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大阪城ホール「立見」の記録

先日、「Aぇ! group Debut Tour 〜世界で1番AぇLIVE〜」の大阪城ホール公演で、立見席に入る機会があった。

「立見指定」には入ったことがあるのだが、コロナ禍以前も含め指定でない立見に入るのは初めてだったので、備忘録として記録を残しておく。

もちろん入る前に先人たちのブログやらツイートやらをサーチしまくって行きはしたんだけど、ネットを見ているだけでは気になるところは解決しきれなかった感があるので、自分が知りたかった情報を記しておきたい。少しでも今後入る人の役に立てば幸いである。

今回、よく狙い目として言われる「柱の間」に入ったので、そこでの話を中心に書いている。他の立見の記事などを見てある程度情報が入っている前提で書いている気もするので、他の記事もあわせて参照されたい。

(上記リンクにもある立見指定の話はここから)

前提

前回は自分で当てた制作解放のチケットだったが、今回は譲り受けたものだったので当選までの流れは知らない。

今回、整理番号がかなり良かった。1桁という話を事前に聞いており、蓋を開けたら9番だった。
2連のチケットなので2つ整番が並んでいるのかと思っていたが、実際は1つだけだった。QRごとに1つ整理番号が用意されているらしい。自分たちの前に最大16人いるということである。これを踏まえて場所取りのことを考えた。

入場

立見(に限らず、整理番号制のチケット)は開場時間には集まっていないといけない。
たしか開場15~20分前くらいになって入場口(南口)に到着したが、その時点でまだ列は形成されていなかった(アナウンスがなかっただけで、ぼんやり並んでいる人はいた)。少しして左端の石垣沿い(手すりより左側)に並ぶよう指示された。この時点で整理番号が早い人は前のほうに行っておいたほうがいい。数字が呼ばれた時点でいないとどんどん自分より後の人が呼び出されていくので、すぐに入れるところにいないといけない。
一番前に陣取っていた人が私より結構後の番号だったくらいなので、少し早いだけでもためらわず前のほうに行くべきである。

指定席勢は開場時間に入り始めるが、立見は少し待たないといけなかった。人が落ち着くのを待っていたんだろうか?
開場時間を5~10分くらい過ぎたころ、立見の入場が始まる。番号を確認してもらい、QRをスキャンし、指定席と同じ紙の半券が出る。今度は一人ひとり整理番号が記載されている。QRの整理番号9番で紙では15・16番だったので、自分たちまでの内訳は単番2人・連番6組だったらしい。

入場からまた中で少し(一瞬)待つ。十数人~数十人集まった段階で、1列になって上に上がる。立見専用のレーンがあり、ここで早歩きで抜かしたりはできない。
Nブロック中央(ロイヤルボックス左端)の階段から上り、一番上の通路に着いた時点で解散となった。

北口入場のパターンを知らないが、おそらくすべて反対になるだけな気がする。

狙っていた席

https://www.livehis.com/seat/seat2_johall_b.htmlより引用

大阪城ホールの立見席はこの青線部分にある。

今回、以下の条件で立ち位置を決めようとしていた。
・なるべく下手側
・なるべくメンステ側
・できれば壁と壁の間(N・A入口間、H・G入口間)の段が下がったところ

大阪城ホールの立見は最後列と高さが一緒である。基本的に着席部分以外は常に人の頭に視界が遮られる。アリーナならまだ見る対象が上にいるので見えるけど、見える対象が下にいるので本当に見えない。基本的に通路の間から見るような形になる。
そんな立見席に、ほんの少しだけ最後列が低いところがある。それがN・A入口間、H・G入口間である。座席表でもわかるように、後ろ2列分が壁(柱)で潰れており、そこに入れば視界がクリアになる。

調べたところによると、各柱間に入れるのは3~4人ほどらしい。少なめに見積もって3人入れたとして、上下合わせて18人は入れるので、そこのどこかには入れるだろうという算段だった。
優先順位を左側からとし、埋まっていれば次のエリア、と進んでいくことにしていた。

https://www.osaka-johall.com/seat/より引用

一つだけ気になったのは、この25番後ろの部分である。ここには入れるのか?ここに入れるなら絶対にここがいいだろう。
まずここの写真がネットに少なかった。座席表を見る限り1人は入れそうなので、もし入れるなら同行者と縦に並ぶか?と考えていた。

入った席

結局、当初入りたいと思っていたNブロック一番左の柱の間に入れた。36・37番後ろの部分である。すでに2人いたが入れてもらった。横並びで4人入れる(5人は入れない)程度の幅だった。
左から順に、私、同行者、同席した2人、という順番だった。

気になっていた25番後ろは、ちょうど立見列解散の場で誘導のスタッフがいたので聞いてみたが、さすがにダメとのことだった。これはライブによるかもしれない。立見列解散の場だったからで、反対側は入り込めたかもしれない。
ここがダメとなると柱間が前が下がっている=遮られず見れる唯一の場となるだろう。


もう一つ気になっていた点として、柱間のスペースと前の座席の間に何かがあるのか?ということがあった。何もないような写真をいくつか見たので、もし何もないなら1段くらいは下がれるよな、でも通路は開けないといけない?(城ホの立見は通路に出たらすぐに怒られる)と思っていたが、実際は最上段に柵(胸の下の高さで棒だけの、視界はほぼ遮らないもの)が設置されていた。高さとしては他の立見の人と変わらない高さでしか見られなかった(最上段の人がいない分位置的には少し前だと思うけど、そんなもんは誤差だと思う)が、さすがに通路を開けないといけないことはなかった。柵にもたれかかりながら見る形となったので、楽といえば楽だった。

私は入りたかった位置に最初に入れたのでもう腰を据えてしまったが、もし候補が複数ある・優先順位の高い位置が一旦ついた立ち位置より遠くにある場合、一人が場所取りをしてもう一人が様子を見に行ってもいいかもしれない。序盤なら絶対に奥には埋まっていないところがある。

見え方

前が下がったところにつけたらすべてを見られるかというと、決してそんなことはなかった。柵の画像を見ればわかる通り、思ったより後ろに柵がある。
センステはともかく、メンステ・バクステのいずれかはかなり見えない。
私は4人並んだ一番左(メンステ)側だったのでバクステは比較的クリアに見られた(The Answer狂だったので幸いだった)が、メンステの視界はこんな感じだった。

半分以上が見えない

乗り出せばもう少しは見れるがずっとそれはしんどいし、たぶん隣の邪魔になると思うし、実は大して変わらない。
4人並びの真ん中なら比較的どちらも見えたのではないかと思う(途中変わってもらったとき、メンステは確かによく見えた)ので、うまく同行者と入れ替わりながら見るのが良いと思う。

センステはほぼ正面で、大変よく見えた。リフターは思ったより上がらないので、リフターに向けてうちわを見せるのは無謀である。諦めてスタトロを待ったほうがいい。

壁がネックなのは煩わしかったが、立見で言われる「人が邪魔」というのがなかったのは本当にありがたかった。

2列目以降

結局私たちがいた柱の間には(最前の4人含め)10人に満たないくらいの人が立っていた。中には踏み台を持ってきている人もいた。踏み台を使うなら必然的に一番後ろに行くだろうので余計に壁で見にくいとは思うが、前に人が立っていることを思うと踏み台は必須に思える。
最前の私たちもできるだけ見てもらおうとして、全体的にちょっと屈みながら見ていた。後ろのことを気遣いながら見るのは普通に疲れた。

衝撃的だったのは、チラッと隣(13~24番後ろ)を見たら3列か4列くらい人がいたことだった。30人くらいいたんじゃないか。指定された立見の動線の真上だったので特に多かったんだろうとは思うが、それにしても多すぎた。
後ろの人が全員踏み台に乗っているわけではなかったので、恐らく全く見えていない人もいるのではないか。そんなんだったらこっちの後ろのほうが見やすかったんじゃないかと思う。そもそも最後列の指定席の人がいる+3列で同じ高さに4列くらいあったと思う。こっちは同じ高さに立見しかいない。

今回私たちは絶対に最前につけるだろうので、と思い踏み台は持ち込まなかったが、椅子としても有用なので、立見の人はどんな番号だろうと踏み台を持っていったほうがいいと思う。

ファンサ

前回立見指定の時に同行者がファンサをもらっていた(気がする)ので今回も狙えることはわかっていた。特に視界が遮られないなら尚更である。

今回、柵前で同席した先客の2人が「一緒に持ちませんか?」と「〇〇して」4連うちわを差し出してくれた。面白がってすぐに受け取ったが、今思うとこれも考えものであった。

というのも、壁が邪魔なのである。こちらの視界が壁に遮られるということは、あちらから見てもこちらが見えない。

それでもうちわ1枚なら、自分が見えているうちはアイドルの目に入りうる。どの位置であろうとある程度の幅はうちわがあちらの目に届く。

今回のように4枚で「〇〇して」と持ってしまったら、壁の干渉がないちょうど正面にいない限り文言の全貌が見えない。そんな単純なことに全く気付かなかった。というかこんなに壁が邪魔とは思っていなかった。

しかし結局、ファンサはもらえた。横並びの4人どころか一緒に見ていた10人の中に同担がおらず、みんなで全力で叫んでくれたおかげだと思う。しかし視界の際の際に行ってようやく見てくれたので、私が持つ「て」しか目に届けることはできなかった。ここで初めて上記の「全貌が見えない」ことに気付いた。同じ高さの人間が他にいないので自分だと分かりやすかったのはよかった。
全貌のわからない「て」にサムズアップをくれてありがとう、小島健さん。

その後は、この後来る後ろの人に位置を譲ったりしていた(こちら側で最後のメンバーが通り過ぎたあとは対岸のメンバーも見えないので、次来るまでは暇になる)。前の人が優しかったらこういうこともあるので(優しかったらもっと譲る気もする、私は優しくない)、少人数ならば柱間は尚おすすめである。
あと、壁で左右が全く見えないのでいつ来るか分からず、見える範囲のオタクの様子をうかがっていたのも面白かった。

まとめると

来場前

・整番によらず踏み台(椅子)は用意したほうがいい
・入りたい位置はだいたい考えていたほうがいい(候補は複数)

入場前

・整番が早ければ早いほど待機列の前方に早く行ったほうがいい
・中では基本抜かせないので落ち着いたほうがいい

入場後

・場合によっては同行者と別行動をし、見に回ったほうがいい
・奥に行ったほうがたぶん空いてる
・柱の間は、指定席の最後列がいないので人は邪魔じゃないが、壁がものすごく邪魔
・柱の間ならなるべく真ん中に寄ったほうがいい
・指定席の後ろで3~4列作るなら柱の後ろの3列目の方がマシな気がする

最後に

立見指定のときに、「初日じゃなかったら耐えられなかった」と言っていた。今回はもう慣れたツアーだったので逆に耐えられた気がする(言わずもがな、見えたのも大きい)。あとは「大阪城ホールに入る」ことが目的で席なんて関係なかったのでそれもあると思う。

この直後に指定席に入った。後ろから2列目くらいで遠さはほぼ変わらなかったけど快適度は段違いだった。立見って難しいですね。

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