We are Buddies × 代官山やまびこクリニック/やまびこ村
こんにちは。We are Buddies代表の加藤愛梨です。今回のnote記事では、数か月前に始まった新たなコラボレーションについてご紹介します。
代官山やまびこクリニックは、児童精神科、心療内科、精神科のクリニックです。 ADHD、自閉症、アスペルガー症候群などの発達障害のお子さんから大人の方を対象にされています。子どもが自分の力を信じて羽ばたいていくこと、そして、保護者のみなさんが子どもを信頼して、見守ること、そして、保護者のみなさんも子どもも、ご家族も皆、幸せになることを、医療の枠を超えて支援したい、そんな願いを持たれています。
代官山やまびこクリニックの千村院長と出会ったのは、去年の夏頃だったでしょうか。We are Buddiesに参加しているお子さんのお母さまよりご紹介いただいたご縁で出会いました。クリニックのおとなりにあるやまびこ村の村長さんでいらっしゃる千村博子(ひろこ)さんとも、同じ時に出会いました。やまびこ村は、発達障害のお子さんとそのご家族、子育て中のお母さんのための、癒しと学びとつながりの場です。
どんなコラボレーション?
クリニックに通われている親子さんの中で、千村先生・博子さんの感覚で、「We are Buddiesに参加したらよさそうだなぁ」感じる方々をご紹介いただき、We are Buddiesにご参加いただいています。また、参加いただく中で、子どもたちとの関わりで迷ったときや、専門的な知識が必要なときに、千村先生や博子さんにサポートいただいています。
こちらのクリニックには、様々な親子さんが通院されています。お子さんが特性を持っている場合はもちろん、親子関係を良くしたいというケース、他にもいろいろな状況があります。その中でも、親子や家族といったダイナミズムの中に第三者が入ると状況がよくなるというケースは、少なくないように感じます。千村先生・博子さんのアンテナがピンッと立ったときに、「愛梨さん!この親子さんとおつなぎしたいです!」と、ご連絡いただいています。
We are Buddies おはなし会@やまびこ村を実施しました
いまは、こちらのクリニックさん経由では、3人のお子さんがバディに参加されています。(2021年3月20日時点)千村先生より、他にもWe are Buddiesに興味を持っている方がいらっしゃるというお話をいただき、その方々に向けて、先日お話会を開催いたしました。上の写真は、そのときの様子です。
バディ3人+私+We are Buddiesに興味を持たれている保護者さん2名+千村先生+博子さんで実施したお話会。すごく良い時間だったなぁと思います。一通りWe are Buddiesの活動についてご紹介したあとは、バディの方々と参加者のみなさんの談話タイム。
どんなお話が出たかについては、個人的なお話になるので割愛させていただきますが、千村先生がおっしゃっていた印象的な言葉を、ここでシェアさせていただきますね。
親子の関係は、簡単なものではない。依存的にもなりやすい。だけど、子どももひとりの個人であるし、ずっと近くにいられるわけでもない。そんな中で、We are Buddiesを通じて、お子さんが、保護者の方と別の世界を持つことで、それが親離れ・子離れの第一歩としての機会になるような気がしています。
こんな風におっしゃっていました。たくさんの親子さんを診られてきた中での千村先生の言葉は、自分も含め、そこにいたみなさんの心に響いていたように感じます。自分の心に、深く刻まれました。
友達=同年代じゃなくてもいい?
実験的にスタートしてみた代官山やまびこクリニック/やまびこ村さんとの連携ですが、私自身としても、とても相性がよいように感じます。
なぜだかわかりませんが、子どもの世界だと、友達は同年代の中でつくるもの、という風潮があるように思います。一方で、自分自身は、子どもの頃から年上の人と仲良くなることが多かったなぁと思いますし、大人になるとそういう風潮がなくなっていくので、だいぶ楽になったなぁと思います。今とても仲が良い人の中には、自分より10歳上の人もいるし、いま3歳の親友もいます。こちらの方が自然だと思いますし、同年代と仲良くしなければいけないという風潮に違和感がある子どもも多いんじゃないかなぁと思います。
このクリニックさん経由でWe are Buddiesに参加してくれているお子さんたちに関しては、多くの同年代のお子さんたちよりも大人びているなぁと感じることが多く(私の主観ですが)、別の年代の方々との関わりの中での方が自分の居場所を見つけやすいのかな、なんて思います。そういう意味で、大人の友達をつくる機会になるWe are Buddiesとの相性はとてもいいのかな、なんて思っています。
これも、やってみなければわからなかったことなので、やってみて本当によかったです。千村先生、博子さん、本当にありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いします!
また、コラボレーションについては、まだどんな団体さんと相性がいいかは、やってみないとわかりません。ご興味のある団体さんがいらっしゃいましたら、こちらのメールアドレスよりお問合せください!
2021.3.22