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読めば演奏会が楽しくなる!GRIT流「レ・ミゼラブル」の味わい方 〜第1回 『レ・ミゼラブル』とは?〜

皆さん、こんにちは!
Wind Ensemble GRIT 広報担当です。

GRIT公式noteをご覧いただきありがとうございます!


※私たちWind Ensemble GRITについては前回の記事をご参照ください。↓


さて、Wind Ensemble GRITは2月8日(土)に開催する第5回定期演奏会において、

サブメイン曲として

C. M. シェーンベルク作曲 福島弘和編曲
ミュージカル「レ・ミゼラブル」より

を演奏いたします。

そこで今回から全3回にわたって、

読めば演奏会が楽しくなる!GRIT流「レ・ミゼラブル」の味わい方

をお届けしたいと思います🇫🇷


レミゼが大好きという方も、まだよく知らないという方も、
是非この記事を読んで演奏会に足を運んでいただければ幸いです^^


そして、初回に当たるこの記事では、「そもそも『レ・ミゼラブル』とは?」という点についてお話ししていきたいと思います。

それでは早速見ていきましょう!




『レ・ミゼラブル』とは?

『レ・ミゼラブル』とは何か。


人類の誇る、究極の人間讃歌である。

私(広報担当)はそう考えています。


今回演奏いたします「レ・ミゼラブル」は、
1985年にロンドンで初演されたロングラン大ヒットミュージカルであり、今冬には帝国劇場で公演が行われます。

その世界的人気は言を俟たず、2012年にはヒュー・ジャックマン氏の主演で映画化もされました。

また、2009年のBritain's Got Talentにおいてスーザン・ボイル氏が劇中歌 “I Dreamed a Dream” を披露したことでも知られ、

まさにミュージカル「レ・ミゼラブル」は、
多くの人に愛され、受け継がれる、
珠玉の名作だと言えるでしょう。



ヴィクトル・ユゴーと『レ・ミゼラブル』


そんなミュージカル「レ・ミゼラブル」には原作があります。

それは19世紀フランスの大文豪ヴィクトル・ユゴーによる

« Les Misérables » (1862) です。



V. ユゴーは19世紀フランスの小説家、詩人、政治家であり、
この激動の時代にあったフランスを生き、そして導いた人物の一人です。

ルーアンの街角に描かれたV. ユゴー(2023年7月10日 筆者撮影)
パリにあるヴィクトル・ユゴー記念館 (2023年7月11日 筆者撮影)


ユゴーは現在でも「フランス共和国」を象徴する人物の一人だと言えます。



たとえば、フランスの重要な祝日である7月14日の革命記念日には、毎年シャンゼリゼ通りにおいて大規模な軍事パレードが行われます。

2022年、このパレードの最後のパフォーマンスにおいて披露された歌の歌詞には「ユゴー」と「ド=ゴール」という二人の人物の名が出されていました。

*ド=ゴール...20世紀フランスを率いた政治家。

https://youtu.be/Dmb9h5Vpzpw?si=XoBBWKzmKj8dOgHo

7月14日のパレードの最終地点となるコンコルド広場 (2023年7月13日 筆者撮影、パリ)




フランス史上に誉高くその名を残した
ユゴーと« Les Misérables »。

彼のこの小説は誕生以来150年以上にわたって世界中の人々を魅了し続け、多くの人々の想像力と創造力を掻き立ててきました


シェーンベルク作曲のミュージカル以外にも、この作品は幾度となく映像化・メディア化が行われています。
特にBBCによるドラマ化作品は必見です。



« Les Misérables »という強いエネルギーを持った一つの作品に、さまざまな地域や時代の人々の想いが加えられていくことで、

『レ・ミゼラブル』という総体としての文化

が生まれ続けているのです。



現代にまで受け継がれ、
人々の想いを永遠に掻き立て続けていく、

そんな莫大なエネルギーを己のペンから生み出したヴィクトル・ユゴー。

私はそんなユゴーに敬愛の念を抱いています。


そしてWind Ensemble GRITはミュージカル「レ・ミゼラブル」を演奏することによって、『レ・ミゼラブル』という人類の文化に新しい1ページを刻みます。



私たちが『レ・ミゼラブル』をどのように捉え、
ミュージカル「レ・ミゼラブル」をどのように表現するのか。


是非会場に足を運び、実際に聴いていただけますと幸いです。




以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました!

残り2回はGRIT流の目線から「レ・ミゼラブル」と演奏曲の解説を行いたいと思います。
お楽しみに!
【次回 9月21日(土)更新予定!】


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