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八村不在の日本代表、チュニジア代表に1ゴール差で敗戦。

どーも、わたぼーる だいち です。
今日もシュートが打ちたくなるバスケ情報をお届けします。

さて、最近は日本代表の試合があったり、アメリカ代表の試合があったりとW杯の話題で忙しく嬉しい限りです。

今日は日本代表についてです。
8月25日にW杯前最後の国際戦、強化試合でチュニジア代表と対戦しました。

八村塁が不在!?チュニジア戦の日本代表メンバー発表🇯🇵

8月25日、さいたまスーパーアリーナで日本代表 vs チュニジア代表の試合が行われました。この試合も多くの観客が会場を埋め尽くしています。

さて、チュニジア戦の日本代表のメンバー&スターティングファイブです!

<日本代表ロスター🇯🇵>
安藤誓哉
太田敦也
比江島慎
ベンドラメ礼生
竹内公輔
渡邊雄太
安藤周人
竹内譲次
馬場雄大
ニック・ファジーカス
田中大貴
シェーファーアヴィ幸樹

<スターティングメンバー>
比江島慎
渡邊雄太
竹内譲次
ニック・ファジーカス
田中大貴

あれ?と思った方もいると思います。そうです!そうなんです!
なんとこの試合、日本代表のエースで先日のドイツ戦で勝利の立役者となった八村塁が不在です。また同じくドイツ戦で勝ちを決めるシュートをした篠山竜青も不在です。
八村は休養、篠山は親指の負傷。

八村塁がいない日本代表は、観客は残念だが、八村なしでどこまでできるか試すいい機会です。W杯の全試合に八村を出ずっぱりにすることはコンディション的に不可能です。八村がベンチで休んでいる間の他の選手の活躍が重要になってきます。
チュニジア代表を相手にどこまで戦うことができるか注目です。

対するチュニジア代表についてです。
アフリカ地区で急成長を見せているチュニジア代表。
世界ランキング51位と日本代表(同48位)よりランキングは低いが油断はできません。

<過去成績>
・オリンピック
  最高成績:11位 (2012)
・ワールドカップ
  最高成績:21位 (2010)
・アフリカ選手権:優勝

チュニジア代表の要注意人物はNBAでダラス・マーベリックスの控えとしてプレーしているサラ・メジリです。
216cmの長身センターです。この高さは日本にとっては脅威となるでしょう。そしてチュニジアにはメジリの他に2m級の選手が6人もいるのです。高さにやられないようにしなければいけません。

<チュニジア代表ロスター🇹🇳>
オマル・アバダ   PG / 189cm / 84kg 
ジエド・シェヌフィ SG / 201cm / 98kg 
ムーラド・ムラドエル SG / 185cm / 84kg
オマル・ムーフリ PG / 192cm / 93kg
マイケル・ロール SG / 195cm / 91kg
モフタール・グヤザ  C / 204cm / 109kg
マクラム・ベン ロムダン SF / 204cm / 103kg
モハメド・ハディダン SF / 203cm / 110kg
モハメド・アバシ PF / 204cm / 104kg
ラドゥーアネ・スリムアン PF / 205cm 
サラ・メジリ C / 208cm / 111kg
ニザル・クニウーア  PG / 188cm / 86kg

<スターティングメンバー🇹🇳>
オマル・アバダ
ムーラド・ムラドエル
マクラム・ベン ロムダン
マイケル・ロール
サラ・メジリ

八村のいない日本代表は高さのあるチュニジア代表とどのように戦うか注目です。

大接戦も最後にチュニジアが決勝弾。2点差で惜しくも敗戦。

試合結果は大接戦の上、最後にチュニジアに得点を決められて日本代表はチュニジア代表に惜しくも敗れました。

JPN🇯🇵 14|21|13|28|76
TUN🇹🇳 24|16|19|19|78

さて、チュニジア戦を見ていきましょう。

<第1クォーター>
JPN🇯🇵 14 - 24 TUN🇹🇳

試合はチュニジアの連続得点から始まります。
そんな中、日本の得点は田中がジャンプシュートを決めます。

高さのあるチュニジアに苦戦する日本だが、渡邊雄太と安藤周人の3Pで差を縮める!

しかし、高さとパスが良く回るチュニジアのオフェンスにやられこのクォーター10点差と差をつけられてしまいました。

<第2クォーター>
JPN🇯🇵 35 - 40 TUN🇹🇳

第2クォーターは日本がスピードで見せます。

安藤が走って速攻からレイアップのこぼれ球を馬場がしっかりカバー。
そして、比江島の3Pで点差が5点に!

渡邊雄太を中心に攻める日本。チュニジアの高さにやはり苦戦を強いられるが、なんとか得点を重ねる。
それに対してチュニジアは高さを活かしたプレーで日本のゴールへ襲いかかる。チュニジアの方が楽に得点をしている印象。

<第3クォーター>
JPN🇯🇵 48 - 59 TUN🇹🇳

第3クォーターは比江島が絶好調!

ジャンプシュートに3Pを決めて日本を勢いづけます。
そして馬場がスティールからメジリのブロックをかわしダンク!

この後、同じシチュエーションで馬場がダンクシュートを狙いに行くが、後ろからメジリが追いつきそのダンクをブロック。
メジリはサマーリーグで馬場のことを知っており、お互い闘志を燃やしていました。

なかなか差が縮まらない我慢の時間帯が続いた第3クォーター。
最後のクォーターが勝負です。

<第4クォーター>
JPN🇯🇵 76 - 78 TUN🇹🇳

日本がこのクォーターの序盤に一気に追い上げます。

竹内公輔のブロックから馬場が一気にドリブルで持ち込み、最後は安藤がシュートを沈める。
高さにはスピードで対抗するしかありません!

そして残り5分を切ろうとしているところで、渡邊雄太のシュートで同点に!

そして竹内公輔のシュートで逆転に成功するが、そこからチュニジアが連続シュートを決めて、再度リードされます。そう簡単にやらせてはくれません。

メジリのダンクなどで6点差に広がりますが、日本も粘ります。

試合時間が残り30秒あまりで比江島の"比江島ステップ"炸裂で日本がチュニジアに追いつきます!

この後、チュニジアにシュートを決められ、74 - 76 と2点リードされます。

日本は得点が必須の状況。
八村がいない中、誰がシュートを打ちにいくのか。
シュートが好調な比江島か?それとも渡邊か?

最後は渡邊雄太でした!!!
ドライブから相手のファウルを誘い、フリースローを獲得。
このプレッシャーがかかる中、渡邊は2本ともフリースローを決め、日本が2点リードで残り5.9秒。

これを守りきれば日本の逆転勝利!だったんですが、
最後チュニジアのマイケル・ロールのセンタープレーで得点を許し、日本は2点差でチュニジア代表に悔しい敗戦です。


日本🇯🇵 vs チュニジア🇹🇳 個人スタッツ!渡邊雄太が17得点!

さて、この試合の個々のスタッツを見ていきましょう。

<日本🇯🇵>
・渡邊雄太
  17得点、4リバウンド

・比江島慎
  12得点、2リバウンド、2アシスト
・竹内公輔
  11得点、8リバウンド、2ブロック
・馬場雄大
  9得点、6リバウンド、7アシスト
・竹内 譲次
  7得点
・ニック・ファジーカス
  6得点、8リバウンド

渡邊雄太が17得点とチーム最多得点。やはり八村がいない今回、日本代表の頼りは渡邊でした。勝負がかかるところでしっかり決めてきてくれるNBA選手さすがのプレーを連発していました。
そして、この試合好調だったのが比江島。外からのジャンプシュートも高確率で決め、勝負がかかるところでは比江島ステップで同点にするなど、これぞ比江島慎というプレーで活躍しました。
あとは、竹内公輔のよいしょよいしょのオフェンスリバウンドにはかなり助けられた印象です。

<チュニジア🇹🇳>
・サラ・メジリ
  20得点、10リバウンド、5ブロック
・マイケル・ロール
  19得点、3リバウンド、5アシスト
・マクラム・ベン ロムダン
  16得点、5リバウンド、4スティール

やはりメジリのプレーがチュニジアを引っ張りました。
試合全体の最多得点で20得点をあげて、さらに10リバウンドでダブルダブル。目を疑ったのが5ブロックという数字。この数字から日本が高さに相当苦しんだことがわかります。
そして最後の決勝弾を決めたマイケル・ロールが19得点。

試合全体のスタッツを見ると、シュートパーセンテージは日本が少しチュニジアよりよく見えます。
3Pが日本が50%に比べ、チュニジアは36%。
フィールドゴールは日本が46%で、チュニジアが57.1%。
フリースローでは日本が90%で、チュニジアは61.1%。

リバウンドの数も日本はチュニジアの数を上回っています。
オフェンスリバウンドに関しては日本は20本もあの高さのあるチュニジアから取っています。

しかし、これが今回の敗因だと思うのです。
それは、ターンオーバーの数です。
この試合日本はターンオーバーを15個しているのに対して、チュニジアは9個と少ないのです。
この違いが数字ではチュニジアより優れているが、試合は接戦になり、敗戦になったのだと思います。

まとめ

日本はチュニジア代表に負けてしまいましたが、八村塁が不在の中でどこまでやれるか試すことができてよかったと思います。
事実、点差が開いていた状態から同点まで追い上げることができる実力が八村抜きでも今の日本は持っていると選手一人一人の自信に繋がったのではないかと思います。

前半、八村塁がいない分、皆が自分が頑張らないとと思いそれが空回りしターンオーバーが多い点に繋がったのではないかと。

これでW杯前の実践での試合は終わりましたが、どの試合も日本代表をより成長させるものとなったと個人的に思います。

あとは、W杯までしっかりとコンディションを調整し、万全の状態で本番に臨んでほしいと思います。

みんなで日本代表を応援しましょう!

W杯 in 中国 の開幕は8月31日。

日本の第一試合は9月1日(日) 17:30 トルコ代表と戦います。

では、また次回!

第19回 バスケット豆知識

さて、今日も豆知識ではなく小ネタ集でいきます。

今回の話題は、このチュニジア戦で17得点の活躍を見せた渡邊雄太のことについて取り上げます。

チュニジア戦前の渡邊雄太。

渡邊雄太は試合前に子供がいると、その子供にボールを渡し、パスをしてもらうのです。そして、そのパスを受けた渡邊雄太がシュートを打ちしっかり決めるのです。
そして子供にサインもプレゼント。最高のファンサービスですね。
これはNBAで培われたファンとの交流を大切にする精神が伝わってきます。

別の試合でも。

素晴らしい。プレー以外も大切にする姿、これを見たら誰でも渡邊雄太のファンになってしまいますね。

こういった小さなことが日本のバスケの知名度を上げることに繋がると思います。

もっともっと日本バスケを盛り上げていきましょう!


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