しかも悪い部分だけがフィーチャーされてしまう。
人は他人の不幸が大好きなのだ。私も含め。
低俗なニュースばかりが垂れ流され人はそんなものに囚われ時間を無駄にしている。
しかし、人間というのは最悪の事態に陥った時、意外と自分の力を発揮したり、底力が出てきて良くも悪くも刺激的な人生になるのだな。
ピンチはチャンスとはよく言ったものだ。
毎日がつまらなく、何もおこらないような時は自主的にピンチに追い込むのは良いかもしれない。
ドラマのようなバッドエンドは辛いけど。