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ウインドアンサンブル和 第20回定期演奏会:夏を感じる吹奏楽の響き
本格的な夏を迎え、厳しい暑さが続いていますね。ウインドアンサンブル和は7月15日(月)、第20回定期演奏会を開催しました。祝日「海の日」とあって、暑い中、幅広い年代のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。
開演前のロビーでは、混合アンサンブルによる「ディズニー・メドレー」でお客様をお迎えしました。息の合った演奏に、多くの方が足を止めて耳を傾けてくださっていました。
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今回の定期演奏会のプログラムは以下の通りです。
<第1部>
マナティ・リリック序曲
風紋
吹奏楽のための第一組曲
大仏と鹿
<第2部>
夏祭り
サンバ・デ・ラヴズ・ユー
燦燦
リトル・マーメイド・メドレー
ポルコ・ロッソ 映画「紅の豚」より
風になりたい(アンコール)
吹奏楽曲の魅力と夏の音色
第1部では、吹奏楽のオリジナル作品4曲演奏しました。馴染みのない曲もあったかと思いますが、1曲の中で表情が変化する曲があったり、3曲セットの組曲だけれどずっと同じテーマが流れている曲があったり、そんな曲に吹奏楽のおもしろさを少しでも感じていただけたら嬉しいです。
第1部の曲は、団員からのリクエストを集めたものでした。年齢層が幅広いため、選曲も様々な時代を反映したものになっていたと思います。個人的には、ずっと昔に演奏したことがある曲の次に、初めて知った曲が並んでいたのがおもしろかったです。
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第2部では、「海の日」に因んで「海」や「夏」を感じさせる楽曲を5曲集めました。1曲目の「夏祭り」のスピード感で、会場の雰囲気は一気に“夏”に。2曲目の「サンバ・デ・ラヴズ・ユー」では、トロンボーンパートのスタンドプレーや、打楽器による即席サンバ隊が、視覚的にも楽しめるパフォーマンスでさらに盛り上げました。3曲目以降では、ドラマやアニメの美しい海の場面を思い浮かべていただけたのではないでしょうか。東京はまだ梅雨明け前でしたが、夏を呼び込み、海のロマンを感じられる演奏会になったと感じています。
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お客様の声と未来への希望
演奏会終了後、お客様からいただいたアンケートを拝見しました。その中で、「2人の子どもがずっと指揮者の真似をしていました」というコメントに目が留まり、その可愛らしい姿を思い浮かべて思わずほっこりしました。もしかしたら、ここから未来の名指揮者が誕生するかもしれませんね。楽しんでいただけたようで、私たちも嬉しく思います。アンケートではいつも貴重な“生の声”をいただけて、とても励みになっています。お忙しい中、ご記入いただきありがとうございました。
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演奏会は、ご来場いただいたお客様と演奏者が共に楽しい時間を過ごせる大切な場であることを、改めて実感しました。今回で20回目という節目を迎えた定期演奏会ですが、この先10年後、20年後も、こうして皆様と音楽を共有できることを心から願っています。ありがたいことに、今年のウインドアンサンブル和には、まだまだ演奏の機会をいただけそうです。暑さに負けず、次の演奏会に向けて準備を進めていきます。またどこかでお会いできることを、団員一同楽しみにしております。
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ユーフォニアムのむらたでした。