見出し画像

刻み、続ける という曲について(1/2)

まずはじめに

こんにちは。初めてnoteを使います。
さて、トップにこんな表示がありました。

面倒ですが、強制ではないしルールでもなくおすすめとのことなので
一応乗っかっておこうかと思います。

言われた通りに自己紹介を

九州は長崎県の長崎市でWEAKEND HEROESというバンドをしてます。
松園と申します。ボーカルです。家族構成は嫁と娘との三人家族です。
ISP事業を展開するIT企業(ISP:インターネットサービスプロバイダ)勤務のサラリーマンです。中間管理職です。仕事はつらいです。
最近の趣味は仕事帰りに走って帰ることです。

以上です。ありがとうございました。

本題

ここからようやく本題です。これを書きたいがためにnoteを始めたので、
この記事だけしか投稿しない可能性すらあります。
そうならないようには努力します。

刻み、続ける とは

WEAKEND HEROESで私が歌っている曲のことです。
作り始めたのは2018年9月、完成したのは2022年7月です。
こんなに時間がかかったのには訳があります。その辺を書いてみます。

結論

めっちゃいい歌です。聞いてください。
渾身の一曲です。

長崎STUDIO DO!というライブハウスの閉店

長崎市にはSTUDIO DO!というライブハウスがあります。
今は江戸町という町に存在する、決して大きいとは言えないライブハウスです。もともとは新大工町という場所にありました。

2018年9月、福島県小名浜市で行われたONAFESでのライブを終え、
20時間近くかけてボロボロのハイエースでSTUDIO DO!に帰ってきた我々。
「ONAFESから無事に帰還いたしました!」と店長の楠田さんに向けて挨拶をしたのも束の間。次のシーンで楠田さんの口から出てきた言葉は
ういーおかえり。来年の3月で店たたむことになったけん!
(もう少し重めの感じだったかもしれないけど、割と軽かった)

落胆と焦燥

高校一年の春からずっと入り浸っているSTUDIO DO!(以下DO!)
粗相を繰り返して、それでもずっと見捨てることなくそこにあり続けてたDO!がなくなる・・・だと・・・!?(ざわ・・・ざわ・・)
何時間も車に揺られた私の脳では冷静に受け止めることができなかった。
のを覚えてます。(ゆら・・・ゆら・・)

その日のそのあとのことはあんまり覚えてません。
ただ落ち込んでいたことは確かだし、すごい嫌な気持ちだったと思う。

ところで。私は普段、曲の歌詞を書くときにスマホでもPCでもなく紙とペンで書くようにしてるのです。
なんとなくそのほうがアーティストっぽいし、かっこいいような気がしてるから」と始めた習慣が癖ついてしまって、その方法でしか書けなくなりました。たまにスマホとかPCでも書いてますが

DO!の閉店を聞いたその日、すぐにペンと紙をつかんで、思い出を振り返りました。いつもなら割とすらすら書けるのに、この時は記憶や思いが巡り過ぎて何も書けなかったことを覚えてます。

そして、2019年3月までの日数を指折り数えるたびに、ただただ消えていくだけの日々を過ごしてしまっていた私。
その瞬間を未来に繋がねば、DO!閉店後もうバンドやれる自信なかばい・・・どげんかせんといかん

と焦燥感に苛まれていましたが、「いや、その感じをそのまま唄にしたらよかとばい!なんばしよっとね私!」と我に返り、一週間ほどかけて完成させてスタジオにもっていきました。

音合わせ

曲に対しての思いは伝えた。みんなの納得も得た。
あとは楽器隊の音をまとめて、ライブでやるだけ!
おお!いい感じ!シンプルで粗いけど、そういう感じが一番好き!
よーし、歌乗っけるぞー!

・・・あ、あれ・・・?

未完成な世界

完成したはず。いろんな思いをしたためて書き上げたはず。
なのに、歌詞が圧倒的に少ない。足りない。おかしいな。

今もこういう表現をするのか不明ですが、絶対に2番のAメロの歌詞が足りない。不足というより、無い。でも2番のAメロは欲しい。曲の流れ的に。

でも大丈夫。そのまま気持ちを歌詞にしたら、すーぐ書けるとやけん、
なんちゃ焦らんでよかさ!よし、とにかく全体を作り上げよう。

そのままたどり着いた次のライブの日

結論、今はまだ固めずに時間かけて固めようという判断をした。
賛否あると思いますが、私はこれで正しいと思っています。

結果としては、そのスタイルで歌うと歌うごとに曲のニュアンスが変わっていって良い感じになってる気がしました(小学生の作文みたいだ)

DO!の最後の日まで、育てていく覚悟を持って歌い続けました。

DO!のラスト2019.03.31

正直記憶なくすくらい酒飲んだし、めっちゃ笑ったしめっちゃ泣いた記憶。
大事に作り上げた 刻み、続ける も、DO!を見送るのに申し分ないくらいに仕上がったと思う
その日のライブの映像をスマホで録画してたが、振動でぶれすぎて何も見えなかったので振り返れない。それもまたDO!っぽくていい。刹那的。

きっと、この瞬間のために作ったんだろうな。この曲は。
だから、歌い続けよう。そして、2番のAメロを完成させよう(切実)

その思いを胸に、この話はパート2に続くこととなりました。
長い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?