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なんでも木質化クラブの成り立ちとやりたいこと

私たち「なんでも木質化クラブ」のメンバーは、木材産業に携わる木材のプロフェッショナルです。

原木製材から木材加工、木材流通などメンバーそれぞれ業態は異なりますが、日々生業として木材を取り扱っています。

そんなメンバーがなぜ「なんでも木質化クラブ」を組織し、活動するのか?
今回はその理由を説明させてくだい。

それはある体験から始まります。

私がとある日用品の木質化を考えていたときのこと(現在進行形ですが)
製品化の為に、プラスチック成型のメーカーさん複数社に問い合わせした際の出来事です。
〇〇の一部を木材で作ってみたいと考えていますが、協力して頂けませんでしょうか??とお話したところ、それは我々も過去検討したことがあるとお話してくれました。

そして複数のメーカーの方が口をそろえてこう言っておられました。

  • 木材という素材には興味・関心はある

  • 過去木材を自社で使えないか検討したことがある

  • その際に、誰に問い合わせしていいかわからず苦労した経験がある

  • 問い合わせしたが、結局要領を得ない回答で検討を断念した

  • サンプルの取り付けまでは行ったが継続しなかった

各社様、興味・関心はあるけども、うまくはいかなかったとのお話でした。

折角の木質化のチャンスを掴めなかった要因として、木材という素材がメーカーさんの製品にシンプルにマッチしないということがあったかもしれません。
しかし、お話を聞いているとそもそも検討段階で立ち消えになっているケースがとても多いと感じました。

  • しっかりとしたヒアリング

  • 最適な樹種選定や用途選定などの提案

  • 試作品提示やその後の伴奏できる体制

こういった対応が当時出来ていれば、もしかしたらもう少しうまくいったのではないか??

この時の体験から、

世の中には、木材を使ってみたいと考える企業さんが、聞くあても無く計画自体立ち消えてしまっている例があるんじゃなかろうか??

我々が木質化を働きかけることで、興味を持ってもらえる企業さんがあるのではないだろうか??

こう考えるようになりました。

しかし、木材産業は地域x生産品目x加工に細かく細分化され、個別最適化された中小企業の集合体です。

1社では到底対応しきれません。
そこで、「なんでも木質化クラブ」の出番です。

原木製材から木材加工、木材流通など様々な地域x業態のメンバーが案件を最適な提案に導きます。

1社だとどうしても自社の対応可能な樹種や加工での提案を行いたくなるものです。
しかしそれでは最適な提案にはなりません。

我々はクラブのメンバーが話し合い、それぞれ自社の強み、特徴を掛け合わ
せて最適な提案につなげていくことが可能です。

世の中のあらゆるモノの木質化をお手伝いします。

それ、木質化できますよ。

※※写真は特に関連は無いですが、見てお分かりの通り長野県のカラ松です。

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