Day7_創業時の仲間選びと起業のタイミング
どうも!180日後に起業する人です。
今日はタイトル通り、創業時の仲間と起業タイミングに関してです。
共同創業が良いのか、個人創業が良いのか
一昔前は個人創業より、共同創業が良いと言われていました。スタートアップ界隈で有名なY Combinatorを創業したPaul Grahamは以下のことを言っています。
数多くのベンチャーで共同創業者の離別ケースが多く、また個人で起業することという在り方が見直されている状態にも思えます。ただ、個人的に1人でコミットし、自分の武器のみでスタートアップを作り上げることはハードルが高すぎると思います。創業時は、総合格闘技をし続ける戦いとなるため、チームで広く得意分野を持ち、推進できる状態がより良い状況だと思います。なので、理想とする企業づくりを出来るパートナーだと思えるのであれば、共同創業は良い形と思えます。
理想の共同創業パートナー
今日はKさんとランチをしながら、仕込んでいる今後のプロジェクト展開とキャリアについて話し合いました。Kさんは以前会社で同じ部署だった人で当時から仲が良く、同じ社会課題感を持っており、友人として信頼できる仲間です。今日色々な話をし、また、以前の経営してきた2社の経営経験を通じて、共同創業に必要なポイントは以下の3つであると考えています。
人としての相性が良い(尊重し合えるかどうか)
経営の目線感が合う
得意領域が異なることで、違う領域でバリューを出し、レバレッジが効く
上記3つの内、2つ以上があれば、共同創業パートナーとして適切だと考えています。3つ目は共同創業の目的にダイレクトに関係するので、マスト要件に近いイメージで、1つ目と2つ目の理由について言及します。
人としての相性が良いこと
なぜこれを基準の1つに選んだかというと、ただでさえ、起業は様々な壁とぶつかるシーンがあります。その時にその人の良いところ、ダメなところをお互いに見せ合う(見せ合いたくないが・・・)瞬間が沢山出ます。苦しい時ほど、特にダメなところは際立ちますが、それでもなお尊重し合えるかどうか。「お前これやれよ!」と言うだけでなく、その場はカバーし合い、その後お互いの成長のために尊重しながらフィードバックし合える関係であるかはすごく重要です。お互いの子どもがひどい病気にかかったのに、「お前が病院に連れて行ったり、見てろよ」というようなシチュエーションだと考えるとわかりやすいかと思います(Paul Grahamの上記例えは本当に秀逸だなと感じます)。
自分の子どもに対して、そんな態度や行動を見ると夫婦間の歪みは大きく生まれるものです。背中を預け合えるかどうかは、そのような苦しい時に特に見えてくるものかもしれません。
経営の目線感が合うこと
経営の目線感とは何かというと、どこを目指すかです。より具体的にいうと、どんな会社や事業を作りたいかの目標です。スタートアップを作りたい人と、商店で店を持ちたい人だったら、経営の仕方やスピード感、仲間の作り方が全然異なります。仲間作りを一つとっても、仲の良い人で固めたいのか、多様性を受け入れた多くの人を巻き込む組織作りをしたいのかといった感じで、大きな差が出ます。
山で言うならば、エベレストを目指したい人、富士山を目指したい人、高尾山を目指したい人で全然進め方が異なるのと一緒です。ここの目線感が異なるよりかは、近いか、同じの人の方が良いのは間違いありません。
なぜ1、2のどちらかがあれば良いと考えるか
人としての相性が良ければ、目線感が異なっても、尊重し合えるので良いチームになれ、相性が良くなくとも、目線感が一緒であれば、コトに向き合った際、良いチームになれると思うからです。
また、ここの2つの両方が合うことは、かなりの確率で低いと考えています。相性が良いかどうかは相手と長い付き合いをしていないとわからないですし(Paul Grahamは1年以上は付き合った相手からパートナーを選ぶのが好ましいと言っています)、目線感が合う人は高い視座に立てば立つほど、希少性が増していきます。
起業のタイミング
そして、最後に起業のタイミングです。起業のタイミングは若い時期は割と勢いで仲間と一緒にスタートできるかもしれませんが、私のように30半ばとなるとそれぞれのライフステージが影響してきます。特に子どもを持つ家庭とかですと、家庭との兼ね合いも間違いなく生じます。そして、そういった話が無くとも、覚悟する瞬間は人それぞれなので、そのタイミングはやはり異なると思います。本当の意味で心に決める、覚悟すると言うのは、それなりの人生の意思決定なので、その人が決めた時がその時なのだと思うのです。
人に言われて、起業をスタートするということは、悪いことでは無いですが、覚悟感が伴わないケースを生み出しがちなので、共同創業相手にはそこの覚悟を持つ瞬間が来て欲しいと勝手に思う年頃でした。
180日後に起業する人