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釣りと経営は似ている話#01|私は釣り好き経営者


🎣私は釣り好き経営者

私は経営者である。そして釣りが大好きだ。
時間さえあれば、寒くても暑くてもたとえ雪が降ろうとも釣りに行きたいと思う。
台風がきている時はさすがに危険なのでいくことはない。

私の生まれは、静岡県の西部にある浅羽町(現袋井市)という小さな田舎町だ。
車で5分も走れば「福田港」という比較的小規模な港があり、小さい頃からここで釣りができた。

静岡県の港といえば、国際貿易が盛んな「清水港」や、マグロやカツオの水揚げで知られる「焼津港」が有名だが、福田港はそういった大規模な港とは違い、地元漁業に焦点を当てたなんとも地域色の強い小港である。

「福田」書くが、読み方「ふくだ」ではなく「ふくで」だ。
ここで釣りをするのであれば決して間違えてはいけない。
よく県外からはるばるお越しになる釣り人たちは、たいてい「ふくだ」と言い、地元民の反感を買っていた。

そんな地域で育ったこともあり、今も釣りが好きでよく1人で出かけている。

今は都内と静岡市の2拠点生活をしているため、関東で行くとしたら横須賀か横浜あたり、たまに千葉も行く。静岡で行くとしたら、清水か焼津か福田と決めている。
釣果的には、やはり静岡の方が圧倒的に高い。

直近では、クリスマスイブが休みであったため、1人横浜の根岸港へ出かけ、アジとハゼを数匹ずつ釣って1人寂しいディナーを飾った。

🎣好きな釣りは「ライトゲーム」

釣りガチ勢では決してない。
なので趣味が高じた戯言と捉えていただきたい。
船も滅多にやらない。
ここ10年くらいはライトゲームに夢中だ。

なぜライトゲームに夢中かというと、短時間で楽しんで帰れるからだ。
ライトゲームとは、代表的な釣り用語であるが、主に堤防から、アジやイワシ、カサゴやメバルなどの小型魚を軽量タックル(釣り具一式)で狙う釣り方で、比較的簡単であるため近年は初心者から経験者まで多くの人が楽しんでいる釣りの種類だ。

話を戻すと、私は経営者である。
現在2社の代表取締役と1社の役員を兼務している。
代表を務める会社のうち1社は従業員を150名抱えており、正直平日休日を問わずびっしり予定が入っているため、そもそも長い時間の釣行が難しい。
そんな中ライトゲームであれば、1時間2時間もあれば何かしら結果がついてくるため、非常にタイパ良く気に入っている。

とはいえ、短時間で結果を出すためにはそれなりの準備というものが必要だ。
どこの港でどんな魚を狙うか。
港といっても広いフィールドの中で良し悪しがあるため、当然良い釣り座を確保するための争奪戦に参戦する必要がある。
また、そこの港ではなかなか釣れない魚をどんなに狙ったとて、当たり前だが釣れる可能性は低いわけで、釣りたい魚がいる港を選定することもかなり大事だと思っている。
あとは当日の時間帯に応じた天候、風、潮位、特に朝マズメ・夕マズメといった魚の捕食時間に合わせるのかそれ以外の時間にするのか。

この辺りが決まってくると、その条件に合わせた装備を整える必要がある。
私が好きなライトゲームで言えば、ロッドの種類、ジグヘッドの重さ、ワームのカラー・形、ラインの種類などを確認する。
当然、それ以外にライフジャケットやゴミ屑入れ、夜であればヘッドライトを準備しておく。
まあこんなところだ。

🎣釣りは状況判断が重要??

今書いただけでも、釣りにはかなりの変動要素があることが読み取れると思う。
しかしどんなに入念に準備をしたとしても、事前情報はあくまで予想にすぎず、行ってみたら条件が違っているといったことがまずまずある。
そういった場合は臨機応変に装備を変えていく。
時には全く太刀打ちできないといったケースも出てくるため、そういった日は素直に諦めて納竿するようにしている。
そして帰りの車で釣れなかった要因を分析する。
環境、装備、ロッドアクションなど、釣れなかった要因は必ずあるものだ。

これは経験が浅い場合によくあるが、釣れないとついつい「もう一投、もう一投」と粘ってしまい、結果的に魚がいない海に向かって最大級の片思いを投じ続け、何時間も浪費する最悪のシナリオにハマってしまうものだ。
どうも釣りには一種のギャンブル性があるようにも思う。
損切りが大事だ。釣れない日は釣れないと割り切ることが大事だったりする。

一方で予想がズバリ的中する日も多々あり、ついつい口元が緩んでしまうくらい釣れることがある。
周囲のおじさまたちが釣れていない時に自分だけ釣れている場合は尚のこと嬉しいものだ。
ついついマウントを取りたくなるような精神の昂りを必死に押さえ、淡々と釣り続けることは結構大変だったりするが、それはそれで心地よい。
近くに子連れの釣り人なんかがいる日は、子供が釣れた魚を見に来たりする。
食べられる魚であれば、少し差し上げたりすることもある。子供が嬉しそうにするので、幾分か良いことをした感覚になる。
こんな具合に、時間を見つけては釣りに行くことを楽しんでいる。

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