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WAB×れもんハウスについて

こんにちは!We are Buddies の愛梨です。
今日は、みなさんにご報告(と、ぷちおねがい)です。

2021年8月より、We are Buddies HOUSE のための物件・大家さんを探していた私たちですが、9月に、ミラクルな出会いがあり、今、西新宿で暮らしを営み始めています。お家さがしの経緯やストーリーについては、こちら(前編後編)をご覧ください。協力してくださった方々、本当にありがとうございました。

愛ある大家さんと出会う旅は、とてもとても、豊かでした。

れもんハウスについて

「願えば叶う」と、本気で思っていますが、今回、願ったら、気持ち悪いほどに、願ったとおりになりました。

自分が書いた理想の家についての記事(後編)を久々に見返していますが、こんな写真やキーワードを載せていました。

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からの、我が家…⇊
お庭はまだ土づくりの時期なので緑はないけど、だいたい、そのまんまだなぁ、と(笑)。本当に、光がいーーっぱい差し込むんです。

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新宿から徒歩10分以内の場所にある、一軒家。西に行けばオフィス街、東に行けば飲み屋街…混沌の中に突如現れる、一軒家がいくつか集結するエリア。その中にある、一軒家。

広いリビングと、個室が2つ。リノベーションを入れて、1部屋プラスでつくる予定。庭付き。

暮らしがスタートしたのは、11月半ば。私と、We are Buddies 事務局メンバーの綾夏ちゃんと、もう一人、琴子ちゃんというお友達が自宅との2拠点生活で暮らし、子どもたちや親子さん、We are Buddies や琴子ちゃんの周りにいるすてきな人たちが、ちょこちょこ出入りし始めてくれています。

このお家の成り立ちについて

最初は、We are Buddies HOUSE という名前でやろうと思い家を探していましたが、いろんな出会いの中で、三社のコラボレーションで成り立つ『れもんハウス』という名前のお家になりました。

立て付けは、こんな感じ。
契約上は、千年建設株式会社さんが、一般社団法人 青草の原さんに賃貸で貸し、青草の原さんがWABに貸している、というかたち。We are Buddies としては、施設利用料として青草の原さんにお金を払い、暮らしを営みつつ、みんなの場としても、三社のコラボで一緒につくっていきます。

<<大家さん>>
千年建設株式会社

<<運営>>
一般社団法人 青草の原(会社設立準備中)

<<住民(いつもイル人)>>
一般社団法人 青草の原 代表 藤田琴子
一般社団法人 We are Buddies 代表 加藤愛梨
一般社団法人 We are Buddies 事務局 西角綾夏

なので、綾夏ちゃんと私が暮らしつつ、ここで、琴子ちゃんと一緒に、場づくりもさせてもらう、という、そんな、ごちゃまぜプロジェクトになっていくわけです。

藤田琴子さん(青草の原 代表)という人

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We are Buddies の近くにいてくれている人からしたら、「え、青草の原ってなに?!琴子さんって、誰?!」と、思われるでしょうなぁ、と思います。WABハウスじゃなかったんだっけ!とか。少しご説明しますね。

We are Buddies で大人バディをやってくれている新居芹奈ちゃんという、私の大学時代からのお友達が、2021年春ごろに、私と琴子ちゃんをつなげてくれました。

愛梨ちゃんと琴子、似てる想いを持ってる気がするから、つなげたい~~!

と。

そこから、お茶をしたり、おしゃべりをしたり、We are Buddies で困ったことがあるときに、相談したりと。

琴子ちゃんは、社会福祉士で、ソーシャルワーカーとして、母子生活支援施設という児童福祉施設で、職員として働いています。ひとり親家庭の親子さんが暮らし、職員のみなさんがその暮らしや彼らの人生をサポートする場所。

琴子ちゃんはここで、子どもたちと一緒に遊んだり、お母さんとおしゃべりをしたり、お仕事を見つけるサポートをしたり…ありとあらゆるかかわりをしています。

それだけでなく、琴子ちゃんは、社会的擁護の子どもたちの環境にも問題意識があり、「一時保護所について共に学んで考え、声を集めて届け、繋いでいく、草の根からの活動をしている」、いちほの会という団体の運営もやっていたりします。エネルギッシュな方です。

今の施設では受け皿になれない様々なシチュエーションと出くわす中で、子どもや親子さんが気軽に遊びに/泊まりにこれたりする場所を作りたいなぁ…という想いをもっていて、ちょこちょこ物件探しをしていたそうです。子どもや親子さんに限らず、いろーんな人が、気軽に来れる場所。

れもんハウススタートまで

そんな中…2021年9月に、琴子ちゃんが、売りに出ている新宿の戸建て物件を発見!「どうしよう…買う?!」など、一瞬検討したらしいけど、とりあえずFacebookに投稿してみたらしい!(行動が、ちょっと自分とちょっと重なる…笑)

スクリーンショット (921)_LI

まだこの時は、WABとは合流していませんでした。お互いの動きも、知りませんでした。

からの…

綾夏ちゃんが、琴子ちゃんの投稿をみつけて、教えてくれました。

愛梨さん~、琴子さんが、愛梨さんと同じようなことやろうとしてますよ~、しかも、物件みつけたっぽいですよ~

わお!すぐに琴子ちゃんに連絡をしてみると…

わ!!愛梨さんたち、一緒に住みません?!なんか、買ってくれるかもしれない人がいて!!」と、返事が。(笑)

聞いてみると、琴子ちゃんのFacebookの投稿をみた方のうちの一人が、琴子ちゃんと千年建設株式会社という会社の代表の岡本拓也さんをつなげてくださったそうで、そこで、岡本さんが、琴子ちゃんがやろうとしていることを応援してくれようとしている!という状況でした。

が、しかし、千年建設さんが物件を買ってくれたところで、どうやって千年建設さんに家賃を払う?事業をやり、収入をつくる?これらの現実的な問いへの答えはまだ琴子ちゃんの中では出ておらず、でも、そうこうしているうちに、この物件が売れてしまうかもしれない…そんな状況でした。

ここで私たちが施設利用料として家賃を払って暮らしつつ、一緒に子どもや親子さん(・その他いろいろな方)たちの居場所づくりができたら、すぐにスタートできるし、最高なのではないか?!ということでした。やろうとしていることも、大体同じですし。(笑)

そして、その後すぐに(翌日だったっけ…?)、岡本さんと琴子ちゃんと一緒に物件を見に行き、ゆっくりおしゃべりし、千年建設さんが、この物件の購入を決めてくれた、というわけでした。

サポートしてくれたシングルキッズ株式会社のまなさんも、ありがとうございました!

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今は、千年建設さんに月々お支払いする全体の家賃のうち、半分強をWe are Buddies で支払い、残りは、青草の原でもつ(現在は寄付を募り、集めているそうです)、という形で成り立たせています。

岡本拓也(千年建設株式会社 代表)さんという人

はてさて…この方(会社)は、なんで買ってくれたんでしょう!(笑)

「一言でいえば、ご縁と直感。」

と、代表の岡本さんは、おっしゃっていました。

この物件、再建築不可物件ということもあって、大家さんとして購入するには、なかなかリスクが高いらしいのです。そんな中でも、琴子ちゃん(と、私?)に、多いなる希望を感じてくださったとのこと。

岡本さんは、今は建設会社の代表ですが、実は、長年、ソーシャルな世界にいた方。We are Buddies としてもいつもお世話になっているSVP東京さんの元代表であったり、子ども×ソーシャルといえばだれもがすぐに思い出すであろうカタリバさんで理事をされていたり。約3年前にお父様が他界され、建設会社を引き継いだそうです。

建設会社を経営される中でも、ソーシャルマインドを持ち続ける岡本さんは、LivEQualityという事業を立ち上げ、こんな想いで、活動されています。

ソーシャル×建設
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2020年に発生した新型コロナウイルスの影響により、
様々な場所に関する社会課題が噴出しました。
仕事に加え、住む場所を失った方。
自宅隔離で孤独に闘病する患者の方。
社会とのつながりが薄れ、孤独感にさいなまれる方。
高齢者施設で面会することができない方。
新しい出逢い/発見/発信の機会を失った方...

デジタル化が進み、会わない/会わなくて済むものが増えた今だからこそ、建物の意味が大きくなっていると感じています。
起業家だけでなく、建設会社、設計者も一丸となって
社会的意義を考えながら、企画段階から関与して、
施主/建築家の想いを引継ぎ、
施工のプロとして現場を率いる建設会社をつくりたい。
より良い社会を一緒に作る仲間を増やし、
社会を笑顔にしたい。
それは、ソーシャルビジネスと建設会社という
今まで交わってこなかった領域のノウハウを持つ
私たちだからこそできる挑戦ではないか。

今まで出逢った仲間、これから出逢う仲間が組み合わさり、社会に新しい風を吹かせるプロジェクトが、これから始まります。

今回は、このLivEQuality powered by 千年建設さんのイチプロジェクトとして、愛ある大家さん業をやってくださることになった、というわけです。

このプロジェクトでは、ビジネスとしても成り立たせつつ、ソーシャルなマインドを持つ借主が、思う存分自分たちのやりたいことをするため、その環境をつくる。そんな、壮大な実験にチャレンジしてみるとのこと。

私たちの想いを尊重してくださり、DIYなど自由にやってOKという契約になりました。そのおかげで、子ども大人関係なく、みんなでこの家を楽しくいじる日々が、すでに始まっています。

ここは、いつまでも完成しない家。だからこそ、子どもも、大人も、「わ~これやってみたい!つくってみたい!」そんな好奇心を掻き立てられるんだと思います。

本当に、感謝です。

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岡本さんをはじめとするLivEQualityのメンバー何名かとは既にお会いしていますが、どの方も、純粋に、LivEQualityの考え方に共感し、ここにいる、という感じがする、お話していて「心地がいいなぁ…」と感じる方ばかり。

大家さんと、こんなにも共鳴し合いながら活動ができること、私にとってはとっても嬉しいことですし、あわよくば(?)、こんな大家さんが世の中に増えたらいいなぁ…なんて、思います。

これからのれもんハウスについて🍋

さあ、バタバタの中、波乗りのようにスタートした、れもんハウス。青草の原とWe are Buddies は、とても近い思想を持っているということもあり、ぱきっと世界を隔てずに、そして「Learn by Doing(やりながら学ぶ)」の考え方を大事に、ごちゃまぜで、カオスの中、いろいろ試しています。

名前も、最初は、「私たちWABハウスって呼んじゃってるし、それぞれ別の名前で呼ぼうか~」なんて言っていたけれど、やっぱり、融合しよう!ということで、綾夏・愛梨・琴子で、夜な夜な対話を重ねた結果、「れもんハウス」に。

それぞれいろんな願いがあるけれど、願いが強すぎて余白がなくなるのもいやだよねぇ、かかわる人みんなでつくっていきたいよねぇ…ということになり。名前も、何も意味がないような名前にしよう!ということで、その夜、綾夏ちゃんがつくってくれた鶏肉のれもん煮がおいしかったから、「れもんハウスにしよう!」ということになりました

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どんな場になっていくのか…
ひとまず、青草の原チームが、ティザーサイト的なものをつくってくれました。そこには、こんなふうに書かれています。

れもんハウス

あなたでアルこと 
ともにイルこと

自分自身でいたい。
でも、だれかと一緒にいたい。

安心できる場所にいたい。
でも、新しい出会いや挑戦が生まれる場所にもいたい。

それぞれがここにくる理由を持っていたらいい。
理由がなくってもいい。

まだ、答えはないけれど

子どもなのか、大人なのか、
会社員なのか、小学生なのか、
旅人なのか、アーティストなのか、

そんなものは越えて、

ただ自分自身でアル、そして人と共にイル。
食べたり、遊んだり、つくったり、笑ったり、泣いたり。

新宿の立ち並ぶビルの合間から差す温かな太陽。
れもんハウスにはひだまりがあります。

今のところの使い方としては、こんなものを考えています。

・地域の親子が気軽に遊びに来れる場所
・親子がちょっと離れたいときに、子どもが泊まれる
・【公的】新宿区子どもショートステイの協力家庭
・バディズ(子どもバディと大人バディの組み合わせ)の遊び場
・WAB、母子生活支援施設関係なく、なんか居場所がないなぁ・・・という人が、来れる場所

それ以外にも、いろいろな使われ方があると思います。カテゴリーではくくれない、でもこの場を望む人が、いるんじゃないかと思います。

今後、多様に生まれてくる方向性、アイディア。私たちは、れもんの木のようにずっしりとかまえながら、それらを、まとめたり、広げたり、試行錯誤を繰り返していきたいなぁ、と思います。

おしらせとおねがい

We are Buddies チームは、今のところ、れもんハウス(・一般社団法人 青草の原)の経営にはかかわりません。

We are Buddies として、施設利用料をおさめて、暮らし&活動拠点として使わせてもらうことになります。

だけど、場は一緒につくっていくので、「一般社団法人 青草の原の、一番近くにいるサポーター」という位置づけなのかなぁ、と思います。ちょっと不思議ですが、不思議なことがあたりまえの世の中なので、ご理解いただけたら幸いです。

そんな中、一般社団法人 青草の原が、立ち上げドネーションの協力者を募集することになったそうです!詳細はこちらから。れもんハウス立ち上げドネーションは、総額100万円ほど集めたいとのこと。

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マンスリーサポーターは、常時募集していく予定らしいですが、立ち上げドネーションは、2021年12月いっぱいかけて、募集するそうです。

お金の流れ的には主語がWe are Buddies ではないため、誤解を生まないために「〇〇だそうです」という言い方をさせていただいていますが、立ち上げドネーションとして100万円が集まった場合、それを使ってリノベーションやDIY活動をする際には、行動ベースではWe are Buddies メンバーもかかわっていく予定です。このれもんハウスという場に共感いただいた方は、ぜひとも、「立ち上げドネーション」という形で、青草の原経由でれもんハウスをサポートいただけたら嬉しいです。

一点だけ…
青草の原に対してドネーションしていただいても、We are Buddies としては、だれがいくら寄付してくださったのか、確認ができません。We are Buddies つながりの方でドネーションしていただいた方がいたら、何かしらの手段で、私か綾夏ちゃんにご一報いただけたら嬉しいです。
立て付けがわかりにくくて、すみません。

また、その際には、青草の原メンバーともおつなぎさせてください!

さいごに

長くなってしまいました。
本当に、ミラクルの連続で、ここまで来ています。
琴子ちゃんも、岡本さんも、とってもすてきな方々で、We are Buddiesの周りにいてくださる方々にも、ぜひ、会ってもらいたいなぁ。

変わりゆくれもんハウスを、気長に見守っていただけたらと思います。

We are Buddies 加藤愛梨

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