Buddyチーム/コミュニティについて
バディズの組は、あっという間に約20組。当然、バディも20人以上。バディチームも、最初はちいさな友達集団だったのが、いまではけっこう大所帯になってきました。
このチームづくり?コミュニティづくり?は、当初から意図してやってきたこと。意図としては、2つ。1つめ。子どもと定期的に、1年以上って、続けることに難しさを抱える人も多いはず。(自分も苦手なタイプ)共に歩む人が隣にいるからこそ楽しく続けられる という現象は、あると思うのです。義務と感じないように、楽しくやれたらいいな、という願いをいつも持っています。2つめ。1対1で関係性をつくるって、どこか閉じた関係性になりかねないと思います。「家族」と同じことかもしれません。困ったことがあるときに、当事者に相談できない場合もありますね。そういうときに、もちろん私もスーパーバイザーとして関わりますが、相談先はたくさんある方がよいと思っています。このふたつの意図から、バディチームづくり、コミュニティづくりは大事にしてきました。
やってみたこと①バディ定例MTG
初期から続けていること…月1のミーティングです~!このご時世なのと、出席のしやすさを考えて、オンラインで。任意だけど、なるべく出てね~という感じにしています。
通常は1時間。特別なコンテンツがあるときには2時間と、長めにやる場合もあります。通常の場合は、こんな流れにしています。
・チェックイン&自己紹介(はじめての人がいる場合は)
・事務局からのアナウンス
・バディメンバーから事務局への相談or質問
・対話タイム
対話タイムでは、子どもとのかかわりの中で困ったことを誰かにシェアしてもらい、そのテーマについて、答えを出すのではなく、I主語(わたしは~)を使いながらはなしていく、というやりかたをする場合が多いです。最近で印象に残っているのは、こんな問い。
「子どもの習い事の話がでたときに、すごく拒否反応を示したことがあった。好きでやっている習い事だとおもっていたのでびっくりしたけど、そのときは深堀りはしなかった。どうすればよかったんだろう?」
まずは全体で、〇〇さんは迷ったんだね~ という気持ちを受け止めながら、自分だったらこうするかなぁ、とか、そんな話をそれぞれがシェアしていった。
「話したくなったらいつか話してくれる気もするから、自分だったら、それまで待つかなぁ」
「様子をみて、またその話題になったら少しだけきいてみるようにするかもなぁ」
テーマをあげてくれたバディの方は、みんなにまずシェアすることで少し気持ちが楽になったとのこと。その上で、みんなの意見を参考にしながら一旦のネクストアクションが自分の中で決まったことが嬉しかった様子でした。
こういう場でシェアをするだけで肩の荷が下りることもあると思います。それだけではなく、一旦のアクションを決めたい場合もあるので、アドバイスではないかたちでみんなの経験やアイディアをきける、というのも大切かな、と思います。なのでこういうかたちをやってみています。
やってみたこと②非公開SNSで子どもとの時間のログを残す
これは、なかなかうまくいかずにやりかたを色々変えてきましたが…半年前くらいからはFacebookにバディONLYの非公開ページをつくり、毎回子どもと遊んだ後に、投稿というかたちでログを残す というやり方でうまくいっています。雰囲気が伝わる写真を載せてもよし、やったことを書くもよし、気づきを書くもよし。それに対して他のバディメンバーが「いいね」をしたり、コメントをしたりするカルチャーができているのも嬉しいです。
余談ですが…
最初は、簡単にログが残せる機能性に特化したツールを使ってみたりもしましたが、やっぱり多くの人が慣れているツールの方がいいんだな、という結論に。多様な方々がバディとしてジョインしてくれている今、手を動かすことは最低限に、そして極力シンプルに。これが大事だと痛感します。
やってみたこと③共に働く ということ
高校とかで、文化祭の準備でクラスのみんなが仲良くなる現象って、私はすごく素敵だな、って思います。なにかを一緒に企画して、相談して、つくりあげる。これってつまるところは共に働くみたいな感じかな、と思うのですが。数年前からコミュニティづくりやコミュニティマネージメントについて学んできましたが(学んだと言っても実践型ですが)、濃いコミュニティづくりにおいてこのやり方がいちばん…好きです。(いちばん良いと言おうとしたけど、それはどうかわかりません。笑)お互いのことを知れるし、共になにかをつくるという達成感によって生まれる結束もあると思います。イベントづくりも、ミニプロジェクトも、種の状態で誰かに相談する。なるべくひとりでやろうとしない。これは、今までもこれからも大事にしていきたいです。そっちの方が、私が楽しい、というのも大きいですが。
やってみたこと④バディインタビュー
数か月前から、Buddy’s Voiceという連載note企画をやっています。バディひとりひとりにインタビューをし、記事化するという企画。定例MTGやたまのごはん会だけでは、なかなかお互いをよく知るって難しいと思います。私はもちろんみなさんのことをある程度知っていますが、みなさんそれぞれのストーリーがあってここに辿り着いてきているし、ユニークで素敵な方々ばかり。お互いのこと、知ってもらいたい、そう思います。この企画は、外向きの企画でもあるけれど、実は内向きの企画でもあるんです。全員分公開するにはまだまだ時間が必要ですが、ひとりひとりのストーリーを知るいい機会になっているかな、という気はします。
さらに、これは意図せずでしたが、今この企画はリレー形式になっているのです。当初はわたしがバディの方々にインタビューするつもりでしたが、最初にインタビューをしたバディメンバーが、次は私がインタビュー&記事化したい!と言ってくれて、それがその次も、その次の次も、続いていっているのです。すごいこと。嬉しいこと。
その結果…
バディメンバーと相談しながらいろいろやってきましたが、バディチーム、けっこうイイカンジだとおもいます。わたしはほぼフルタイムでこの活動をしていますが、ここまで動いているのはわたしだけ。なので、やっぱり、すこし孤独はあります。でも、このバディチームのおかげで、(そして理事チームも!)一緒にやってる仲間がいるんだなぁと感じられています。バディメンバー全員がそんな風に感じてくれているかはわかりませんが、「普段あんまり自分のことを話さないけど、ここではなんでもいえる感じがする」というコメントを何人かからいただいていて、素直に嬉しく思います。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます^^