お金で得るもの失うもの
Sさんのお店での修行は6ヶ月の予定でしたが、なんだかんだで8ヶ月間ほど続きました。
修行期間中にかかった費用は、先払いしたのれん代100万円のほかに、母親の焼鳥屋は休業中のため空家賃138,000円×8=110,4万円、食事代、ガソリン代、駐車場代など…。
店舗の改装代が350万円、厨房機器が80万円(ほぼ中古)、食器代25万円(小石原焼)、その他備品30万円。
オープン前には、食材と酒代の仕入れで15万円、チラシや求人広告やお祝い返しで5万円。
ざっと720万円なり
大工も厨房機器も酒屋も仕入先もすべてSさんの紹介です。
マージンをとっていたかどうかは分かりません。
すべては父親から借金しました。
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ここで失敗③
お金を出して飲食店の開業はできました。
しかし、すべてをSさんの言う通りに任せてしまった僕には、起業で一番大事な「ストーリー」がありませんでした。
自分で調べて行動して研究して交渉して、断られて挫折して死ぬほどの目にあって、それでもあきらめずに夢を叶える…のような物語がないのです。
世間知らずの僕は資金面で恵まれて、同世代の人にはできない経験ができました。でもこんな事を言ったら怒られると思うのですが、お金を出している時は僕はカモになっていました。
お金が出ている=知恵が出ていない。
やりたい事があるけどお金がない時は、違うやり方がないかな?って代替案を考えるんです。
そこで、本当にやりたい事なら工夫して工夫して何とかして始めると思うんです。だけど僕は何の工夫もなく、言われるがままに店を作ってしまいました。
兄や友達や先輩達と一緒に、あーでもないこーでもないと言いながら自分たちで店を始めたほうが楽しかったかもしれない。
ボロボロの店を自分達の手で作り変えていったほうが、みんなの思いが詰まった店が出来たかもしれない。
結論: 金を出さずに知恵を出せ
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